昼顔(2017)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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昼顔(2017)

[ヒルガオ]
2017年上映時間:125分
平均点:5.55 / 10(Review 11人) (点数分布表示)
公開開始日(2017-06-10)
ドラマラブストーリーロマンスTVの映画化
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タイトル情報更新(2020-10-20)【イニシャルK】さん
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監督西谷弘
キャスト上戸彩(女優)木下紗和
斎藤工(男優)北野裕一郎
伊藤歩(女優)北野乃里子
平山浩行(男優)杉崎尚人
黒沢あすか(女優)
萩原みのり(女優)
志賀廣太郎(男優)
三浦誠己(男優)
渋川清彦(男優)
松居大悟(男優)
中村育二(男優)
脚本井上由美子
音楽菅野祐悟
主題歌LOVE PSYCHEDELICO『Place Of Love』
撮影山本英夫〔撮影〕
製作市川南〔製作〕
東宝
フジテレビ
制作角川大映スタジオ(制作プロダクション)
配給東宝
美術清水剛
録音藤丸和徳
照明小野晃
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1
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11.《ネタバレ》  見終わった後の疲労感も含めて、ある意味、戦争映画。恋愛という名の闘争の物語。愛が敵を生み、愛によって闘い、傷つき、ぼろぼろになって、そしてじゃあ、誰が一体勝者だったのか?という。

 人と人とのふれあいと摩擦、そのヒリヒリとした緊迫感と共に、様々な要素がその舞台を創造してゆきます。ホタル、星空、川の流れ、バス、自動車、自転車、電車、線路、オートロック、指輪・・・。それぞれが意味を持つものとして帰結してゆくのが面白いです。バスは繋がりを示す一方、自動車は不穏な存在、みたいに。頻繁に登場する料理が心理を映しているのもポイントで。一人暮らしであっても自分のために欠かさない料理はヒロインの生を示し、その失敗は乱れた心を示して。

 上戸彩の、決してキレイではないドロドロとした感情を表す演技をカメラや演出が上手く拾ってゆきます。最初は細かいカット割や動き回るカメラが煩わしく感じられましたが、慣れてゆけばそれにも意味があるのだと。

 ただ、場を盛り上げようとする音楽がやかましく、またアレンジを変えてインストで3回は流れる金井克子の『他人の関係』が自分の世代からするとふざけているようにしか思えないんですよね(振り付けのビジュアルが頭に浮かんじゃうし)。曲のタイトルが場面の意味を示しています、っていうのならば安直に過ぎると思いますし。音楽に関してはどうにもセンスが悪いとしか感じられませんでした。音楽全面差し替えしたらプラス1点、みたいな。

 あと、ヒロインが身の上話をしたのはオーナーに対してのみなので、ウワサ話が広がった時点でオーナーに疑惑を持たなかった(ように思えた)のが疑問でした。

 幾らかひっかかりはあるものの、役者の存在感と全編に張り巡らされた技巧によって、ドロドロとした不倫物語が見応えある愛の闘争の物語へと昇華された作品でした。
あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 7点(2017-06-20 20:18:15)(良:1票)
10.昔、TVドラマを見ていたので、映画版も見ましたが…とにかく疲れる作品でした(TVは面白かったんですけどね)。救いがなさ過ぎるというか、観終えた後味の悪さはなかなかです。上戸彩の幸薄い美人役ははまり役だとは思いますが、、、。
はりねずみさん [DVD(邦画)] 4点(2021-05-16 20:00:22)
9.《ネタバレ》 TVドラマを知らないで観ました。
不倫してバレて一度は別れた二人が、海辺の街で再会するのですね。
最初から、すでにラストはわかってしまう展開ですね。だって不倫モノですから、脚本的に「ふたりはようやく結ばれたのでした。めでたし」にするわけにはいかないですものね。
でも「二人の気持ちは変わらない」という根幹は変えられないわけで、そしたらもうどっちかが死ぬしかないですよねぇ(苦笑)。

