23.《ネタバレ》 前半はスピード感もあるし、犯罪の異常性もなかなか興味深い感じ。被害者の共通点が裁判員に対する復讐かも、いや、そう思わせて実はそうじゃないぞ!あたりは絶好調だったのだが、犯人が担当刑事に妙な執着を見せる辺りから、話の展開が小さくなってきたなあと雲行きが怪しくなるものの、拉致した刑事に与えたハンバーガーの肉がひょっとして…と思わせるあたりでぐっと盛り返した感じ。あれ韓国映画なら容赦なく妻子のものだよなあ。ホラー映画としてはその方が完成度が高かったと思うのだが、邦画でしかもあのキャストではそれはなかなかできない相談かもしれない。そこが残念。振り切る勇気が欲しかったなあ。 犯人の芸術作品としても、あの親子3人をどういう形で世間に発表するつもりだったのか、そこは気になるところ。やっぱり本物を食べさせた方が「社会見学の刑」にマッチしていたような。 しかしながら、最後まで手に汗握って楽しめたし、基本的に小栗旬と尾野真千子が好きなので問題なし。 |
22.《ネタバレ》 日本版『セブン』という感じ。殺人を芸術に見立てて猟奇的な殺し方をする犯人と、それに家族を狙われる刑事の話で、視覚的にグロいのが苦手な方にはちょっと・・・な内容。タイトルも、殺人を芸術になぞらえ、それらを展示する舞台としての『ミュージアム』とのことでなかなかサイコな映画でした。 被害者同士の共通点を探ったり、そこから犯人を割り出していく過程などはザ・刑事ものという感じで刑事ドラマ好きなら楽しめると思います。よくある刑事ものという意味では、家庭を顧みない刑事が奥さんに捨てられたりその家族が事件に巻き込まれるというシチュエーションもあるあるかもしれません。たまたま入ったお店で犯人とニアミスしていたとか、捜査で訪れた部屋に住む女性の彼氏のふりをして逃げられた、とかけっこうコテコテの展開でしたけど(笑) 最後の最後で犯人の光線過敏症が心因性のものだと明かされ、その後刑事の息子にアレルギーの兆候を見せて映画が終わるのですが、そこは正直、だから何?という感じでした。別に光線過敏症だから猟奇的殺人に走るわけではないし、大変な目に遭った子どもがみんな非行に走るわけでもない。あそこを何だかおどろおどろしいBGMで負のイメージとともに見せる演出が、光線過敏症の子はあんなふうになるんだという歪んだメッセージに思えて、不快感を覚えました。 【TANTO】さん [インターネット(邦画)] 7点(2022-03-17 16:34:31) |
21.《ネタバレ》 『セブン』との類似は結局、一種のミスリーディングとして取り入れられたもの、ということなんですかねえ。 途中までは前例とよく似た作品を作り、結末を変えてみせたものを、果たして「意外性」と呼ぶんだろうか。 映画開始から、これでもかと説明ゼリフを連発し、ここまで来るとちょっと笑ってしまったんですが、、、わざとやっているんですかね? 犯人が姿を現してからがもう、長いばかりで。 【鱗歌】さん [インターネット(邦画)] 3点(2022-01-23 14:18:18) |
20.最後の方で 犯人の殺し方が最初のころの思い切りの良さがなくなって、鬱陶しくなります。 何やりたいのかよくわからなくなります。 【紫電】さん [ブルーレイ(邦画)] 5点(2021-11-11 21:55:25) |
19.《ネタバレ》 数字のつく某映画に似ているね、なんて思わせ振りなことはいいませんが、それは差し引いてもまあまあ面白かったかなと。 それぞれのキャラクター像に好き嫌いこそあれ、ハラハラした感じは悪くなかったかな。 先達のレビューを拝見して、なるほど最後のショータくんの掻き掻きは心因性ストレスの表現だったのね、と悪趣味な演出を教えていただき感謝です。 日光アレルギーの変態犯人が嬉々として『作品』とやらをつくる様は、ただただ無意味なマスターベーションで、ターゲットにした引きこもりゲーマーとやってること(ってゆーかマインド)は一緒じゃねえか、てのがキツかった。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2020-10-31 07:19:27) |
18.原作を知らないので、セブンと比較するのはやめたいと思います。 サスペンスとして物足りない点もありましたが必死に関わった方たちに敬意を表したいです。子役の方への心のケアって必要なんですかね、怖いと思います。 【HRM36】さん [インターネット(邦画)] 5点(2020-10-20 14:56:26) |
17.《ネタバレ》 原作未読。 『セブン』や『羊たちの沈黙』っぽいけど、それほど面白くない。 カエルの被り物が出てきた時点で、コメディになっちゃったね・・・ 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(邦画)] 4点(2020-05-05 17:43:38) |
