13.《ネタバレ》 日本の美を堪能してきました。 四季折々の風景の美しさ。 お城や神社、木造建築のたたずまい。 質素ながらも家族や藩を大事に暮らしているさま。 悪事に逆らうもかなわぬ思いを内に秘め一見静かな面持ちながらも、実は強烈なさま。 三歩さがって男を立てる、女性の美。 どれもこれも日本人なら心に染み入る、わびさびとも言えるもの。 私たちが先祖から受け継いだ伝統を、こんなにも見せてもらえて木村大作監督に感謝の気持ちでいっぱいです。 NHKラジオ「すっぴん」インタビューに監督が出演され、監督自身が切られ役で出演されたこと。 その時は地毛を伸ばしてちょん髷にしたこと。 岡田准一さんが殺段や撮影もされていたと聞いてびっくり。 岡田さんの作品への真剣な姿は、劇中でひしひしと感じられました。 ラジオ聞いて行き、より興味を持って観られました。 「散り椿」がヒットしたらまた映画を製作してくださると木村大作監督から聞きました。 素敵な作品ですので、また繰り返して観たいです。 そして新作も是非!作って欲しい。 【たんぽぽ】さん [映画館(邦画)] 9点(2018-09-28 15:05:53) (良:1票) |
12.《ネタバレ》 映像は綺麗だし、殺陣も迫力あるし、何より岡田准一の演技がいいです。ラストの黒木華との別れもかっこいいです。池松壮亮のセリフが棒読みに聞こえるのとテンポが良すぎて話が軽く感じるのが少し気になりましたが、それ以外は良かったと思います。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2023-08-13 16:25:21) |
11.既視感を感じてしまった。俳優は豪華だけど物語への共感が難しい。退屈ではないんだけど。この物語を美しいとは感じるほど感情移入できなかった。 【ラグ】さん [インターネット(邦画)] 4点(2022-10-24 20:03:09) |
10.《ネタバレ》 雰囲気はすごく好き。 映像も美しい。 ただ人間の描き方が浅い。 なので話に入り込めなかった。 その割に話も淡々と進んでいくので長く感じた。 岡田准一のセリフが聞き取りづらい。 ストーリーを想像で補完しながら見ることになった。 殺陣は良かった。 殺し合いというより舞いのような美しさがあった。 【Dry-man】さん [インターネット(邦画)] 5点(2022-06-26 22:05:50) |
9.甘ったるい音楽でなんとなく雰囲気を出しているだけだな、と感じた。 いい俳優をそろえているのに残念だ。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2021-01-10 13:43:57) |
8.《ネタバレ》 とっても洗練された静かな愛の時代劇ドラマ。亡くなった一人のオンナを想い、剣を振るう二人のイケメン。物語に起伏は無いけれど映像が美しい。 【獅子-平常心】さん [DVD(邦画)] 6点(2021-01-04 22:14:26) |
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7.公開当時に映画館にて鑑賞。 近年はコメディタッチの時代劇が増えたように思いますが、これだけ増えてくるとそれも食傷気味になってしまって、久しぶりに真剣な時代劇を大スクリーンで観たくなったのでした。ストーリーはどこかで見たような焼き直しだし、そこに目新しさはなかったのですが、男前二人による殺陣のカッコよさと日本の風景の美しさ、もうこれだけで観てよかった、と思えたのでした。 緒形直人さんはよい役者になられましたね。 そう言えば、来場者ではお年寄りの方がとても多くて、みなさん満足されていた様子でした。 こういう映画、もっと増えてもいいと思うな。 【タケノコ】さん [映画館(邦画)] 7点(2020-12-30 21:53:31) |
6.《ネタバレ》 剣の道を共に切磋琢磨し、競い合った剣豪たち四天王が 一家老の不正により、非業の死を重ねていく話は、怒りすら感じて、 無念の涙が出てしまう。 時代劇としては、人気の藤沢周平とは違う品があり、面白い。 ただ采女の養父が、不正事件で窮地に立たされた時、疑心暗鬼のため血迷ったとはいえ、 養子の采女に斬りかかるとこが釈然としない。 養父と養子がうまくいってなかった描写を入れておく必要があったろう。 采女の複雑な心ももっと丁寧に掘り下げてほしかった。 母親が富司純子では、采女がそんな複雑な親子になるだろうかと観て、思ってしまいやすい。 でも不満があるのは、その一点だけで、見ごたえある映画だった。 何より岡田准一の運動神経は抜群で、同じジャーニーズの 東山君と一戦交えるような、そんな時代劇も観てみたい。 【トント】さん [DVD(邦画)] 7点(2019-07-12 02:56:55) |
5.大作さん、あんたやっぱ~ 監督向いてないよ~ 演出が下手くそだわ..演出の「え」の字もわかっちゃ~いない..素人丸出し、もう映画創らない方がいい..カメラ回していい画を撮っててくれりゃ~ それだけでいいよ..今回は脚本書いてもらってるから、ちゃんと物語の体は成しているけど、映画として 大事なものが欠けている..本作を観て、共感もしないし、感情移入もしない..シリアスなのはいいけど、観ている者に訴えかけてくるものがない、登場人物からにじみ出てくる 哀愁のようなものがない..どこか他人ごとで、何もかも薄っぺら..作り物で 嘘っぽい..リアルさのカケラもない..(「用心棒」とか「椿三十郎」 観てみろよ..登場人物たちが生き生きしてるだろ~ この差はなんなんだぁ~ 映画人として分かるだろ、自分に才能が無いことを..) ある意味期待どおり..残念... 【コナンが一番】さん [DVD(邦画)] 5点(2019-05-03 14:19:51) |
