オデッセイ(2015)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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オデッセイ(2015)

[オデッセイ]
The Martian
2015年上映時間:141分
平均点:6.83 / 10(Review 116人) (点数分布表示)
公開開始日(2016-02-05)
SFアドベンチャー小説の映画化3D映画
新規登録(2015-10-22)【DAIMETAL】さん
タイトル情報更新(2022-04-15)【イニシャルK】さん
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監督リドリー・スコット
キャストマット・デイモン(男優)マーク・ワトニー
ジェシカ・チャステイン(女優)メリッサ・ルイス
クリステン・ウィグ(女優)アニー・モントローズ
ジェフ・ダニエルズ(男優)テディ・サンダース
マイケル・ペーニャ(男優)リック・マルティネス
ケイト・マーラ(女優)ベス・ヨハンセン
ショーン・ビーン(男優)ミッチ・ヘンダーソン
セバスチャン・スタン(男優)クリス・ベック
アクセル・ヘニー(男優)アレックス・フォーゲル
キウェテル・イジョフォー(男優)ビンセント・カプーア
ベネディクト・ウォン(男優)ブルース・ン
ドナルド・グローヴァー(男優)リッチ・パーネル
エディ・コー(男優)グオ・ミン
神奈延年マーク・ワトニー(日本語吹き替え版)
林真里花メリッサ・ルイス(日本語吹き替え版)
磯部勉ミッチ・ヘンダーソン(日本語吹き替え版)
志村知幸ビンセント・カプーア(日本語吹き替え版)
魚建ブルース・ン(日本語吹き替え版)
東條加那子ミンディ・パーク(日本語吹き替え版)
郷田ほづみテディ・サンダース(日本語吹き替え版)
脚本ドリュー・ゴダード
音楽ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
挿入曲アバ"Waterloo"
デヴィッド・ボウイ"Starman"
撮影ダリウス・ウォルスキー〔撮影〕
製作サイモン・キンバーグ
リドリー・スコット
20世紀フォックス
制作ACクリエイト(日本語版制作)
配給20世紀フォックス
特撮ムービング・ピクチャー・カンパニー(視覚効果)
フレームストアCFC(視覚効果)
ILM/Industrial Light & Magic(視覚効果)
美術アーサー・マックス(プロダクション・デザイン)
衣装ジャンティ・イェーツ
編集ピエトロ・スカリア
録音ポール・マッシー[録音]
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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【クチコミ・感想】

