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カメラを止めるな!

[カメラヲトメルナ]
ONE CUT OF THE DEAD
2017年【日】 上映時間:96分
平均点:7.53 / 10(Review 124人) (点数分布表示)
公開開始日(2018-06-23)
公開終了日(2018-12-05)
ドラマホラーコメディバイオレンスゾンビ映画
新規登録(2018-07-15)【ぴのづか】さん
タイトル情報更新(2019-03-24)【イニシャルK】さん
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監督上田慎一郎
キャスト濱津隆之(男優)日暮隆之
真魚(女優)日暮真央
しゅはまはるみ(女優)​​​日暮晴美
長屋和彰(男優)神谷和明
細井学(男優)細田学
秋山ゆずき(女優)松本逢花
脚本上田慎一郎
製作上田慎一郎(共同製作)
配給アスミック・エース
美術ふくだみゆき(タイトルデザイン)
衣装ふくだみゆき
編集上田慎一郎
その他ふくだみゆき(宣伝ビジュアル/公式パンフレットデザイン)
あらすじ
自主映画の撮影隊が山奥の廃墟で映画の撮影を行っていた。だが、そこは曰く付きの場所で、突如現れた得体の知れない奴らにスタッフやキャストが次々に襲われて行くという地獄絵図。しかし、監督は何が起きてもカメラを止めるな!と豪語する。かくして、意地と執念に満ちた映画バカ共の狂宴が幕を開けたのだった。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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124.昔、映画学校の学生時分、脚本家志望だった僕は、「サバ缶」というシナリオを書いた。
またカリキュラムの中で、短編作品の撮影もどこかしらの民家を一泊借りて行った。
もう随分と遠い昔の思い出となってしまったけれど、その時の記憶がありありと思い出される。
そして、月日は経って、地元に帰り、結婚をして、娘が生まれ、父親になった。

何が言いたいかというと、そんな僕が、この「映画」を愛さないわけがないということだ。
いや、参った。これは、日本映画史上待望の「ゾンビ映画」の傑作だ。

巷で話題沸騰となっていたことは知っていたけれど、あまり精力的な情報収集をせぬまま、地元の級友たちとの飲み会前の空き時間にフラリと観に行った。「情報」を最小限に留めたまま鑑賞に至れたことが、極めてラッキーだったと思う。
古今東西「ゾンビ映画」というものは、生み出された実社会の閉塞感や鬱積を、血と狂気の混沌の中で描き出してきた。
したがって、そのジャンルは、もちろん「恐怖映画(ホラー)」ではあるのだが、同時に「風刺映画(コメディ)」でもあると思う。
今作は、そのホラーとコメディというアンビバレントな要素を絶妙なバランスで混ぜ合わせ、驚くべきアイデアで纏め上げて見せている。

ただし、一言で「風刺」と言っても、この映画で描き出されるテーマ性は極めてミニマムだ。
核家族における父性のあり方、あらゆるしがらみにがんじがらめの働き方、そして、一個人レベルに至るまで蔓延する虚構と実像の葛藤。
この映画は、現代のこの国の社会の中で、あまりにも普遍的なそれらの鬱積を根底に敷き詰め、呆れて笑うしかない「暴走」と共に、爆発させ、解放させている。

一つ一つの描写はとてもくだらなくて、チープだけれど、それをあまりのもチャレンジングな試みの中で、「本気」になって叩きつけているからこそ、今作はとてつもない“面白味”と“感動”を生み出しているのだと思う。

映画館で、あんなにも臆面もなく手を叩いて笑った記憶はない。
観客のその反応を誘い出し、エンターテイメントとして成立させたアイデアとチャレンジに脱帽する。
散々笑わせといて、最後の最後でホロリとさせるなんて、ズルい。
鉄腕麗人さん [映画館(邦画)] 10点(2018-08-13 08:06:53)(良:6票)
123.こんなとこで情報仕入れてないで、今すぐ映画館へ行け!