4.《ネタバレ》 画面の中に更に障子や襖、あるいは並木や竹林でフレームを作って、そのフレームの中に風景が映える、そんな映像美が散りばめられて。 また、人物の姿をぴったりとフレームの中に収め、決して不安定に動かしたり、構図を崩したりしない、端正な様式美で貫かれてて。 そういう映像の作り方はいいのだけど、脚本はちょっとツラい感じ。 説明的な台詞がとても多くて、見てるこちらはそれを咀嚼するのが大変だし、それを言わなくちゃならない役者さん達も大変だなぁ、って。どうしても自然な演技ってワケにはいかなくなっちゃうものねぇ。特に若手の人達は台詞の消化感ハンパなくてねぇ。ただでさえ言いなれない言葉なのだし。 それに、なんか勧善懲悪。あーんなわかりやすい悪人が出てくる映画だとは思わなかったわ。なんかもうとにかく悪なんです、悪だから仕方ないんです、みたいな有無を言わさない状態なので、ドラマが単純化しちゃった感がするの。 その内側に流れる人の心の機微、それが大量の台詞とくっきり善悪とで薄まっちゃったように思うわ。ほら、もっと岡田と西島、麻生と黒木の中の細やかなキモチっていうか想い、そういうのがあったハズだと思うのね、でもそこを純化するには周囲がやかましくなりすぎちゃってて。悪役が悪丸出しの顔して演技して、それじゃあ世界が単細胞的になっちゃうって。 岡田准一がとてもストイックな役柄を演じていて、でもスタイルが三船敏郎なの。もう少し岡田准一オリジナルな魅力、個性があればねぇ。他の作品を見ても彼、ちょっと真面目すぎる気がするわ。もう少し余裕、ゆとり、遊びがあっていいんじゃない? 【あにやん🌈】さん [映画館(邦画)] 6点(2018-10-11 20:14:10) |
3.《ネタバレ》 興行的に苦戦が伝えられる「散り椿」を見てきました。 主演・岡田准一の剣の速さは凄いです。あの速さなら葉が地面に落ちるまでに3回斬れるでしょう。残念なのは周りがその速さについていけていないこと。共演・西島秀俊も頑張っていますが、スピードを落として合わせて貰っている感があります。互角の剣の速さの人を敵にもってくれば立派な剣客劇になったと思います。 葉室麟の作品は日本人の古き良き情感が特長だと思うのですが、岡田准一は間の芝居が出来ていません。この作品の核たるモノを言わずに表現するのは荷が重いのでは? 画についても、この作品では散り椿の画ずらが重要だと思うのですが、あまり印象的に撮られていません。雪も雨もあまり情感に訴えてきません。自然の厳しさが感じられないんです。木村監督なのに…、ガンバ!です。 【ぶん☆】さん [映画館(邦画)] 5点(2018-10-08 20:41:46) |
2.《ネタバレ》 つまらない。チャンバラ時代劇の範疇を出ていない。 おそらく原作ではもっとそれぞれの心情がよく描かれていたのだろう。小説の深みというか魅力というのは作家の様々なレトリックがあってはじめて読者の心にに訴えてくるものであり、時には行間に椿の花の香や時には濡れた落ち葉の匂いさえ加わって読者の脳に映像化されてくるもの。 そこをいかに映像化するかが映画作成に力量であるが、この映画はそういった意味では失敗しているとしか思えない。 追記 なぜ失敗なのか。 綺麗ではあるがどの場面でも漂う箱庭感、作り物感。これだ。江戸時代といえば人間がもっと良くも悪くも自然が身近にあって、夏は暑く、冬は厳しく、雨はぬかるみ、部屋の中と外の隔たりは薄く、やたら風通し良く、そういった環境で生きてきていたはずだ。 しかしこの映画ではいかにも人工的な映像で、雪もやたらおとなしく、地方で暮らしておそらく結核で亡くなったであろう場面も自然の厳しさは全く描かれておらず、どちらかといえば穏やかな気候のなかで幸せそうに暮らしていたようにも見えた。 そんな映像で幸薄く生きていただなんて、セリフでいくら言ったところで臨場感が全くない。 で、そういった映像になってしまった理由は、一つには綺麗にしっとり描こうとした監督のセンスのなさ。もっと具体的に言うと、「風」を感じない映像。 自然の厳しさは静かなたたずまいを見せていては映像としては見えない。空気の流れつまり風をもっと描写し、家屋の隙間風や場面に応じた天候の活用まで気を配ってほしかった。 厳しい場面では荒涼とした砂漠に風が吹くでしょう? いまさら西部劇じゃない?いやいや、かならずしもそうでなくても、ずっと同じ空気の流れ、気温感での場面の推移。これが致命的。 【小鮒】さん [映画館(邦画)] 5点(2018-10-04 00:00:44) |
1.もの凄く芸術性の高い時代劇だった。 雪がちらちら舞う農村。 茶室の外に広がる木々の紅葉。 雄大な大地を馬で駆け巡る爽快感。 雨を合図に始まる斬り合い。 散っていく椿を背景に行われる果し合い。 などなど、観ていてワクワクするような綺麗な画が満載でそれだけでも楽しい。 物語的には流浪の凄腕浪人が巨大な陰謀渦巻く事件を解決するというよくあるものだが、単純な勧善懲悪ものではなく、何の為に生きるのか?とか生きる意味を問うような深いテーマ性が根底に流れる物語で、深く考えさせられた。 また、主演の岡田准一始め、脇役に至るまで皆良い演技でとても引き込まれた。 【ヴレア】さん [映画館(邦画)] 8点(2018-10-01 17:57:54) |