ルドルフとイッパイアッテナのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ルドルフとイッパイアッテナ

[ルドルフトイッパイアッテナ]
2016年上映時間:89分
平均点:7.00 / 10(Review 12人) (点数分布表示)
公開開始日(2016-08-06)
コメディアドベンチャーファンタジーファミリー動物もの小説の映画化CGアニメ3D映画
新規登録(2016-04-24)【DAIMETAL】さん
タイトル情報更新(2019-02-06)【イニシャルK】さん
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監督湯山邦彦
井上真央ルドルフ
鈴木亮平イッパイアッテナ
八嶋智人ブッチー
古田新太デビル
水樹奈々ミーシャ
大塚明夫クマ先生
毒蝮三太夫ダンプトラックの運転手
川島得愛日野さん
甲斐田裕子隣のうちの猫
鳳芳野おばあさん
斉藤洋自転車のおじさん
原作斉藤洋「ルドルフとイッパイアッテナ」/「ルドルフともだちひとりだち」(作)(講談社刊)
脚本加藤陽一
音楽佐藤直紀
製作市川南〔製作〕
日本テレビ(「ルドルフとイッパイアッテナ」製作委員会)(製作幹事)
東宝(「ルドルフとイッパイアッテナ」製作委員会)
講談社(「ルドルフとイッパイアッテナ」製作委員会)
OLM(「ルドルフとイッパイアッテナ」製作委員会)
バンダイ(「ルドルフとイッパイアッテナ」製作委員会)
読売テレビ(「ルドルフとイッパイアッテナ」製作委員会)
電通(「ルドルフとイッパイアッテナ」製作委員会)
ホリプロ(「ルドルフとイッパイアッテナ」製作委員会)
企画日本テレビ
プロデューサー坂美佐子
奥田誠治(ゼネラルプロデューサー)
制作OLM(制作プロダクション/アニメーション制作)
配給東宝
作画湯山邦彦(絵コンテ)
アミノテツロー(絵コンテ)
志村錠児(絵コンテ)
辻初樹(絵コンテキャラクターデザイン)
録音三間雅文(音響監督)
その他IMAGICA(デジタルラボ)
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【クチコミ・感想】