そういうわけで北野先生はあっさり死んじゃうわけですが、「別れるくらいなら死ぬ」とマンションから飛び降りたり車で暴走して心中しようとした妻も、肝心の夫が死んじゃったらむしろスッキリしてフツーに生きていけそうな感じになってて、執着ってそーゆうもんなのかもしれませんね。
自分を捨てた人間が誰かと幸福になるのは自分が惨めすぎてつらいけど、死んじゃったらもういないから仕方がないもんね、みたいな。

ともあれ、配偶者の不倫を許して別れてあげるには、ものすごく器が大きいか、次の恋人がいないと無理なんじゃないでしょうか。
自分を騙していい人になろうとすると、北野妻みたいに精神的におかしくなって大暴走してしまいそう。
不倫男なんて最低、と見限れればいいけど、そうじゃなくて、夫の運命の人は自分じゃない人だった、みたいなのはつらいね。
ドラマは未視聴なので想像ですが、紗和の元夫は離婚してくれたみたいだし、家庭以外のよりどころ(仕事とか友人とか)をしっかり持っていれば、つらくても乗り切れるのかもしれませんね。
残念ながら、北野妻は業界が夫と同じなわけで、そーゆう意味でも気の毒だったなぁ。乗り切るには、やっぱ次の恋人を作るのが一番なのではないでしょうか。

なんで、やっぱり誰が一番つらいかって言えば北野妻だろうし、離婚後に元夫を愛称で呼ぶくらい許してやれよって紗和に対して思ったよ。
本音は嫌だろうけど、自分は北野先生を手に入れるんだから、許せよそれくらいって。元妻に対して本気で申し訳ないって思ってないなって気がしましたね。
まぁ、北野先生が怪しい行動をとりだしたら着の身着のまま飛び出して尾行するし、北野に対してはなにも譲れないってトコなのかな。

あと、海辺の街の人々が紗和の不倫を知ってすっごく冷たくなっていたけど、みんなまだ若いのに、なんでそんなスクエアに正義好きなの?そんなにみんな清廉潔白?ちょっと極端じゃない?って思ってしまったのは、田舎を知らないからかなぁ。海辺だから開放的に見えるけど、みんなあんな感じだとしたら、とっても怖いです…。

ラストで、実は紗和に新しい生命が…とゆーオチは、いらなかったでしょう。彼女はあの時生きることを決めたんだから、オマケというか後付けの理由はいらなかったと思う。
作品を希望的に終わらせるためにそうしたんでしょうけど、イマイチな感じがします。曖昧にしないで、スパッと紗和に一人で生きて行かせるべきでした。
でなければ、北野妻が妊娠していた方が、ストーリーとしてマシというか、面白かったと思います(笑)