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116.《ネタバレ》 中国が米を助けると言うメッセージを勘違いしている人が多い。あれはアメリカの子分の日本が助けても意味がない。いがみあっている米と中国だからこそ意味がある。人が人を救うのは理屈じゃないというのが最大のメッセージです。だから嫉妬はやめておけ。また、原作ではたかが植物学者1人救うのに何十億の血税を使う気かよとワトニー本人が自虐的に言っていますが、それも「中国」のエピソードと同じで、人間の善意を完全肯定しているのが本作品の特徴だと気が付いてください。この物語の最大の魅力は、主役の描写が素晴らしいこと。そして彼の性格の描写はNASAとのやりとりによってはじめて浮き彫りにされていく。残念なことに映画では両者の喧嘩シーンが大幅にカットされている。NASAが主人公を飼い馴らすことができず、逆切れして「うぬぼれるなよ!」と吐き捨てるシーンや、「君の発言は全世界に生中継されているので気を付けろ」と恫喝した後に、すかさずワトニーが「おっぱい!」と返信するシーン。この反骨精神こそ、マーク・ワトニーの本質です。おっぱいは女性差別でカットされたらしいですが、それだったら「ちんぽ」でも良い。まさか男性差別にならないだろ。大事なシーンだったのでカットしてほしくなかった。ここでユーモアのなかに見え隠れするワトニーの強烈な自我が理解できるのです。強大な組織や、強大な自然にもまったく動じない彼の性格に全世界が共感し、応援できたのだと思います。さらに無人島と同じようなシュチエーションを描きながら、全世界から見られているというアイデアは抜群に新鮮。原作の楽しさは例えば「ワトニーあぶない、そっちに行くのをやめろ!まさか・・ワトニーでかした!君は天才だ!」というふうに、驕り高ぶったNASAが一喜一憂するシーンがメチャクチャ痛快で楽しいのです。この物語はもともとネット小説。ネットにはくだらない小説がクソのように存在する。そのクソのなかで3万回以上もダウンロードされて読まれたのだからちょっと普通を通り越している。原作は7ソルかけて読み終えました。この物語の最大のポイントは、世界各国の人々がマーク・ワトニーのことを、アメリカ人ではなく、地球人として見ていたことです。宇宙という存在は、人種や国家の概念を変えるほどの力はあると思います。人種や宗教や国家は違えども、同じ同胞である地球人を助けるために多くの人々が手を差し伸べたのです。そこを理解できないと、ピントのずれた不満だけが残るのでしょう。
花守湖さん [DVD(字幕)] 9点(2016-08-16 13:45:44)(良:3票)
115.意外にもエレガントな仕上がりで狙いは判るが若干退屈した。何か実感の伴わない夢の中の出来事のような印象。主人公は始めから人格者であって、あのすさまじい経験によって特に成長するわけでもない。よってラストの講義のシーンにぐっとくるものがない。あそこが蛇足に見えてしまうのは失策ではないか。但しクールな科学啓蒙映画として観るとそのベタつかなさが小気味よいとも言える。よって作品自体はそこそこ評価できる。それにしても劇中の楽曲に訳詞を付けていないのはまったくどうかしている。サウンドより歌詞が重要な本作の場合は著作権料を払ってでも付けるべきだ。更に、邦題を「オデッセイ」にした愚かさ・傲慢さにはほとほとあきれた。これを提案した者も許可した者もちょっと足りないのではないか。国内での無神経な処理二点、しなければいけないことをしないこと・すべきでないことをしていることが折角の力作をぶち壊しにしている。日本版関係各位の猛省を望む。
皮マンさん [ブルーレイ(字幕)] 3点(2016-06-21 16:46:45)(良:3票)
114.リドリー・スコットらしい宇宙の映画だったと思います。彼の映画の中では少し地味なほうですが、「プロメテウス」の悲劇を考えたら今回の方向性で正解だったと思います。宇宙遊泳シーンも「グラビティ」より良かったように思います。ただ、明らかに不必要であろう中国事情を無理やりねじ込んである点と、そして「インター・ステラー」のようなドラマチックな展開が少なかった点など、若干エンターテイメント性に乏しいのが惜しい気もしました。(ドキュメンタリー風の良さもありますが)

