207.また一つ、愛すべきクソ映画が増えてしまった!突然のジャンル崩壊を突きつけられた観客はしばし呆然とするばかり。前半は一体何だったんでしょうか。むしろ後半は一体何だったんでしょうか。それぞれを別の映画として考えたとき、前半の逃亡劇はクソなワケですが、後半の吸血鬼ホラーもやっぱりクソなワケです。しかし、この二つのクソを確信犯的(誤用)に繋ぎ合わせるというクソなアイデアを持ち出してくるところがスゴいんですよね。要するに「クソとクソをクソという接着剤で結合させたら、なんとカレー味のクソができました」という実にファンタジックな作品であると形容することができましょう。カレー味のクソは所詮クソであることに違いないんですが、それでも俺はそんなクソをいつまでも愛せるようなクソ人間でありたいと切に願うのです。It's fuckin' GGGRRREEEAAATTT!!! 【コバ香具師】さん 6点(2004-06-13 05:38:43) (笑:3票) |
206.《ネタバレ》 前半8点、後半7点、合わせると6点という不思議な映画でした。 前半のひりつくような緊張感。後半のばかばかしくも面白おかしいホラーアクション。 まったく異なるジャンルの映画を、1本の映画として融合させる試みはすごい好きです。やってみたくなる気持ち、なんかわかります。 今回は前半の本気度と、後半の肩の力の抜き具合のバランスがうまく融合しなかったので、前半を台無しにされた残念な気持ちが残っちゃいましたが、こういう映画は全然有りだと思います。こういう作品がたくさん作られる中で、きっと今までにない新感覚、新ジャンルの映画が生まれてくるような気がします。 《追記》 そういえば、本当に偶然、フェティッシュと一緒にこの作品を借りて、しかも2本続けて見てしまいました。ただ知らなかったので、先にフェティッシュを見て、その後に本作を観てしまったのですが。一瞬あれ?って思って、途中でフェティッシュの最初のほうもう一回見て確認して、やっぱりこの事件のこと?って思いながら、そんなことあるんだーっていうわけのわからん感慨を感じながら鑑賞しました。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-04-15 05:01:31) (良:2票) |
205.まるで教科書のような良質のクライム・ムービー。ちょっとした弾みでも人を殺す危うい犯人たちと、人質にされた善良な家族との間に漂う緊張感が、観る者の心臓をキリキリと締めつけてくる。この脚本と構成力は……ってアホか!! 9点。 【肛門亭そよ風】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-12-29 01:50:44) (笑:2票) |
204.《ネタバレ》 作者は9回ツーアウトでいかにして意外な結末で勝利を導くかに頭をしぼるものである。 しかし今作は、息詰まる野球の試合がいきなり、阿鼻叫喚のサッカーの試合に変わってしまう。 観客はパニックだろう。 大事件というものは、大抵突拍子もなく身に降りかかって来るもので、ルールなんてものはない、と考えると極めてリアルな展開だ。 この映画、そういう意味では、あっと驚かすことには大成功した。 しかし、そのあとのことは、何も考えていなかったと思えるほど、出たとこ勝負の、やっつけ仕事になっていく。 バンパイヤとの戦い、笑えるほど雑だ。 そして、登場人物をひととおり殺してしまい、やることが無くなって終わるという清々しい結末。 この作品のジョージ・クルーニーは、かなりカッコイイ。 【Beretta】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2003-11-04 14:30:21) (良:1票)(笑:1票) |
203.あ、これでいいんだ。映画って自由なんだ。と既成概念をぶっ壊してくれた。 |
202.ホラーって書いてありますが、怖がりの私でも、夜中に一人で見られました。 【おおるいこるい】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-08-12 13:21:29) (良:1票) |