彼は死んだけど赤ちゃんがいます…みたいなのは、キレイ事で依存的で、あまり好きになれないラストでした。
りりらっちさん [インターネット(邦画)] 5点(2020-07-03 20:38:32)
8.《ネタバレ》 一枚のチラシが、二度と会う事を許されぬ二人を、再び結びつける。でもそのチラシを、上戸彩がなかなか見ようとしないのよね。だもんで脚本家はテーブルの上のチラシを扇風機の風で飛ばして、彼女に注目させようとするのだけど、一向に目を向けようとせず、もうニブイったらありゃしない。業を煮やして今度はチラシの上にカナブンを落として見せ、ようやくニブイ上戸彩でも気づくことになる。これだけ念には念を入れて再会させられたふたりが、そりゃもはや離れられるワケもなく。
大学の先生のくせに、川遊びばかりせずにもうちょっと研究らしい研究をしなさいよ、と言いたくもなるけれど、要するにこの二人の間柄って、子供同士の延長みたいなところがあるのね。だから、大人からの視線を浴びせられると、ツラくなる。そっと川辺で密会し、ままごとのような共同生活をし、やがてあっけなく永遠の別れを迎える。子供の小遣いで買ったような指輪だけが人知れず川辺に残されて、たまたまそれを見つけた子供たちの手にわたって物語はオシマイ。なんちゅうはかない永遠性であることよ。
斎藤工演じる北野先生、なんの活躍も見せないままアッサリと事故死(同乗の伊藤歩が強すぎるんじゃなくって、斎藤工が弱すぎるんです)、上戸彩は(そして観ている我々も)遺体との面会すら許されぬ、という、物語の中の「死」の特権すら剥奪する残酷さ。まーホント、気が滅入ります。
鱗歌さん [地上波(邦画)] 7点(2019-01-29 22:33:07)
7.《ネタバレ》 誰も幸せになれない悲しい結末。不倫は命がけの上、周りも全て不幸になるというメッセージでしょうか。
いっちぃさん [CS・衛星(邦画)] 4点(2019-01-27 14:30:00)
6.示談書から始まる不倫ドラマスにTVドラマを見ていないせいか、お互いにリスクを冒してまで惹かれあう内面的魅力が伝わってこないのでイマイチ入り込めない。
ProPaceさん [地上波(邦画)] 4点(2018-07-19 23:18:56)
5.《ネタバレ》 終始制作者の「不倫なんかしちゃ駄目だよ!ろくな事にならないからね!」という声が聞こえてくるかの様な追い詰められ方だ。誰も幸せになる気配が無い。しかし後半やたらと順調に事が進み始め、そんなバカなと脳裏に猜疑心が過り始める。だからオチが早々に読めてしまった。てかもうこれはホラー映画だ。見てる間ずっと緊張しっぱなし。ホラーは好きだがしかしこれは俺が期待するホラーとは違う。なぜなら敵はエイリアンでも幽霊でもなく「自業自得」なのだから逃れ様が無いのだ。良く出来た映画だとは思うが、得るものが何もない。強いて言うなら、別れると決めたら情けなんか掛けないで徹底的に突き放すべきだと再認識したとそれくらい。俺が映画に求めるものは娯楽であって、教訓を押し付けられたくて観る訳ではないのだ。終始辛い映画で疲れた…主人公二人の演技は評価したいので気持ち加点して半々の5点。
にしきのさん [地上波(邦画)] 5点(2018-07-12 07:28:45)
4.全く期待せずに鑑賞。
ところが、想像よりは良かった。現実味のない物語だが、終盤がちょっと効いている。
simpleさん [地上波(邦画)] 6点(2018-07-08 16:30:52)
3.上戸彩の暗くて脆い雰囲気はよく出ていて、伊藤歩がクラクションを鳴らすシーンなんかもとても良かった。けどこれ、内容としては映画にする必要があったのかなと、感じてしまう。
nojiさん [地上波(邦画)] 5点(2018-07-02 10:53:17)
2.近くに住みすぎや。そら出会う。
ケンジさん [映画館(邦画)] 6点(2017-12-15 19:21:43)
1.《ネタバレ》 ヒロインにとって暮らし場所は「どこでも良かった」訳だが、映画の作り手にとっては海辺の街でなければならないのである。
花火の類との対比において、斎藤工と密会する小川に対する平山浩行の領域として、あるいはサーフボードから突き落とされ(落下)、
髪を濡らし、水圧にもがき喘ぐように歩むため、という運動的論拠もあるだろう。

躓き、よろめく上戸彩。普通の歩行のショットは稀だ。自転車を息せき切って漕ぐか、ふらつくか、足を取られてつんのめるか。
見よう見真似のぎこちない盆踊りも然り。
手で云えば、ハンバーグを捏ねる、藪蚊を払うなどのちょっとした生活動作から、マンション七階の呼び出しボタンを順に押していくなどの
心理表現まで、非意思的で不器用気味の身体性を強調することで、キャラクターの生の感触を伝えている。

上戸と伊藤歩の、視線交錯のサスペンス。クライマックスとなる踏切での光のドラマもいい。

クラクションや調理音などSEの演出も充実しているのだが、BGMが無駄に被る箇所があるのが残念。
ユーカラさん [映画館(邦画)] 8点(2017-06-16 21:52:01)
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【点数情報】

Review人数 11人
平均点数 5.55点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4327.27%
5327.27%
6218.18%
7218.18%
819.09%
900.00%
1000.00%

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