■20181010追記■

観終わった後、何も残らない爽快感(笑)、いや、悪口ではなく、
そういう映画ってなかなかないんですよ、ほんとに。
おっと、何も残らないってのはウソ
「ああ『現場』っていいなぁ」ってつくづく思った。
微に入り細に渡って文句を言う人はいるだろう、メジャーになればアンチも出てくる。
でも、そんな雑音なんかどうでもいい。 後出しじゃんけんに気を遣う必要もない。
楽しんだもん勝ち。 このプロットをシナリオにしっかり落とし込む作業が本当に素晴らしい。
「わっはっは、そんな馬鹿なwww」をおおらかに愉しみましょう^^
とっすぃさん [映画館(邦画)] 9点(2018-08-07 15:08:49)(良:5票)
122.《ネタバレ》 大好きなラジオ番組でこの映画を紹介されてから観に行こうと決めていたのに、周りからは(まだ観てないの?と言わんばかりに)「観た方がいいよ」とドヤ顔されて正直見る前から少し嫌いになっていた。
「嫌い」というかドヤ顔しているヤツにアラ探しとツッコミで「どこがいいの?」と論破してやろうという気になっていました。
案の定映画が始まって例の冒頭37分のワンカットゾンビ、こりゃ酷い、アラを探さなくてもツッコミどころ満載、単館上映や製作費、無名スタッフを考慮した「ダイヤの原石見つけた」勘違い野郎がこの映画を持ち上げているに違いない。
勝った、完全否定だぞこの映画、見終わったらドヤ顔したヤツにギャフンと言わせてやろう、そのことだけが37分間思い続けた。