この映画は火星でのサバイバルがリアルに展開されますが、明るいキャラ設定のおかげであまり重苦しくなく進みます。このライトな雰囲気をどう考えるかで評価が変わりそうですが、実際問題として、究極の状況に陥った時には楽天家でないと乗り切れないと感じますので、これはこれで正解だったと思います。
特典映像で「適性検査」などが紹介されていて、宇宙飛行士各自の人間性や性格が紹介されています。できれば前述の中国のくだりをカットして宇宙飛行士としての資質などがわかり易く導入されていたら、楽天的である必要性などがより深く理解できて良かったように思います。
最後に、他の方と同様に日本名「オデッセイ」はまったく合わないと思います。どう考えても火星の人「The Martian」原題そのままのほうがシックリきます。
アラジン2014さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-02-02 00:59:52)(良:3票)
113.《ネタバレ》 いくつものミラクルに助けられているけれど、事故で図らずも火星に置き去りになった人が如何に地球に戻ってくるかを基本的に現実の科学技術を基にして描いている。 好感が持てるし、楽しめる。 よくできた作品だ。 宇宙遊泳シーンもなかなか良くできている。 少し前の作品「Gravity」のようなでたらめさはない。
しかし一点、極めていかがわしい部分がある。 中国のブースターロケットの助けを借りる部分だ。
NASAよりも中国のほうがロケット技術が進んでいるって言うのも、助けを借りるって言うのもプロパガンダだ。 恐らく巨大な中国資本が入っているのだろう。 内容にとってまったく不必要な中国がらみのシーンを金の力で無理やり入れたのか、ハリウッド側が媚を売ったのか知らないが、まったく無意味無駄な部分だと思う。 せっかく良い映画なのに、残念だ。
それにしても邦題、なんで? The Martian「火星人」という題名は映画の内容を明確に表している。 それを変える意味がわからん。
称えよ鉄兜さん [映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2015-11-25 07:52:06)(良:2票)
112.《ネタバレ》 火星にたった1人で取り残されたというより、そのへんの砂漠にでも不時着した感じ。どれほど優秀で冷静で訓練を受けた科学者だったとしても、この状況で絶望もパニックも起こさないってのがすごい。おかげで最初は興味を削がれましたが。
それはともかく、1つ面白かったのはマット・デイモンの家族も恋人もいっさい登場しなかったこと。ふつうこの手の映画の場合、これでもかと言わんばかりに登場させて〝感動〟のクライマックスに繋げたりするものですが、いきなりベンチに1人ですからねぇ。かなり異色な感じです。他のクルーについては少々出てきたので、なお不思議です。まあ個人的にはこういう展開も好きですが。
それでふと思いました。孤立後の余裕ぶりといい、帰還までじっくり時間をかけることといい、帰還後に何が待っているわけでもないことといい、マット・デイモンは『星の王子さま』の「僕」なのではないかと。ただし「星の王子さま」も「キツネ」も「ヘビ」も、それに「バラ」も出てきませんが。そう考えると、ずいぶん寂しい作品のような気もします。いや悪くはないですけど。
眉山さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-10-31 22:44:40)(良:1票)
111.主人公が万能すぎ。観てて危機感を感じない。コイツならなんとかなるんじゃないかと謎の安心感がある。
真尋さん [DVD(吹替)] 6点(2019-01-20 21:53:43)(良:1票)
110.《ネタバレ》 SF大好物な私であるが、「オデッセイ」に関しては、ズバリ、私とは相性が悪い。この主人公の、取り残されたことが分かったときの落ち着きっぷりが、どうしようもないのである。

宇宙飛行士たるもの、いかなる非常事態にも冷静さを保てる強靭なハートを持つものであることは重々承知。

NASAの宇宙飛行士の訓練の9割が非常事態に対応する訓練だということも承知。

だが、何が起きても数秒間だけオーマイガッなポーズをとってみせた後からのただちに解決策をシュクシュクと行う場面も、何度も繰り返されるばかりでは、ワンパターンで単調なのである。

火星で穴があいた宇宙服のヘルメットの前面をガムテをペタっとはるだけで修理完了!とか

吹っ飛んだ小屋(アレは何という名前でしたっけ)も巨大なビニールシートをガムテをペタっとはるだけで修理完了!とか

「火星ってそんなにガムテだけで生きていける場所なのだろうか?」と、そのあたりのイージー感も没入感がそがれた理由だ。

宇宙に一人取り残されるというテーマでは「月に囚われた男」が傑作なのだが、主人公は企業の社員であって、宇宙飛行士ほどの訓練は受けていないしメンタルも弱いという相違点はあれ、「オデッセイ」と比べたら”ひとりだけ取り残されたもののココロ”がヒリヒリするほど伝わってくる。
(地球との交信もリアルタイムではなかったり、そもそも地球に帰還させてもらえる前提すらないところも、ヒリヒリポイントだ。)

ならば「オデッセイ」はサバイバルに徹した作品として優良かといえば、よくよく考えれば、帰還計画についてはNASAの陣営のほうが尽力しているところが多く、実際NASA関係者がアーダコーダと話し合っている場面が、ダラダラするくらい長い。

「主人公が全然出てこないよ!」っていう場面が長すぎて、これはNASAのキャラが主人公なのではと思うくらいである。

かといって、たとえば「アルマゲドン」に登場するNASA陣営のビリーボブ・ソートンのような、個性がきわだつキャラがいるかといえば、まったく没個性の、上司&部下の”イカニモ”な顔ぶれがワラワラ出てきてアーダコーダと三流の企業ドラマのごとき帰還計画のやりとりをしているだけなのであるから、褒めようがない。

唯一心が揺さぶられたのは、マットディモンが前半ではムキムキマッチョの肉体だったのが、後半のシャワールームから出てきた場面ではゲッソリやせほそった体になっていたという、体重の増減も自由自在な役者根性のみ。