16.《ネタバレ》 見ていてとても不愉快になる映画。主人公の妻と子だけが最後まで殺されずにモタモタしているご都合主義や、2人の人肉を主人公にくらわすという部分で登場人物だけでなく、観ている者をも騙すような表現が不愉快。ホラーってそういうものだと言えばそうなのかもしれないが。 敵のアジトに単身乗り込んだ刑事、非合法の拳銃を持っていくのはいいが、もっと簡単に手に入る良い武器を何故持って行かんのかね?そう、紫外線ライトだ。撃つべき時に撃たないと、拳銃を持っている責任というものを警察官は自覚してもらいたいものだ。(この場合は非合法だけど) そんなこんなで、観ていてとてもフラストレーションがたまる。挙句の果てに、これは人々の悪意の結果なのだというような犯人側の主張に乗るように、最後に裁判員の誤審をなじるようなジャーナリストまで登場し、人質になった子に心因性のアレルギーが出る様まで暗示する。 作り手たちの底知れぬ意地悪さを感じざるを得ない。 【Tolbie】さん [DVD(邦画)] 3点(2019-04-08 16:31:36) |
15.《ネタバレ》 全体的に、暗い、怖い雰囲気です。 グロい死体の一部も出てきます。 セブンっぽいけど大分日本っぽく、また主人公家族も無事に終わります。 犯人が主人公に食べさせるために作ったハンバーガーのお肉が一体何の肉なのか、気になる、、、、 主人公は突っ走ってミスばっかり。 裁判員になることの怖さを伝えたいのか、死刑判決批判なのか、犯人の異常性を伝えたいのか、、、 セブンほどどん底に落とされませんが、気分は滅入る映画なので、見た後何か楽しいものを見たくなりますね。 【あきちゃ】さん [DVD(邦画)] 4点(2018-03-22 11:23:44) |
【センブリーヌ】さん [インターネット(邦画)] 5点(2018-02-13 14:13:28) |
|
13.《ネタバレ》 「あなたは最悪のラストを期待する」の意味が・・チョットわかんない。 セブンとか期待するか? 期待するのは犯人の断末魔でしょ? 中盤からの失速が残念。主役の心情表現に時間掛け過ぎなんだよね。 日本映画の悪い癖が出てしまった。 編集も思い切りが無い。沢村の足取りを追って、医療機関を巡るシーン、 刑事が車から降りるシーンなんか、無くても良いのに・・アホか? 無駄な絵ばかりでちっとも先へ進まないので、イライラしてくる。 殺人鬼の入院先も、「身内です」だけで面会できるセキュリティも変。 とにかく、この映画を90分で編集できる才能こそが、日本映画界に 必要だと改めて思った次第。 【グルコサミンS】さん [DVD(邦画)] 6点(2017-11-04 00:13:02) |
12.《ネタバレ》 みなさん仰るように「セブン」を連想させずにはいられない作品。ですが、結末は。。。それが邦画の限界なのか。主人公一家が犠牲になっていればまた違った評価になったかもしれない。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2017-10-08 13:15:46) |
11.なんだかなぁ。邦画の犯人のかぶり物そろそろやめませんか? 内容もどこかの邦画で見た物の寄せ集めのミュージアム・・・。 【デミトリ】さん [DVD(邦画)] 3点(2017-09-18 22:48:17) |
10.《ネタバレ》 私見ですが、この手の話は犯人にぞっとするような知的な魅力がないと面白くないと思います。「セブン」や「羊たちの沈黙」然りです。この映画の犯人は、そんな魅力はない単なる変態だし、カエルの面を被ってる時点でコメディに感じました。主役の刑事も失敗続きでイライラするし、身勝手な刑事の妻にも腹が立ってきます。小栗旬は好きなのですが。これはつまらない映画でした。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2017-09-17 19:47:51) |
9.《ネタバレ》 予告編見て、あぁこれ「セブン」だ思ってどの程度「セブン」なんだろうという興味で観賞。 雨がざーざー降ってるとこと主人公が傷だらけになってくとこが「セブン」でした。 んー結局沢村一家全員助かったわけです。 いとも簡単に西野刑事が拘束され、作品だミュージアムだと拘るカエル男なのに なんかあんまり意味なく簡単に殺させちゃうんですよね、誰か犠牲者出さなきゃいかんてとこで こうしましたな感じ、沢村一家の誰かを犠牲者にするはっきりしたバッドエンディングにしないのが 邦画の甘さといいますか、カエル男が自ら外に出て自滅てのも??だし 子どもの運動会で笑顔でビデオ撮影てラストはいくらなんでも無いでしょ。子どもが首を掻いてるのを見せて ほんわかといやな予感を残す程度に抑えてる、中途半端です。 そして、全体的に人物像が雑です、特に奥さんの遥。 なんか冤罪で裁判員制度を批判モノとか沢村刑事の成長物語になっちゃって それが言いたいならやり方間違ってるだろと思った。前半と後半が良くない変わり方な映画。 ラストには連続猟奇殺人を扱ったサスペンスじゃなくなってるの 小栗旬の熱演にプラス1です、しかし邦画ってなんでこうセリフが聞き取りにくいだろ? 【envy】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2017-09-17 00:03:12) |