201.《ネタバレ》 ロバート・ロドリゲス,タランティーのコンビの映画ということは知ってましたが、何の知識もなしに観たものですから、前半は「このままでは済むわけはないだろう」とは思っていましたが映画の折り返し地点で、ぶっ飛びました・・・ 突然の急展開は「ジョージ・クルーニの幻想を私たちに観せているのではないか」と、しばらく思い違いをするほどありえない展開。そしてやっとその時タイトルの意味がわかりました。 きっと、ロバート・ロドリゲスもタランティーノも「ストーリや脚本の妙」を追い求めるよりも、理屈ではない「はちゃめちゃさ」をモットーとするタイプで、今回の映画もその心意気がしっかりと感ぜられて、本当にたまげたというか、もう脱帽です。 それにしても、シン・シティーでもそうですが、バンパイヤの殺戮される様がとってもユーモラスで、思わず笑ってしまいましたし、ジョージ・クルーニーも、またあのジュリエット・ルイスもよくこの映画に出演しましたね。シナリオを読んで判断したということであれば、大変な遊び心(?)を持った方々です。 ということで、下調べ無しで観ればぶっ飛び度120%の映画です。何も知らない友達にこの映画を薦めて後から「どうだった」と聞いて盛り上がるにはうってつけの映画かも。また全体の雰囲気もB級チック満載なところがたまりません。 【たくみ】さん [DVD(吹替)] 7点(2008-07-06 20:32:07) (良:1票) |
【Syuhei】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-12-18 01:13:18) (笑:1票) |
199.ものすっごい、バカ。これでタランティーノが好きになりました。映画って何やってもいいものだと思うんですけど、タランティーノほど無邪気に、ばかげたことを平気でやっちゃう人は存在しない。唯一無二、子供のような天才です。 絶対に読めない後半の展開。深い人間ドラマも何もなく、脚本は意図的に破綻させられている。まちがっても完成されている作品とは言い難い。それなのに、感動してしまった。この超がつくほどのバカぶりに。どこまでも自由な、あまりにも自由なタランティーノに。万人受けするものではないが、個人的には心から楽しむことが出来た。 常識的な考え方、大人ぶった良識にファック・ユーを突きつける爽快感。中学生の頃に初めてこの映画を見てから、自分の心を縛っていたある種のくだらない思い込みを振り払うことが出来たように思う。もっとバカになって、はちゃめちゃに生きてもいいんだ、むしろそうしなきゃ損なんだと思えた。常識を捨てて、バカをやることの素晴らしさというものを教えてもらった。こういう作品に出会わなかったら、自分は今よりずっとつまらない人間になっていただろう。そんな思い入れをこめて、大サービスの10点。 【no one】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-11-13 03:28:55) (良:1票) |
【ニコレット】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-11-09 02:21:11) (良:1票) |
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197.《ネタバレ》 「バカっぷり」が中途半端。 映画製作における「常識的文法の破壊」を目的としているのは明白なんだから、どうせやるなら、もっと徹底してもらいたい。この作品のように、単に「前半と後半の展開」をまったく変えれば、それで良いってもんじゃないでしょ。「面白く破綻させる」ってのはそんなに簡単な事ではないはず。 実際、前半はただの人質サスペンスがダラダラと一時間近く続くだけだし、後半も単に「前半との繋がりが破綻している」だけであって、独立して見れば、よくある安っぽいB級ホラー。 演出や展開にしても特に見るべき部分は無い(善戦するも一人ひとり襲われる→仲間が吸血鬼(もしくはゾンビ)として復活→愛する者が止めを刺す、みたいなホラーによくあるパターンの繰り返し)。肝心のストーリーに意外性が無いのでは本末転倒。 私がやるなら、あの牧師の親子3人が、実は「吸血鬼ハンター」としての裏家業をやっていたとか、主役の強盗ふたりも、もっとキレた「二重人格」を宿しているとか、一緒に店にいた客の中に、とんでもない殺人技術を持った「連続殺人鬼」が紛れ込んでいたとか、さらに店内に潜入調査に来ていた刑事(実は正体は「狼男」で、途中で変身する)がいたとか、そんな連中による、三つ巴、四つ巴の血みどろの「人外の者どもの饗宴」を描くんだけどなあ。 で、最終的にはみんな揃って吸血鬼かゾンビになっているにも関わらず、また「犯人と人質」という立場で逃走劇を再開するってオチにするけど。どう?こっちの方がはるかにキレてるし、娯楽映画の展開としてもインパクトがあると思うんだけど?日本の漫画なら、これくらいは言われなくてもやるねw。 【FSS】さん [映画館(字幕)] 4点(2005-01-17 18:10:04) (良:1票) |
196.《ネタバレ》 最後まで前半の逃走劇を続けてくれても良かったなあ。吸血鬼もいいんだけどタラが死んでからつまらなくなってきた。しかし冒頭のシーンは本当に良く出来てる。思わずのめり込んだ。クルーニー、カイテル好演。 |