ところでコレを書きながら今ふとすごいことに気づいちゃったのだが、SF映画において、宇宙空間で主人公のサバイバルを描く場合、その主人公は、「オデッセイ」のように宇宙飛行士のようなプロではダメなのかもしれない。

思い起こせば、「アルマゲドン」は、ただの掘削屋だった。

「月に囚われた男」は、ただの社員だった。

あの「ゼログラビティ」は、ただの博士だった。

宇宙における危機トラブルに関する豊富な知識や経験を持ち合わせていないセミプロが主人公だからこそ、何かあったときの、取り乱し方も、それを乗り越えて、解決したときの鑑賞者の感動も、ひとしおなのだ。

いずれにしても作品としてのデキがよろしくなかった「オデッセイ」の中でも一番ワケがわからなかったのは、イモの水をあげるために爆発事故起こしてまで苦労して手作りの水発生装置を使って水を作っていたのに、後半あたりでシャワールームから”水”で洗いたての濡れた頭をフツーにタオルでゴシゴシしながら出てきた場面。




だったら最初から風呂場から水もってこいよ。
フィンセントさん [CS・衛星(字幕)] 4点(2017-05-11 09:25:17)(良:1票)
109.《ネタバレ》 宇宙系の映画はゼログラビティもアポロ13も楽しめましたし、この作品も面白いですね。
ただ、序盤は良かったのだが、中盤で中国を出して来たところは興醒め。
他の方のレビューを拝見させて頂くと原作で中国の酷い話があったのかもしれないし
なぜあのシーンになったのか、原作もしらない当方には事情もよく理解できないが
明らかに中国が出て来た意味が無く無理矢理ねじ込まれたような印象を受けざるをえない。
これは、助けを申し出た国が日本ではなく、中国だから嫌だと言いたいのではない。
シナリオとして今の中国を出すのであれば、もう少し中国が出て来た事に意味とリアリティを持たせなければ、
中国資本の介入や中国の巨大マーケットの売り上げを目論んで入れたと思われても仕方が無い。
なんせ中国が出てくる部分を丸々カットしても成立する内容だから。
シナリオ的に不要な異物を商業的な意味で入れたとなると、見せられた方としては
良い気分がしなくて当然話だ。もちろん映画として実際の火星はこんな感じなのだろうかとか
宇宙に取り残される恐怖など見所は大きいだけに残念である。
あとは、終盤の展開が少し都合良すぎる気もしましたね。
ドキドキハラハラが続いたのはせっかく育てたイモが失われた直後がピークで
その後の展開は少し緊迫感を失い失速した感はありましたが、それでも見応え十分でした。
デミトリさん [CS・衛星(吹替)] 6点(2017-02-05 00:33:18)(良:1票)
108.驚くほど感じる熱が低い・・・2時間平熱を維持してるような・・・作品です(地球の一般市民は大騒ぎしてるんですけど、当事者たちが・・・)。宇宙飛行士になるには、高い知力体力もさることながら、精神的な安定を保つ能力に長けていないといけないと聞いたことがあります。その意味では、主人公が火星に一人残されても1ミリも動揺しないのはリアルなのかもしれません。しかし、映画というエンターテイメントとしては、「嘘でもいいから少しは慌ててくれ」と言いたくなります。作中で進行する救出ミッションも実際なら成功率は恐ろしく低いはずが淡々と成功に至り、自分は一体何を見てるんだろうと思いました。特に宇宙空間での捕捉シーンはひどいです。作品的には最も盛り上がる部分のはずですが、失敗する場面を見られるならDVDを100枚買うわと考えるくらい冷めきっていました。最悪の状況なのは最初の10分というこれぞ段取り映画。火星の風景などよく出来ているんだろうと感じはしますが、私にはワクワクしたのが冒頭だけ。2点レベルの作品です。
