1.《ネタバレ》 まあ、いつもどおりの普通の「科捜研の女」だった。過去このシリーズに出て榊マリコに関わった人たち(元旦那とか元上司、元同僚に父親・母親など)ゲストが盛りだくさんで豪華なのだが、だからと言って物語が面白いかというとそういう事にはなっていない。
つい最近、ネットの芸能ニュースなどで、このTVシリーズの終了が盛んに囁かれていたが、同様の東映制作の刑事ドラマ「相棒」と並んで終わるべき時期なのだと思う。相棒の方にも言えることだが、科学技術(相棒の方は主人公そのもの)が、超人的完璧になりすぎて、「この人・この技術の活用の仕方、すごい!」とならないんだよなあ。何キロにも及ぶ素粒子の都市地下施設を使って、唾液を検出しました。だからあなたが犯人です!と言われても、「はぁ・・・お金かけましたねぇ」としか言えない。また、件の毒性に対する解毒の解明も超ご都合主義で呆れる。
マリコの死ぬ死ぬ詐欺に関しては、まあお約束といえばそうだけど、死ぬと思ってる人はいなかったろうし、あの飛び降りをする必要すらなかった。(犯人現場に来てるんだから、取り押さえろよ)もっと言うと、また撮影所ネタで切り抜けたかと。
最近終了したTVシリーズの最後に、もう終わることを匂わせた演出があったが、これも終わる終わる詐欺ではないかと心配している。