ギャフン。
映画をネタバレせずに薦めてくれた「友人」に感謝も込めて10点
かのっささん [映画館(邦画)] 10点(2018-10-04 09:35:52)(良:4票)
121.《ネタバレ》 某レビューサイトでは「何か圧力かかってんの?」というくらい賛美賛美の嵐で、批判的な意見など一つもなかった中に唯一私が批判レビューをぶち込んだのですが、ここではある意味「正当に評価されている」みたいで一安心しました(笑)。
◆一言で言うと「別にこんな映画珍しくもなんともない」という感想です。
◆公開当初(7月上旬)に話題になりかけているということで池袋ロサで観ましたが、まず引いたのは序盤なんでもない場面での「リピータらしき客の不自然な大笑い」。完全に萎えましたね。冒頭はワンカットの劇中劇というのはすでに知っていたので「あ〜、ここは裏で何かしらコメディ的なことが起こってんのね〜。で、あとで回収するんだよね〜」と冷めてしまい。
◆で、後半の回収はというと、、、「そんなに爆笑するほど面白いネタかねぇ」と完全に周りの観客の「異様な爆笑」についていけず、さらに冷めまくり。
◆もちろん知ってますよ。低予算である意味「文化祭ノリ」で作った「身内作品」だということは。なので、ワンカット部分のクオリティにしても、その後の回収ドタバタギャグにしても、ほっこりエピソードにしても、身内ノリだと「最高に面白い」かもしれないけど、そのそれぞれの規模があまりにもショボすぎて笑えないんですよね。
◆各キャラクターが曲者揃いだというフリ→ベタすぎる。回収時のそれぞれの場面でのギャグ→これまたベタすぎる。なんだかね〜、終始苦笑いしかできなかったんですよね〜。
◆いろんなとこで散々言われてるし、私自身超絶フリークですので、かの監督作品の一級コメディ映画と比べられてますが、確かにその通りなんですよ。設定も、回収も、キャラの濃さも、全部「あるある」なんですよね。しかもこちらの方がかなり粗雑に小味になってます。。。
◆「低予算で無名の方達が作ったこれだけの作品!高評価しないなんて、どんだけ冷たい人間なんだよ!」と半ば某テレビ局の某2○時間テレビ的な「弱者を持ち上げろ」的国民感情が現在なう押し寄せているような、いないようなこの熱狂的状況。。。まあ、理解できない私は所詮マイナーな人間ってことでしょうかね。
◆とはいえ!!こんな私ですが、リピータ割を使って2回も!劇場で見ているのです!!!(笑)。だからこれくらい書いても許してね(笑)
◆唯一大爆笑した回収劇冒頭の監督の「お前の人生全てが嘘なんだよ!」ってセリフと(泣笑)、しゅはまさんの怪演に5点献上いたします。
◆◇◆◇◆ raindrops ◆◇◆◇◆さん [映画館(字幕なし「原語」)] 5点(2018-09-03 16:25:12)(良:4票)
120.《ネタバレ》 金曜ロードショーのコメントで、最初の三十分くらいでこの映画を判断するなという監督のコメントがあったが、あくまで最初の三十分で想定したレベルで映画が終わった。極めてオーソドックスなエンターテインメント映画であり、この映画が「優れた映画」に位置するようでは映画のレベルが低いと言わざるを得ないのではないか。エンドロールのシーンを見せたいのは伝わったが、それを含めてもあくまで平均的な着想及び品質の作品である。
浅田荷葉さん [地上波(邦画)] 1点(2019-03-12 02:37:08)(良:1票)(笑:2票)
119.《ネタバレ》 観たかったけど、いろいろ忙しくて映画公開時を逃し、DVD化されやっと見れる・・・ということで平日休みの日に意気込んで自宅でプレーヤーへ。予備知識はほとんどなし。前半・・・。うー、これはツラい。変な間とか、なぜ趣味の話とか・・なんか実験的作品だったのか。それが斬新ポイント? そして最初のエンドロール・・・からの「お、これは面白いヤツかも知れない」。やばい、楽しくなってきた。そして撮影開始・・のところで、突然自宅の電話が!!? え、娘の学校? ケガした? 後ろ髪引かれながらプレーヤーをストップ。娘を学校に迎えに行き、病院に連れて行って、その後一緒に帰宅・・・。大事なくてよかった。ただ、普段からサスペンスドラマでさえも「怖いから消して」という娘のため、続きを見ることを断念。そのまま夜に。夜、家族が就寝後、やっとプレーヤーをオン。続きを見る。ヤバい、本当に楽しい。うわー、これは途中で止めたらいけないヤツだ。続けて見なくてはいけなかったヤツだ〜。なんでこんな日に限って、うちの娘は・・・。と思いかけたところで、ラストシーン。大号泣。今作の教訓。観たい映画はやっぱり映画館で観よう。そして、すべての父にとって娘とは、どんなことがあってもそれを力に変えてくれる存在だ。
ころりさんさん [DVD(邦画)] 8点(2018-12-13 22:02:56)(良:1票)(笑:2票)
118.《ネタバレ》 この映画をまだご覧になっていない方…予備知識はゼロが理想的かと存じます。色々驚かされるので。ゾンビ映画にそこそこ耐性があれば大丈夫です。ここまで読んだら即劇場へ!

でもとりあえず触りだけ確認してからという方…この映画はゾンビを撮る映画ですが、ゾンビ映画ではありません。ホラーを撮る映画ですが、厳密にはホラー映画ではありません。そこはご理解の程。タイトルの通り、ひたすらカメラを回し続けなければならない!がテーマです。しかし良い映画は観客を選ばず。お金を出して損は無い映画です。ここまで読んだらぜひ劇場へ!