次郎丸三郎さん [DVD(吹替)] 2点(2016-12-06 01:59:31)(笑:1票)
107.《ネタバレ》 いまいち主人公の孤独感や必死さが伝わらない。楽しそうに作業したりジョークかましたり余裕を感じた。まあ有力な機材が残ってたりNASAの技術で通信が可能だったりして不可能な救出を可能にしたって感じは全然しない救出劇でした。アメリカンテイストであまり感動しなかったです。
70億人が還りを待っている・・・本当に待ってたのかな・・・。アメリカ、中国、イギリスは待ってたみたいだけど。。
ラスウェルさん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2016-11-05 21:42:02)(笑:1票)
106.《ネタバレ》 ストーリー自体は予告編から推測できる範囲を決して超えてはいないが、よくあるパニックアクションというよりも、最近はやりのサイエンスヒューマンドラマといったテイスト。宇宙飛行士の訓練というのは、想定されるあらゆるアクシデントに備える目的が大半と聞いたことがあるが、本作の主人公は出来過ぎなほどポジティブでどんな時もユーモアを忘れない、ある意味で苦難に挑戦する人間として理想の人物像であるところが本作の魅力のひとつだろう。また、主人公が植物学者というご都合主義はご愛敬としても、火星で生き延びるための科学的知見に基づくアイデアの数々(水の生成やプルトニウムを利用した暖房、16進法を活用した通信など)は、観る者の科学的好奇心を刺激せずにはおかない。そして、それらにも増して本作が最も魅力的なのは、火星に取り残された「たった1人」のために、予算やリスクを顧みず、あらゆる手立てを尽くそうとするNASAを始めとした人間達の奮闘である。こういった作品には珍しく主人公の家族は登場せず、地球で彼を待ちわびる群衆の表現も最小限であるにもかかわらず、鑑賞後に爽やかな印象が残るのは、終始流れる明るいオールディーズによるものだけではなく、1人の救出のために多くの人が力を合わせる「地球という素晴らしい星に私たちも住んでいる」という希望と一体感をわずかでも感じられるからかもしれない。
田吾作さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-06-13 17:55:29)(良:1票)
105.《ネタバレ》 鑑賞後に思ったことはふたつ。火星探索の意義と、救出作戦の誤謬です。
ヒトは遠いところへ行きたがる。もう映画が始まる前から分かり切った解決済みの命題です。登場人物が誰一人としてプロジェクトの意義に疑問を呈しない。本作のように危険が付き物ですけど止めません。ヒトはそのように作られているみたいです。学術的な意義と云うより、ワクワクがあるからですね。特に宇宙は「そこが最後のフロンティア」だからでしょう。
最後は二次災害に繋がりかねない救出手段でした。ハリウッド作品らしく結果オーライで流していますけど、もし私が責任者だったらできない選択だと思いました。失敗した時の批判を恐れる日本人的意見かもしれませんが、救出のために他者の命を危険に晒すことがどうしても正しい判断とは思えないのです。船長の悔恨を回収する目的があったとはいえ、リアルならありえないでしょう。気難しいことを言ってますけど、クライマックスを映画フィクション的な決断でまとめたことが残念でした。もう少し練って欲しかったです。
あ、もうひとつ。似非大国に恩を売られて欲しくなかったです。