8.《ネタバレ》 僕はこの映画の原作の漫画は昔に読んでおります。漫画の印象としては予告犯よりはイマヒトツだったかなー。結末が作者の思い通りにならず、漫画の検閲にかんする表現の限界を作者は感じていたように記憶してます。それで漫画に何やら作者のメッセージを加えた仕掛けを施していたような。もう忘れましたけど。で、映画の方は、終わりまでほとんど原作の漫画通りに進行していました。だから、まあ僕としては観てるうちに、原作を思い出す作業になっちゃったかな。漫画は雰囲気もほとんど同じなので、映画として観るか、漫画を読むか、どっちでも同じ印象かな。ただし、オチは映画の方が断然わかりやすくなっており、あのジワジワくるゾワゾワ感は嫌な気持ちになって、ちゃんと終れました。あと姉弟ネタも漫画にはなかったようなー。そこは忘れたまんまで印象無かったので、素直にちょっとだけ驚けました。 【なにわ君】さん [インターネット(邦画)] 7点(2017-05-24 00:37:04) |
7.《ネタバレ》 原作知りません。それなりに最後まで面白く見れましたけどね。逆に「セブン」級のバッドエンド持ってきていたら、私は評価下げてました。 役者の方々の演技にプラス1点です。 【代書屋】さん [DVD(邦画)] 6点(2017-04-01 23:11:16) |
6.《ネタバレ》 予告編見て『セブン』かなと思ったんですが、本編見たらそんなには『セブン』じゃなくて、でももっとちゃんと『セブン』だったらまだマシだったのに、と思いました。 小栗旬の刑事があり得ないくらいのブチギレっぷりで冷静さの欠片もなくて力み過ぎで独断専行しまくって案の定危機に陥って、一方カエル男は万能過ぎちゃって、どんだけ都合よく動けるんだって状態で(常に誰にも見られずに殺して、死体や生きた人間を一人で運び出せちゃう)、つまり間抜けな警察と超人的な犯人のドタバタっていう邦画の毎度のパターンを踏む映画。犯人の居所が判って以降の後半はどんどん失速していって、映画の流れが停滞しまくってダラケるダラケる。 でも、最もひっかかったのは裁判員制度に対して批判的な立場を取った物語だという事。無実の人間に死刑判決が下された裁判、その裁判員の命が狙われてゆくという物語は、制度そのものに対する直接的な批判ではなく、裁判員になる可能性を持った一般人に対する脅迫という形になっています。現実ではあり得ない杜撰な裁判を通して「裁判員になると命を狙われたりマスコミから人殺し扱いされて追われたりしますよ」と脅しています。スタッフにしろキャストにしろ、ちゃんとそこに責任を負えるんでしょうか? 表現は自由でもそこには必ず責任は伴うわけで。 これ、頭の悪い娯楽映画のフリして観客を脅迫してくる悪質な映画なんじゃないかと思いました。 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 3点(2017-03-08 22:30:02) |
5.普通にハラハラしました。 たぶんにご都合主義でしたが。。 【雲の上から】さん [映画館(邦画)] 6点(2016-12-11 18:24:13) |
4.《ネタバレ》 ん~・・・違う、こうじゃない!こうじゃないんだよな~。なんかもっと観ているこっちを、精神的に追い詰めてくるような、最悪なものを期待してたんだけどな~。「SAW」や「セブン」のようなやつ。結局主人公もその家族もみんな助かっちゃってさ。なんだかな~ですよ。どうしても禁断の領域に踏み込めないんですかね、今の自主規制か何かで?分からないけど。もしそんな自主規制があるならこういった類の作品は、作らないほうがいいよ。中途半端になるだけだから。 最悪なものを期待してたって言ったけど、たしかにあの終わり方はその後の悲劇を想像は出来ますよ。でもそれってあくまでも”かもしれない”じゃないですか。主人公の子供は犯人と同じ道をたどる、かもしれない。無実の人間を死に追いやってしまったと奥さんは精神を病む、かもしれない。どちらも断定はできないですよね。まあね、あやふやさが逆にジワジワとした怖さとも言えなくはないけど。 怖さという点においても、この作品はちょっと、映画というよりTVドラマみたいで臨場感が薄れまくりですね。カメラアングルしかり、ライティングしかり、編集しかり、そしてなによりも一番見せるべきカエル男の作品(遺体)そのものの見せ方が中途半端。これもやはり自主規制の問題ですか?R指定の?とにかくそこに恐怖や残酷さ、おぞましさの異様さが薄い薄い。斉藤さんの頭の毛ぐらい薄い! それとね、カエル男くんは己をアーチストと豪語するのなら、芸術でもなんでもないような殺人は犯しちゃダメでしょ。主人公の相棒を屋上から落としたやつね。アレは芸術じゃないからね。貫いて欲しかったよ、アーチストとしての信念を。 ただ小栗旬の演技だけは賞賛できるね。彼があれだけ頑張ってんのがもったいなく思っちゃったよ。 終演後に観客の一人が帰り際に、原作通りだった、と言っているのが聞こえた。 でも原作は原作、映画は映画ですから。原作を知らない人でも、納得のいくものを提供してナンボだと思うんで。以上です。 |