ネタバレとか気にしないからとりあえずどんな映画か知っておこうという方…ではここから感想。核心に触れない様に気を付けますが、軽くネタバレが含まれるのでお気を付け下さい。まず、低予算であってもここまで手間暇かけているという点で感動。これは開始十数分で気付くでしょう。さらに、色々と騙されます。良い意味で。例えば開始早々、とんでもなく緊迫した場面から始まる。なんか感じ悪い。役者さんの演技もなんかイマイチ。台詞もわざとらしいし。ああ、この映画ハズレかな…イマイチなスタッフが低予算でイマイチな役者を使ったよくあるPOV映画みたいなもんかな…誰もがそう感じるでしょう。そう感じるのが正しいのです。それに監督さんがとても嫌な人に感じる。中盤でそうでなくなっても、それ以外のキャスト陣が嫌な人達に感じる。次々と起こるトラブル、迫るリミット、終始緊迫感…監督も、そして観ているこちらも疲弊。…しかしそう感じた時点でこの映画の壮大な「仕掛け」に嵌っているのです。この映画は大きく分けて3つのパートに分かれます。ゾンビ襲来、それに至るまでの経緯、そして裏で何が行われていたのか。この時間を遡る説明的な段階を経て、ついに明かされる数々のドタバタ劇。気になっていた所から大して気にならなかった所まで、何が起きていたのか次々と発覚し、終わってみれば爽快、全員を好きになっている、という不思議な映画。低予算、緊迫感、クセ者だらけ、ふと気付くと笑わされ、感動させられ、登場人物全員を好きになれる…これはユースケや香川照之が出ていた「キサラギ」に通じるものがある。しかし輪をかけて凄いのは、NGが許されない進行を必死にこなすキャスト&スタッフ、徹底的に練られた脚本、類を見ないこれらの要素が類を見ない感動をもたらしてくれる。最後のピラミッドはめっちゃ泣けた。今思い出しても泣ける。手が空いてる奴らって誰かと思ったらあんたらかい!てか思いっきり蹴散らされてたけど大丈夫なんかい!邪魔ばっかりしてる娘がいつの間にか着替えてたりとか、最後の最後で娘のアイデアが活きて、その元ネタが分かる所とかね。本当に美しい映画でした。劇場であんなに観客の笑い声が響き渡る映画は初めてでしたよ。もう俺も途中から遠慮なしに声出して笑ったり、うわーとか呟いたりしてしまった。いかな夏休みとはいえ平日の昼、どのスクリーンもスカスカですが、この映画だけギューギュー。しかも若い人ばかりかと思ったら老若男女入り混じり、劇場であんなに年の行ったおとっつぁんを大量に見たのも初めてです。自分は一人で来てる若いお姉ちゃんに囲まれて幸せでしたけどね。いやぁこれはもう一度観たくなる。そしてもう一度、彼らがどこでどれだけ苦心し、苦難を乗り越えていたか確認したい。出る時に後ろを歩いてた女性客が「映画撮るのって大変なんだね」と言ってましたが、確かに色んな意味でそこが一番の感動ポイントだと思います。なんだかステマ業者かよってくらい絶賛してしまいましたが、そんな気分にさせてくれる良い映画でした。
にしきのさん [映画館(邦画)] 9点(2018-08-14 23:39:43)(良:3票)
117.《ネタバレ》 良い噂は耳にしながらも、具体的な内容は知らず。ポスター情報等から単純に『ゾンビ映画』との認識で、劇場に足を運びました。これはですね、ほんと、映画館で観ないと駄目なヤツです。皆様、悪いことは言いません。騙されたと思って速やかに、劇場にお向かいください。多少遠くても観に行く価値アリです。くれぐれも、余計な情報は入れないでください。あと、どうか期待値のハードルはほどほどでお願いします。矛盾する言い方ですが、それが本作を最大限に楽しむコツです。以下ネタバレ含みます。ご注意ください。・・・