アンドレ・タカシさん [映画館(字幕)] 6点(2016-04-24 03:34:05)(良:1票)
104.火星で植物をつくるという予告編のワクワク感を超える話題を
まだかまだかと待っているうちに映画が終わってしまった。
aimihcimuimさん [映画館(字幕)] 6点(2016-02-13 16:52:28)(良:1票)
103.リドリー・スッコト監督久々の宇宙ものということで、それなりに楽しみにしていた。宇宙の恐怖、孤独の恐怖、様々な試練と困難が襲い掛かり、どれだけ主人公を追い詰めていくのか。そしてそれらをどう乗り越えていくのか。その辺が見所かなと予想していた。ところがドッコイ違っていた。たしかに試練は訪れるんだが、なんか上手いことクリアしてっちゃうんだよね。必死というよりは楽勝といった感じ。あの手この手ではなく、一つの選択肢で難を逃れていくわけなんですよ。主人公がめっちゃ頭良すぎで精神的にも安定していて、全くもって彼にエールを送れんのです。むしろこっちが、ほらこうすればいいのさ、て指南を受けてるみたいで、まるでこれって何かの番組ですか?て時々勘違いしそうになりました(笑)最終的には助かるんだろうと分かっているから、もっと主人公やクルーや地球のスタッフたちの葛藤を泥臭く描いて欲しかったな。「エイリアン」や「ブレードランナー」と比べちゃうとどうしてもポップで軽い印象を受けちゃうんです。悪い映画ではないとは思うんですが、自分なりに足りないものもあったので平均点止まりにしました。てか「プロメテウス」の続編はどうなってるだ?そこが気になるぜ。
Dream kerokeroさん [映画館(字幕)] 5点(2016-02-07 00:16:47)(良:1票)
102.《ネタバレ》 少しでも良い環境でと思いIMAX3Dで。だが3Dの不自然さが目に付いた。火星や地球の表面がデコボコし過ぎに見える。時折良い効果もあるが何だろう?特にいらないように思える。肝心のストーリーだが、これもリドリー・スコットとしては、いや大ベテランとなったリドリー・スコットだからこそか、無難にまとまり過ぎているように見えた。火星からの脱出劇だがどうしても長いスパンになる。緊張感が続かない、間延びしたサバイバルだ。その割にディテールは結構雑。火星にあんな暴風が吹くわけがない。地球と火星の間は電波が届くのに10分はかかる。テキストでもリアルタイムの会話は不可能だ。何だか火星というよりも地上のどっかの砂漠かのような印象が途中でわいてきた。彼の救出方法もこれしかないだろうと思っていたら案の定だった。「エイリアン」や「ブレードランナー」で目の覚めるようなビジュアルを見せてくれたリドリー・スコットも、もはやこんなものなんだろうか?それなりに期待していただけに残念な出来だった。
ぴのづかさん [映画館(字幕)] 5点(2016-02-06 18:59:48)(良:1票)
101.《ネタバレ》 リドリー・スコット、監督 マットデーモン、ジェシカチャステンと大好きな監督、俳優ときたら観に行かないわけにいかんでしょう!
色々細かいとこを指摘される諸氏がおられますが、わたしは大変娯楽映画として楽しめ、満足して見終える事が出来ました。映画は作り物。それをどうとるかは個人個人の自由。眉間にしわよせて観るも大笑いして観るも泣きながら観るも何でも自由!それからいくとこの映画では手に汗握り、泣き、感動し、また泣きました。リドリー・スコット監督は楽しめる作品の天才だと思います。物語も気を抜くところなく展開の速さも適切だし。ダレルどころか山場に向かって登るようなストーリーは好ましいものでした。