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1
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12.《ネタバレ》  脇役にすぎないデビルがイッパイアッテナをからかうのは、実は自由に生きられるのが羨ましかったと直截的に述べるように、この物語は「大人への旅立ち」の寓話である。きれいな家で飼い主の愛情を一方的に与えられ、飼い主とずっと一緒にいようとするルドルフは、明らかに子供時代を象徴している。その彼が、飼い主と離れて未知の世界を知り、学習し、他者に頼らず生きていく術を学ぶのは、大人への成長を象徴するものだ。ゆえに、ペットを捨てる行為を美化しているという批判は、寓話を寓話としてではなく直截的に見ていることになる。
 子供向けの作品だと侮って見ていると、ラストの手前にどんでん返しがある。ルドルフが知恵と勇気の限りを尽くして、リエちゃんの元に帰りめでたしめでたし、にはならない。リエちゃんの家には、ルドルフにそっくりな新しい飼い猫がいて、1匹しか飼えない。もう自分の居場所はないと知ったルドルフは、名をきかれると「ぼくの名前はいっぱいあってな」と言う。多くの人に多くの名をつけられるのは、野良の証拠だ。自分はもう野良で、いろんな人にいろんな名をつけられ、外の世界を知ってしまったから、ここで飼われるにふさわしくないということを意味する。
 ルドルフは「お前のリエちゃんなんかじゃない、本当はぼくのリエちゃんなんだ!」と叫ぶが、自分が帰って来たことをリエちゃんに告げずに、旅立って行く。ここでルドルフが東京行きの車に飛び乗るシーンがなかったことは、残念だ。前回はハプニングで、文字も読めず行き先も知らずに乗ってしまった。だが今は自分の意思で、東京のナンバーを読み取り、自分で選んだ未来に向かって飛翔するシーンが欲しかった。もう庭しか知らない彼ではない。名前がいっぱいあるのは、多くの人たちの協力で、多くの困難を乗り越えてきた証なのだ。
 本作のテーマを考えると、イッパイアッテナの飼い主が戻って来るのは間違っている。ルドルフは東京で、イッパイアッテナらとともに自由な野良の生活を享受しているべきだろう。
高橋幸二さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2020-05-04 13:19:07)
11.《ネタバレ》 イッパイアッテナという名前を上手に使っている作品です。終盤の切ない場面からルドルフが新たに生きる場所を自ら選択して成長を感じさせます。一言で言うと良い映画だなって感じです。
いっちぃさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2018-10-13 23:20:56)
10.《ネタバレ》 原作は20年以上前の小学生の頃に学校の図書室かなにかで読んでいたし、NHKで放送されたテレビ絵本も見ていたので、本作はそのストーリーを丁寧に映像化していてこんな話だったなあと懐かしさがありながら、うる覚えの部分がかなり多かったので新鮮な気持ちで見ることができた。間違って岐阜から東京にやってきたルドルフがイッパイアッテナやブッチーと出会うことによって広い世界を知っていく過程がよく描かれていて、ルドルフの成長物語としてはもちろんのこと、イッパイアッテナとの師弟関係も見ごたえのあるものになっていて、原作の良さは出ていると思う。イッパイアッテナがルドルフにかける言葉はどれも重みがあって深く、考えさせられるものがあるし、ルドルフとイッパイアッテナのそれぞれの飼い主への思いもしっかりと描かれ、それがきちんとドラマになっているのも良かった。ルドルフがたった一人(一匹)で岐阜を目指し、飼い主の家にたどり着いてからの展開は予想がついてしまうものの、やはり切なくついルドルフに感情移入してしまった。でも、そこから一人(一匹)で生きていくことを決意して東京に戻るルドルフの姿には勇気づけられた気がした。欲を言えばルドルフが東京から岐阜に帰るヒッチハイクの部分をもう少し見たかった気がしたくらい(この部分をロードムービー的に描いても面白いかもしれない。)であとは特に大きな不満はなく、最後まで楽しく見ることができたので、見て良かったと思う。そうそう、ヒッチハイク中のルドルフを乗せるトラック運転手の声をNHKのテレビ絵本で語りを担当していた毒蝮三太夫が演じていたのがなんだか嬉しかった。また機会があれば原作を読んでみたいなあ。
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 7点(2017-08-24 01:11:48)
9.期待してなかったので、それなりに見れたが、心に残るものはなかった。
へまちさん [DVD(邦画)] 5点(2017-08-20 13:31:42)
8.《ネタバレ》 子供のいないおっさんですが、子供と一緒に見るのに安心だと思います。大冒険の結果がなんとも切ないですね。言葉分かってんじゃないかな?って野良居ますよね。
ないとれいんさん [DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2017-08-07 17:57:59)
7.う~ん、猫たちのキャラデザインが、頂けない..背景が実写並みにキレイなのに、キャラがマンガチックでバランスが悪い..子供向けだから仕方ないのだろうが、もっと実物に寄せた方が感情移入しやすかった..(あんなにデフォルメするんだったら、フルCGにする意味がないように思うが..動きも不自然になるし..) 演出部分では、序盤の台詞がところどころクサく、わざとらしい..ただ、ツッコミどころも多々あるけど、大筋で物語として成り立っているので、子供向けとしては、合格点! かな..甘めの 6点..
コナンが一番さん [DVD(邦画)] 6点(2017-06-14 23:33:56)
6.子供向けのアニメと思って油断してたら、終盤の切ない展開にちょっと泣きそうになりました。
なかなか深いメッセージの込められた作品だと思います。
あと、エンドロールでそれぞれのキャラクターの声が誰だったのか知ったのだけど、観賞中はまったく気付かなかった。
本職の声優さんなのかと思ってました。
もとやさん [DVD(邦画)] 7点(2017-05-23 14:42:34)
5.《ネタバレ》 原作未読。でもすぐに大体の筋はわかるので、どのようにひねってくるかと思ったけど、なかなか帰れないところは気を持たせましたね。あの長距離をヒッチハイクで帰れるのは奇跡だなと思いつつ、戻れないと分かったところはウルッとしてしまいました。
Banjojoさん [映画館(邦画)] 7点(2016-11-14 23:57:35)
4.いい映画でした。ルドルフ、がんばった。おまえはえらい猫だ!
よしふみさん [映画館(邦画)] 8点(2016-09-04 20:53:06)
3.《ネタバレ》 子供向け児童書が原作のようなのですが(原作未読前知識ゼロ)、大人的視点からみても深い内容ですね。街のボス猫のイッパイアッテナは教育の重要性を迷い猫のルドルフにいろいろな場面で説きますが、その言葉がなかなか良い! 本映画も原作にかなり沿った構成のようでかなりのベストセラーになった児童書なことが納得できる造りです。でもなー率直に言わせてもらうと猫が人間の字を勉強して漢字まで分かっちゃうのはちょっと無理が・・・(苦笑)。まぁ映像はとても緻密で綺麗だし、声優さんたちの頑張りもナイスだし、さりげなくレベルの高い良い映画だと思いますハイ
Kanameさん [映画館(邦画)] 7点(2016-08-24 05:51:41)
2.《ネタバレ》 佐藤直紀のBGMを例によって盛大に煽情的に鳴り響かせ、センチメンタルなドラマを展開するが、
コミックリリーフのブッチの功労でほどよく笑わせてもくれる。

トラックへのジャンプなど、前半は諄く感じるスローモーションだが、デビルとの対決シーンでは
ブッチのコミカルな動きがスローで強調されて劇場の子供たちも大いに沸いた。

キャラクターで笑わせ、パントマイムで笑わせ、そしてルドルフとイッパイアッテナを仲介する重要なクッションでもある。

学校の調理室を舞台に使うなら、『パンダコパンダ』のようなドタバタアクションに発展させても良いと思うが、
全般的におとなしめで、優等生的におさまってしまった感がある。

それでも、シンプルな「家に帰る」の一歩先を行って独り立ちのドラマは感動的であり、劇場の子供たちの歓声がなによりだった。
ユーカラさん [映画館(邦画)] 7点(2016-08-18 23:59:57)
1.20年以上前、NHKのテレビ絵本番組にて毒蝮三太夫の語りで見て以来、久々の再会でした。児童文学の原作の第1・2作の舞台を現代的にアレンジした内容。CGで描かれた東京の街並み、季節ごとに移ろう風景、世間知らずだったルドルフの成長譚と、頭の切れるボス猫・イッパイアッテナとの信頼関係、後の伏線を丁寧に張った演出など見所満載。2冊分を90分にまとめたということで、サブエピソードの数々は大分端折られてしまいましたが、ルドとイッパイアッテナのそれぞれの飼い主への「もう一度会いたい、そのためには…」という想いがしっかりと物語の中心に据えられていたと思います。本当の「悪役」は出てこない、カテゴリーとしては子供向け映画ですが、私のようなかつての「ルド経験者」にもお薦めの作品です。
ライヒマンさん [映画館(邦画)] 8点(2016-08-17 21:53:37)
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【点数情報】

Review人数 12人
平均点数 7.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
518.33%
6216.67%
7650.00%
8216.67%
918.33%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review2人
2 ストーリー評価 8.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 8.50点 Review2人
4 音楽評価 8.00点 Review2人
5 感泣評価 9.00点 Review2人
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