・・・観始めて直ぐに気づくのは、カットを割っていないこと。はは~ん、これはワンカット長回しがスゴイってことで好評価だったんだな。でも、それって結局は努力賞の類いで、本質的な映画の評価はまた別物だよなと、“最初の”エンドロールを眺めておりました。ところが本番はこの後でした。ワンカットゾンビ映画(生放送ドラマ)が出来るまで。その裏で起こっていたこととは。コレがもう可笑しくて。不自然だったシーンの謎解きやら、実は修羅場だった裏方事情やら、加速度的にオモシロさが増していきます。いやー久々に劇場で声を出して笑いました。これだけも充分に満足できる内容なのですが、まさか最後に泣かされるとは。安い、早い、出来はそこそこ。妥協しまくって仕事を手にしていた、B級映像作家の胸の内に秘められていた思い。そりゃ誰だって黒澤明みたいに、こだわって撮りたいですよ。でも、それが許されるのは、一部の実績ある監督のみ。大多数は、そうはいかないことは、映画製作に携わっていない私でも容易に想像がつきます。それが社会の仕組み。雇われ人の宿命です。自分と同じ道を志そうとする娘の姿は、父の目にどう映ったことでしょう。青臭かった、でも熱かった、かつての自分自身ではなかったでしょうか。困難な状況でも、ベストを尽くそうともがく監督と娘の姿に、胸が熱くなりました。肩車カメラはね、同じ娘を持つ私にしてみれば、もはや反則ですよ。ガチ泣きしました。猛暑で大きめのタオルを用意しておいて助かりました。この感動に繋がるのは、偏に劇中劇『ワンカット・オブ・ザ・デッド』の出来が良かったから。もちろん、ハプニングだらけで完成度は高くないんです。でもラストシーン、狂気を帯びた血塗れヒロインの美しさは、名作『キャリー』にも引けを取らないものだったと思います(すみません。キャリー観てませんでした)。ゾンビ映画であって、ゾンビ映画にあらず。『ラヂオの時間』『僕らのミライへ逆回転』にも通じる、仕事への誇り、映画と家族への愛に満ち溢れた映画でした。困ったことに「ポンッ」が耳から離れません。名作や、傑作というより、愛すべき映画。この映画を薦めてくださった先輩レビュワー様、そしてヤフーニュースで取り上げられていた指原莉乃さんに心から感謝いたします。(7月25日追記)ついに全国拡大ロードショーが決まったとの朗報が。各種メディアもこぞって取り上げ始めました。嬉しいことですが、反面ネタバレの危険も跳ね上がったわけで。痛し痒しとは、このことでしょうか。
目隠シストさん [映画館(邦画)] 10点(2018-07-22 06:16:34)(良:3票)
116.《ネタバレ》 この映画が描いているのは、何かを創造する事の素晴らしさであり、もっと端的に言うのなら、「働く事(≒生きる事)の素晴らしさ」であろう。それは、ほとんど誰もが共感できるテーマであり、だからこそこの映画はこんなにも多くの人に受け入れられているのだろう。形は違えど、サラリーマンであれ、専業主婦であれ、誰もが日々働いており、誰もが日々何かを創造しているのだから。(実際、小さなお子さんを育てられているお母さん達の日常は、この映画の現場のような事の連続だと思う。)物語の終盤、最早人としての好き嫌いをも超越し、それぞれが一つの目標に向かって個々の役目を全うしようと懸命になる姿は、まさに現代人としての生き方そのものを描いていたと思う。