マットデーモンの演技も火星に残された者の感情の起伏を細やかに演技していたと思います。演技の軽さが問題視されそうですがそれを軽口で流せない者はたった一人でその苦境に押しつぶされ死んでいるでしょう。彼の醸し出す気持ちの見せかけの軽さやディスコ全盛時代のヒット曲がより事の重大さを感じさせて息詰まる思いでした。また火星探査機のクルーのリーダー。メリッサルイスを演じたジェシカチャスティンははまり役でマークを火星で死なせたと思い帰還の途について全責任を重く背にしょった気持ちでいるとこに彼の生存を知り。直ぐにでも引き返したい気持ちを押し殺しリーダーとしての冷静なたたずまいは見事でした! しかしそれも彼の存在が近ずくと軍人の鎧を脱ぎ捨て一か八かに出て彼の救助に命をかけます。このへんの二人のベテランのわざは見ていて感動に値します。

余談ですがNASAでの打ち合わせにらちが明かないのを見て、エルロンドの会議だとロードオブザリングをの裂け谷のシーンを持ち出したのは、シヨーン・ビーン「ロードオブザリングでボロミア役」がそこにいるので笑えました。

とにかく後半の火星からの脱出シーンの手袋の穴ロケットは笑えましたがアイアンマンにはなれないでゴム風船でしたね。
原作の良さは忠実には描けないがその緊迫感と結果得られる感動は思わず泣けました。誰でもが楽しめる娯楽映画として超お薦めです。
としべいさん [映画館(字幕)] 9点(2016-02-05 22:19:36)(良:1票)
100.《ネタバレ》 凡作。wikipediaを見たら「科学的正確性を追求する姿勢」と書いてあったけれど、とんでもない。細かいことを気にしない人にはいいのかもしれないが、普通のアクションムービー。リドリー・スコットらしさを感じないという意味では「プロメテウス」よりずっとマシだが、これでアカデミー作品賞にノミネートとは意外というしかない。【ネタバレ注意】予告編を見るんじゃなかったと後悔した栽培シーンはたしかに面白いアイデアだが、宇宙で感謝祭を祝うために未調理のジャガイモを持っていくというのは信じがたい。いや持っていってもいいけど、それなら調理器具が一式あるだろうにコーヒーメーカーくらいしかなかったぞ。だいたい芋だけ食ってたってビタミン欠乏症で病気になるんじゃないのか。途中で薬飲んでたから、ああビタミン剤くらいあるのかと思ったら鎮静剤。そもそも31日間の滞在にしては火星に置いた建物も宇宙船もやたらと大きいし、無重力を描写してるのにランニングマシンとか笑ってしまう。しかもリアクターを動かしたわけでもないのに火星に嵐が吹き荒れるような大気はないだろよ、と思ったら、そこは原作から意図的に修正されていないものということのようだ。だが、大気が薄いからこその厳重な二重扉(かつわずかなほころびによる破裂)だろうに、なんでビニールかぶせただけで宇宙服が要らないくらいにまで修理できてしまうのか。だったら、もう一度芋を植えなおせよ。バクテリア死んだとか、凍っただけだろ。クソを使い切ったのか。さらにNASA長官が冷静な判断を下してるのに、みんなで邪魔をする。スイングバイで回れ右して救助に行くなら、“その時点”で火星からの脱出方法が確定していないとおかしいぞ。スーパーコンピューターで何を計算していたのか。終盤には、とってつけたような中国からの支援。ああ、中国資本の威力は凄いなって、どこの「トランスフォーマー」だよ。なお、リドリー・スコット作品なのに「間抜けな宇宙飛行士」がいないところは評価する。あと、パスファインダー。
※追記。パスファインダーによる16進通信。絶対に効率悪い。英字+数字+記号なら、8進数2桁(0~63)で十分。最初に8×8の文字コード表を画像送信しておけばよい。
※さらに追記。次の火星探査が4年後と言っていた。少なくとも荷物を先に送るのは2年2カ月ごとに使えるホーマン軌道を使うので4年が4年4カ月なら妥当な話だと思う(その意味では、荷物運搬用の宇宙船が大型化できるのに対して、後追いする人用の宇宙船は小型にせざるをえないはずで、ランニングマシンを持ち込むほど広いのはやはり変)。ここで、地球・火星間の移動が(たしか)10カ月くらいのことを言っていたと思うが、現地での滞在日数が1カ月ほどで往復するということは、ものすごく効率の悪い位置関係で出発・帰還することになるのではないか。さらに言えば、荷物運搬用の宇宙船を3カ月(?)早く作るということはホーマン軌道を使わないということになるはずで、それは意味があることなのだろうか。原作が、火星と地球間の距離や移動速度をちゃんと計算して創作しているのか気になる。
mohnoさん [映画館(字幕)] 6点(2016-02-05 00:10:10)(良:1票)
99.《ネタバレ》 大航海時代、人類にとって最も重要な発見は新大陸でも黄金でもなくアンデス原産のジャガイモだった。人類を救ったジャガイモが火星の人を救うお話し。劇中、主人公が植民の定義を、現地での食料生産することと語る。人類よ、そろそろ月で農作物作ろうぜ。
中国の扱いは映画会社もNASAも苦慮したんだろうなあ。原作通りにすれば彼国を中傷することになるし、改編すればそれはそれで批判を受ける。その意味でまあ適当な落とし所になっていると思います(笑)
けごやさん [試写会(字幕)] 9点(2016-01-13 22:22:04)(良:1票)
98.《ネタバレ》 ネットで3回見てそれから投稿。

総じて”悪人の出ない映画”である。しいて悪人を選ぶなら、NASA長官(演じるのはジェフ・ダニエルズ 名優である。彼の出演作を見ればわかるよ)であろうか。しかし立場の問題だろう。さすがは。の演技である。

この火星ミッションは、当初から数か月の予定であって、備蓄食料はそう多くはない。生のジャガイモがあることは天の幸い。それこそ感謝祭であろう。

と、まあ”善人だらけ”の映画ではある。ほかの方も書き込みされていたが、”あの”リドリー・スコット監督作品であることは、エンドロールが出るまで忘れてしまう。3回見ても忘れる。そういう映画なんであるから、中学生程度であれば見せてもいい映画ではあろう。