195.子どものころからいちばん怖いモンスターが吸血鬼デス。血を吸われるなんて・・・ああいやだいやだ。でもこれはあっけにとられ一気に見ちゃいました。怖くなかったです。でももう一回見ようとは思わないです。これを見てから「フェティッシュ」を見ると面白いのよね。うれしくなるシーンがあります。 【envy】さん 5点(2004-08-25 21:42:31) (良:1票) |
194.マクドナルドと吉牛がいっしょに来たような映画。私はおいしくいただきました。 【ザ・チャンバラ】さん 7点(2004-08-05 12:30:33) (良:1票) |
193.《ネタバレ》 ヴァンパイア物の中ではかなり好きかな。いや観た時は、ほとんどの方と同じようにまさか、ヴァンパイア物とは思ってなかったんやけども。この映画がうまいのは、その化け物の正体を映画のジャンルごと観てる俺らにもわからなくした映画構成にあると思う。本来、ホラーって、こうでなきゃいけないと思うんやけどね。だって、これはモンスター映画ですよってわかってみるモンスター映画ほどおもしろくないものはない。モンスターが出てくるのわかってるんやもん。まさか、モンスターが潜んでたなんてって観てる観客も驚く展開がモンスター映画のあるべき姿じゃないやろか。それで、初めて映画の中の人と同じ感覚で見てる俺らも驚けるんじゃないやろか?それをジャンルを変えるって事でやりとげたこの映画はまさにアイデア物。ただし、ある程度、観る者を限定するモンスター物を観客に納得させるには、まったく違うジャンルにはできない。ある程度観る人達を制限しなきゃ、感動物を観に来た客にスプラッターは見せれない。だから前半のノリもダークな犯罪物にしたのでは?宣伝をあまりせず、情報が広まらなかったのもよかったんちゃうかな。まー、観方によっては、小さい子供が人形で遊んでて急に感極まってその人形達をぶっ壊して暴れるっていうノリに似てなくもないが。とにかく、ヴァンパイア好きには避けて通れない映画やとは思う。ただ、この映画がヴァンパイア物だって事に気づいてないヴァンパイア好きな人がもしいるとしても、紹介しづらい映画やねんけどね。ちなみに2と3もヴァンパイア物では好きな方やけど、やっぱり、1ほどインパクトはないかな。 【なにわ君】さん 10点(2004-07-08 16:13:01) (良:1票) |
192.スプラッターものは苦手なんだけどコレは素晴らしい!前半の逃亡劇を一切無視した後半の残酷かつ愉快な血飛沫のオンパレード。普段なら「オエー!!」って言ってしまいそうなのに、不思議と怖くない。なぜかって?おバカだから。ジョージ・クルーニー、『リターン・オブ・ザ・キラートマト』に出てた頃とはえらい変わりっぷりだねえ。カッコよかったよ。ただ一つ納得いかなかったのは、後半入ったとたんタラがあっさりやられちゃうこと。結構期待していたのに・・・。もっとキレた演技が見たかった。コレ観た後ティティー・ツイスター行きたくなった。 ヘンな映画が好きなら一見の価値あり!! |
191.《ネタバレ》 朝になって主人公達を迎えにきたメキシコ人、ボロボロ姿の主人公が「吸血鬼がいっぱだったぞ!」と文句をつけると、 淡々と 「......そうか..」の一言。 って、リアクションそれだけかよ! 【あばれて万歳】さん 7点(2004-05-14 11:48:51) (笑:1票) |
190.《ネタバレ》 中盤でガラッと展開が変わるのを許せるか、許せないかで評価が二分しているようだが、ココまで「在り来たりのお約束ってヤツを打破したれやぁ~!!」的ENERGYに満ちた作品は稀有な点で個人的には「許せる」派。テンション上がりっ放しのイケイケお馬鹿ムービーに細かい突っ込みは野暮なんで素直に爆笑するのが正解だろう。確かにトム・サヴィーニのセックス・マシーンはタランティーノよりオイシイ役得だなぁ。股間のガトリング銃にゃシビれたぜ!最後は逆「物体X」ノリで犬になってるしw。とは言え、所詮は”一発芸のキワモノ”でしかないので、再見に堪える深みも味わいも無いのは明らか。まぁオマケして7点…。 【へちょちょ】さん 7点(2004-02-26 16:28:40) (良:1票) |
189.《ネタバレ》 観始めるとハードボイルド+タランティーノのトークにクールな展開を期待する。が、バーに入ったところから肝心のタランティーノ急死、ヴァンパイア増殖でジェットコースター的にホラーへ一直線、ていう、一粒で二回美味しい映画。誰がこんなこと思いつくんだよ・・・って思ったらロドリゲスとタランティーノか、と何となく納得。 【コーヒー】さん 7点(2004-01-24 20:23:22) (笑:1票) |
188.居酒屋で隣の席に居合わせた自称映画通の男性が自信満々に「フロム・ダスク・ティル・ドゥーン」と言っていた。「ドゥーン」て・・・。それじゃ村上ショージだよ・・・。 【ぽめ】さん 9点(2004-01-10 16:30:37) (笑:1票) |