というわけで、ソンビを通じて実は人間を描いているというのは、昔から多くのゾンビ映画がやってきた事であり、そういう意味ではこの作品も立派な「ゾンビ映画」であると言える。ただ違う点があるとすれば、今までのゾンビ映画が割と人間の愚かさや浅はかさなどを描いてきたのに対して、今作はこれ以上ないくらい爽やかな人間賛歌になっている所だろう。
rain on meさん [映画館(邦画)] 8点(2018-10-26 11:04:10)(良:2票)
115.《ネタバレ》 たいへんな話題だからこそ映画館へ足を運びました。
当然、ハードルはガンガン上がっていましたが、予想の斜め上を行かれましたね。
ホラーで始まり、笑える、そして最後にホロリとさせられる。
映画館を出るときに清々しさを感じたのは久しぶりでした。
牛若丸さん [映画館(邦画)] 9点(2018-09-22 13:54:03)(良:2票)
114.なぜこの映画がこんなに話題になったのかが全く理解できない。何かの得体の知れない力が加わったのだろうか。時折り笑えるシーンはあったがどうってことない。ごくごく普通の低予算映画である。まあ、映画を撮ってるところをまた撮ってまた撮るというマトリョーシカみたいなものである。それが面白いのだろうか、くだらないの一言に尽きる。邦画がいまだこんなレベルであることに大いなる失望を感じざるを得ない。日本国民の「流されやすさ」に不安をおぼえる。
イサオマンさん [地上波(邦画)] 2点(2019-04-01 21:58:12)(良:1票)
113.《ネタバレ》 すごく話題になっているようなので観たが、この映画の多くの評価で決定的に欠けているものがある。
劇中のカメラマン役ではなく、エンディングで登場している実際に撮影しているカメラマンの超絶的なカメラワークである。
このカメラワーク抜きではこの映画はここまで評価を得られなかったであろう。
いわゆるかつてのフィルム映画とは違ったビデオ機材で撮影されていると思われるのだが、
「蘇る金狼」で松田優作のアクションシーンを1カット長回しで撮った伝説カメラマン、仙元誠三を思わせるものがある。
このカメラワークのインパクトが無ければ、後半のドラマは凡庸になっていたに違いない。
アイデアより、役者より、カメラそのものを操るプロの技術に賛辞を送りたい。
どっぐすさん [インターネット(邦画)] 7点(2019-03-17 23:46:53)(良:1票)
112.映画を観終えて池袋から電車で職場に向かいがてら、宇多丸のこの映画の評論を聴く。そして別日の収録で、宇多丸と上田監督のインタビューも見つけて、それも聴く。このインタビューもまた、僕にとって大きなものとなった。
どうやら上田氏、かねてからの宇多丸ラジオのリスナーであって、宇多丸の映画観に多大な影響を受けていて、特に映画の勉強や専門学校に通っていたわけではないとのこと。子供のころから映画のようなものを撮って遊ぶことが大好きだったとのこと。影響を受けた日本人4人、松本人志、吉田戦車、三谷幸喜、そして宇多丸とのこと。なお、映画をみて僕は「三谷幸喜『ショーマストゴーオン』だ!」と思っていたので、合点。『カメラを止めるな!』には、上田氏にとっての宝物をとにかく詰め込んだとのこと。
ここまで聴いて僕は胸が打ち震えた。上田監督こそ、”こーゆーのにワーワーはしゃぐニンゲン”を最上級に拗らせちゃったまさにその人である(にすぎない)。すなわち、映画が好きで、録画して音楽付けて遊んでて、吉田戦車や三谷幸喜にはまって、おおいなる映画の世界に憧れて、宇多丸のラジオを聴いて映画の在り方を学び、ENBUゼミで人を集めて300万円も突っ込んで映画を撮り、自分の赤ちゃんまで出演させ(たぶん監督の実の赤ちゃんだと思う、名字が上田だし)ているそういう生きざま。
だから、とてもおこがましくて申し訳ないんだけれど、僕は我がことの様にうれしい。こうやってうれしい思いを抱いている人は僕以外にも沢山いるはずだ。『カメラを止めるな!』は、まさに僕らの映画なのだ。