この映画はWikiによればドリュー・ゴダードが監督も務める予定だったとか。(彼は脚本と総指揮になってる)。2015年公開。オバマ政権時代。まだ中国はそうややこしい国になってはいないし、そう描かれている。

映画の最後のアレス4に、アジア系飛行士が写る。まあ、Chinaと共同運営なんでしょな。という時代の映画。

ここで古いおじさんはTVシリーズの”冒険野郎マクガイバー”の様なワトニー飛行士の行動に注目し、わくわくする。そこには確かに取り残された悲しみはあるけれど、キャスト・アウェイでの女々しさは(この表現は今日ではご法度だな。今日で使わないようにしよう)この映画には少ない。

で、火星のキャビンには80年代のディスコミュージックがガンガンかかるという状態。各人のPC(ないしはサーバー)にあるデータをこの飛行士はちゃっかり”ハッキング”しているようだけどな。PW開示してくれないと、いろいろなことができなくて、死ぬしね。船長の権限は必要だったろう。

でも、俺ならやはりヨハン・セバスチャン・バッハがいいな。余計な思考を持たなくて済むわ。

技術者のはしくれとして嬉しかったのは、ASCIIコード通信が出てきてにやりとした。8ビットマイコン(テンキーと3行液晶しかI/Fが無かった時代の”マイコン”)を組み立てていた世代には、ぐっと来たね。

すぐさまメール通信に移行してしまったのはちょっと残念だけど、話の都合上展開を早くしないとな。それでも2時間半もある映画だ。

キャビンが吹き飛んだのは、エアロック当たりのシールドの不備のような描き方ですよね?それの修理はできたんだろうかね?
ともあれ、水の合成も多くはできないので、期間前のワトニーの瘦せ具合と皮膚の湿疹がこの映画で2番目の”苦行”を見せられる。(一番目はアンテナの一部が体に突き刺さってそれを抜くシーンだな。これは何回見ても痛そうだ)

でまあ、映画の最後はよかったよかったで終わる。ほっこりして終わる。ああよかったーみんな助かったー

と、見終えてから”あれ、これでよかったの? まあこれでええか”と思い起こす映画である。

この映画の後、ボーンシリーズやエイリアンシリーズを見てはいけないよ?人間、たまには「幸せの放出物質」をじっくり味わっておこうぜ。

日本語タイトルの”オデッセイ” アポロ13号の司令船の名前でもあったのは、ホメロスとの”ダブルミーニング”なのかね?
タイトルは、まあ、合ってないけど、英語のタイトルは原作そのままだから仕方ないかもな。

インターステラー と共に、”ハートほっこり宇宙映画”部門なら高得点。

でもまあ、波風がもう少しあった方がいいのと、火星の嵐って、こんなひどくはないそうだから、少し残念点。

でも、”火星でののっぽさん”映画としてはいい点数よ。ゆっくり見てね。で7点。
亜輪蔵さん [インターネット(吹替)] 7点(2024-04-15 09:31:18)《新規》
97.火星で生き延びるなんて夢がある。
TERUさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2023-05-13 21:19:44)
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【点数情報】

Review人数 116人
平均点数 6.83点
010.86%
100.00%
210.86%
310.86%
432.59%
51210.34%
61916.38%
74236.21%
82824.14%
976.03%
1021.72%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 3.14点 Review14人
2 ストーリー評価 7.75点 Review16人
3 鑑賞後の後味 8.12点 Review16人
4 音楽評価 7.28点 Review14人
5 感泣評価 5.61点 Review13人
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【アカデミー賞 情報】

2015年 88回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演男優賞マット・デイモン候補(ノミネート) 
視覚効果賞 候補(ノミネート) 
音響効果賞 候補(ノミネート) 
音響賞ポール・マッシー[録音]候補(ノミネート) 
美術賞アーサー・マックス候補(ノミネート) 
脚色賞ドリュー・ゴダード候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2015年 73回
作品賞(ミュージカル・コメディ部門) 受賞 
主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)マット・デイモン受賞 
監督賞リドリー・スコット候補(ノミネート) 

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