ここまで来れば『桐島部活やめるってよ』に話が繋がるのは至極自然である。映画のほう。
僕はこう想像する。上田監督は、『桐島』の前田のその後なのではないか。
だとしたら前田よ、映画をあきらめないでありがとう。君があこがれていた、大いなる映画の世界は今、君のものだ。こうして『桐島』をも補完し、完成させることになった。もうこれ以上の感謝しようにも僕のスキルでは無理だ。
no_the_warさん [映画館(邦画)] 10点(2018-12-27 23:01:17)(良:1票)
111.《ネタバレ》 娘が納屋に逃げ込み、身を屈めていたらば 目の前にはゾンビ男のナマ足が(顔は映さず)
あれはなんだったのだろうか一体と思いつつ、
その後、

『こんなところに斧が ツイてるわ』(棒読み)
と、終盤大事なところで
こんなダサい台詞を呟かせてしまうクオリティーに もはやその程度のものだったのねと 残念映画の烙印押し掛けていましたら
実はその判断

間違ってましたね
37分で終わりじゃなかった。
話はそこから
いやあ、笑えましたよ 存分に。

斧があそこに置いてあった経緯が知れてスッキリ。
ゾンビ男がナマ足だけしか映らなかった経緯が知れて爆笑。
しかもこの2件についてはリンクしているし。

いやはや、騙されましたね ホンマ。
情報無知で見れて幸せだったです。
3737さん [DVD(邦画)] 8点(2018-12-17 21:15:29)(良:1票)
110.《ネタバレ》 Twitterはじめネット上で話題になりテレビでも取り上げられはじめた頃この作品を知り、地方住みでも上映されるようになった9月の初めに観賞。前情報は「ゾンビ映画の撮影中に本物のゾンビに襲われるというストーリーのワンカットが恐ろしく長い映画、超低予算で無名の監督と俳優、でも観た人がほぼ大絶賛でクチコミで上映範囲が拡大中」で、自分の中ではかなり高めのハードルが設定されたけど、それを軽く飛び越えるくらいの面白さ&出来の良さだった。

(以下、ややネタバレ)
冒頭のワンカットは変な間やシーンが挟まれたりして、大丈夫か?と思い退屈になるけど、これは後から種明かしがある類いのやつだぞとだんだん気づき、集中して我慢すればそのあとはもうゲラゲラ笑えるし、キレイなネタの回収に舌を巻くしで最後はほろりと感動、エンドロールでさらにもう一つ向こう側が観られるというサービス付きで、大満足。無駄な部分が全くなく、一本の映画としても完成度が高くて本当に楽しませてもらいました。映画館でこんなに笑ったのは初めてだった。
映画館で他の観客と大勢で観て、大声で笑う、という体験はなかなかできないのではないかと思うので、低予算映画だからといって映画館に観に行かないというのはもったいな過ぎる。
eurekaさん [映画館(邦画)] 9点(2018-10-21 17:07:23)(良:1票)
109.《ネタバレ》 前もって聞いていた口コミ情報を一切遮断。
それでも無理矢理に聞こえてくる「良かったよ」の報。
いや、間違いなく良かったんだけどね。

採点は7だけど、これは2つの要素の平均値として。
その1つ目は「単純に映画として」…5点。
んで2つ目は「クリエイターとして」…限りなく10に近い9って感じ。

まず1つ目の「単純に映画として」の評についてだけど…
なぁーるほど、シナリオはよく出来てると思うし、じっくりと練られてる。
それにカメラワークも秀逸なくらい計算されてて、そこは単純に驚嘆の域でリスペクト。
ドラマ…すなわち物語としては素晴らしい。
もはや(誰が考えたかはさて置き)発明に近いくらいのシナリオでしょうな。

ただ、ただ…映画のスケール感じゃない。
俺自身は「よく出来たドラマ=よい映画」とは個人的に思ってないからだ。
俺的にいい映画とはジャンルを問わず、その場に滞在してるような…そんなトラベリングをさせてくれる。
そういった意味で、この映画は絵や空気感、構図などがTVドラマのチープなスケール感が最後まで拭いきれなかった。
資本的な問題じゃなく、映画としての威風堂々さが圧倒的に足りないのが残念だった。
それでもシナリオを含め、物語としては異常によく出来てるとは思う。

そして2つ目の「クリエイターとして」…だけど、うん。
これ、業種の違いはあれど、こんな事ばっかりだよな……クリエイターの日常って。
この作品って、凄いハプニング映画で面白くドタバタしてるように描きつつも、
大なり小なり「モノづくりってそんなもんだよなー」と日常の仕事を思い出して客観視できなかった。
つか、仕事の時の精神状態に切り替わってしまったわ、マジで。
ともあれ「続けること」と「やり遂げること」…その先にしか達成感はないんだなーと再確認。
そして、そのやっと得た達成感も…豪華な背景が描かれただけのマラソンのゴールのテープのような薄いもの。
渇望する栄光の到達点に見えて、そこはただの通過点で滞在など出来ない。
…終われば退くしかない一過性の場所。

それでも、しばし仲間との達成感を共有できれば…
あの時の喧嘩も、あの時のトラブルも、きっとお互い心の財産になる。

うん、そうと信じて歩き出すしかない。

ゾンビのように遅い足取りで。
映画の奴隷さん [映画館(邦画)] 7点(2018-10-18 03:38:20)(良:1票)
108.「決して一人では見ないでください・・・」
怖いから?イエイエ、この映画の鑑賞体験を誰かと共有したくなるから。
見終わった後、無性に誰かとこの映画の話で盛り上がりたくなるから。
傑作です。
代書屋さん [映画館(邦画)] 10点(2018-09-17 23:31:15)(良:1票)
107.《ネタバレ》 この手の「内幕披露物」って案外沢山ありますよね。
例えば「キャビン」や「ラヂヲの時間」、見方を変えれば「Back to the Future Part2」もそうですよね。
本作は一本の作品中に本編と内幕がセットになっているのが新しい所。
楽しい時間を過ごさせて貰いました。
二番煎じは絶対に無理、正にアイディアの勝利。
それにしても、本作の現場は大変ながらも楽しかったんでしょうね。
なんだか羨ましいです。
たくわんさん [映画館(邦画)] 7点(2018-09-17 22:45:32)(良:1票)
106.《ネタバレ》 前半で恐怖の瞬間であったシーンが、後半で笑いと妙な緊張感が溢れるシーンになる様子は、ただただお見事!
面白いしホロリとせさるし、良かったです。

見事なシーン転換に感嘆しながら、自分が分かっている「つもり」になっている物事はどれくらいあるんだろうって考えてしまう私がいました。

私たちが「分かったつもりになっている」他人の表情や行動の意味なんて、本人じゃないと合っているかどうかなんて分からない。自分から見える他人は、その人の超表面的な部分でしかないし、全く違うことを考えているかもしれない。自分のカメラのフレームから外れた他人の気持ちに気づけるようになりたい。
脚本の意図は分かりませんが、ふとそんなことを考えた鑑賞後でした。
うらわっこさん [映画館(邦画)] 6点(2018-09-15 23:12:35)(良:1票)
105.前半の1時間はとても退屈、登場人物の叫び声やBGMも耳障りで嫌悪感すら感じる作り。
しかし後半の巻き返しで最終的には「面白い映画だったな」で終われる、終わりよければ全て良しな作品。
とは言え、テレビ放送で観てたら絶対途中でリタイアしてた、
そういう意味では画面に集中せざるを得ない映画館で鑑賞しておいて良かったなと思える映画。
勾玉さん [映画館(邦画)] 7点(2018-08-27 23:59:37)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 124人
平均点数 7.53点
000.00%
110.81%
243.23%
310.81%
421.61%
575.65%
6108.06%
72721.77%
83326.61%
92419.35%
101512.10%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.40点 Review5人
2 ストーリー評価 7.54点 Review11人
3 鑑賞後の後味 7.63点 Review11人
4 音楽評価 5.50点 Review8人
5 感泣評価 3.62点 Review8人
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