恋する女たち(1986)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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恋する女たち(1986)

[コイスルオンナタチ]
1986年上映時間:98分
平均点:4.64 / 10(Review 11人) (点数分布表示)
ドラマ青春ものアイドルもの小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-11-12)【イニシャルK】さん
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監督大森一樹
助監督山下賢章(監督補)
キャスト斉藤由貴(女優)吉岡多佳子
相楽ハル子(女優)志摩汀子
柳葉敏郎(男優)沓掛勝
小林聡美(女優)大江絹子
川津祐介(男優)神崎剛志
星由里子(女優)志麻汀香
蟹江敬三(男優)汀子の父
出演大森一樹(写真)
大江千里(写真)
原作氷室冴子「恋する女たち」
脚本大森一樹
渡邊孝好(脚本協力)
音楽かしぶち哲郎
作詞谷山浩子「MAY」
編曲武部聡志「MAY」
主題歌斉藤由貴「MAY」
製作富山省吾
東宝映画
配給東宝
美術村木与四郎
酒井賢(美術助手)
編集池田美千子
録音宮内一男
あらすじ
【それでも恋って、素敵なもの・・・】(公開当時のキャッチコピーより)氷室冴子の同名小説の映画化。多佳子(斉藤)汀子(相楽)緑子(高井麻巳子)は、金沢第一高校に通う高校二年生。ある日、親友二人からいきなり恋愛話を打ち明けられ、ショックを受けた文学趣味過剰気味且つ臆病な多佳子は、『恋すること』に真剣に立ち向かう決意を固める・・・。監督大森一樹&女優斉藤由貴コンビ三部作の第一作。1986年キネマ旬報ベストテン第7位。
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11.《ネタバレ》 斉藤由貴のどこか陰性な暗い本質を見抜いたのが彼女のデビュー作『雪の断章ー情熱ー』を撮った相米慎二なら、そのコメディエンヌとしての資質をいち早く見出したのは大森一樹だろう。最初から過去の時代を描いた次作『トットチャンネル』が現在でもさほど色褪せて見えないのに対し、古都金沢を舞台にしつつ80年代当時最先端ファッションの斉藤由貴を描いた『恋する女たち』がひどく褪せてしまったのは残念だ。流行は廻ると言うが、この映画が逆にかっこよく見えるなんて時代はこの先も来ないだろう。なにしろダサいのだ。安っぽいのだ。気恥ずかしいのだ。ツルゲーネフやサリンジャーの引用、文学的な言葉遣いを随所にちりばめる少女たちの感性、コミカルな描写の古さ、高井麻巳子、菅原薫二人の驚くべき大根ぶり、暴走族の決闘の軽薄さなどなど欠点をあげればきりがない。しかし、である。それでも斉藤由貴が輝いているのである。この映画で描かれるのは、彼女演じる主人公多佳子の初恋だ。勝気な少女がそれでもどうしようもなく直面する恋というと、どこか樋口一葉の『たけくらべ』の美登利のそれを彷彿させもするが、理屈っぽくシニカルな分、多佳子の初恋はより厄介だ。強気に纏っていたはずの全能感を打ちのめす初恋という制御不能なその感情に、彼女が時にとまどい、時に居直り、七転八倒の末やがて素直にそれを受け入れていくさまが、コミカルにそれでいてとても真摯に共感をもって綴られていく。自分の恋に気づいたこの少女が、一生の不覚とばかりに落胆する描写がなんとも面白い。惚れることと負けることを同義とする、大人からすれば滑稽で幼いそんな潔癖さは、けれどたしかに初恋の一つの真実ではなかったか。美しい初恋映画は数あれど、こんな視点から恋を描いた映画は他に類がない。恋に関する印象深い名台詞の数々も含め、氷室冴子の原作に拠る部分は大きいだろう。それでも「なぜ世界でたった一人、よりによって彼でなくてはダメなのか、そんなこともわからないで愛だの恋だの私には言えないんです」と切に涙し、いつしかひたむきに恋する自分と向き合っていく多佳子の姿には胸を打たれずにはいられない。ラストの油絵が象徴するように、かたくなな鎧を脱ぎ捨て裸となるそんな少女に斉藤由貴が見事に同化している。ダサくて安っぽくて気恥ずかしい、けれどそれ以上に恋することの大切さを教えてくれるすばらしい青春映画である。
BOWWOWさん [DVD(邦画)] 10点(2009-08-09 22:33:24)(良:2票)
10.《ネタバレ》 右横の髪の毛をバサッと切り落としてしまっただけで見てくれがオバチャンっぽくなってしまった斉藤由貴がいと可笑しい。

昔、ある先輩が これで斉藤由貴のヌードがばっちり拝めたと自慢げに言っていた。だが、その表情からはその嬉しさが微塵も感じ取れずに なぜなんだろうと思ってた。それから三十年以上も過ぎた今、その先輩が言い放った勢いよさと そしてその後その勢いよさとは真逆で冴えない表情へと移り変わっていたことの意味が今にして解かる。うう、なるほどなという思いで今回じっとエンドロールを眺めること数分・・
そしてその長い途中で思うこと一つのみです 
だからいいよ もう見飽きたから 全裸はもういいから いい加減に画面チェンジしてよと いっそ、そろそろ終わろうよっと思うことしきりだ。
きっとあの時の先輩も似たようなお気持ちであったのだろう 納得だ。 
3737さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-12-31 18:09:32)
9.学園もの、初恋もの。こういうのは最初は己れの周辺の話として観ていたものだが、やがてある段階から「最近の若い子たちはこんな感じなのかねえ」という気分で観るようになっているのに気づき、シミジミさせられる。この時代ぐらいになると、もう親の呪縛からは完全に解かれていて、その世代だけの物語となる。そのぶん大人の絡むシーンはだいたい不調。現実の反映なのか、理想としてなのかはよく分からないけど。見つめるだけの禁欲的な憧れの世界。オタカさんは窓から野球少年を見つめ、少年は図書室でオタカさんを見つめ。喋れば思いばかりが先に立ち、口がまわらなくなり、あるいは心が後ろに引っ込んで、字幕となって悪態をつく。学園の青春は不変です。「野球好きなの?」「ヤクルト」「飲み物のこと言ってんじゃないのよ」「!?」で思いがばれちゃうなんてとこ、おかしかった。自分の思いを隠そうとするヒロインてのが、不変の味わいなんだろうなあ。地方都市のなんかシマッテない感じが良い。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 6点(2010-08-08 10:40:11)
8.金沢一の「ディスコクイーン」(どこが?)高井麻巳子の素人演技には唖然とする以外ないが、そのフォローは斉藤由貴・相楽ハル子・小林聡美が充分してるかと思うので俺は許します。
放浪紳士チャーリーさん 6点(2004-06-27 14:55:33)
7.これ見たの小学生の時だった。斉藤由貴、大好きで。斉藤由貴より相楽晴子の印象が強いけど。何にせよ、記念すべきスクリーンデビューがこの作品だった私って一体...。イヤイヤ当時は映画のこと何も知らなかったから、それなりに楽しかったんですけどね。
●えすかるご●さん 2点(2004-01-29 01:05:44)
6.脚本以前に若手の演技が下手すぎてちょっと... 特に,高井麻巳子と菅原薫(文太の息子)の演技には唖然としました.そう言えば,後者は最近お亡くなりになったんですよね.弔意を込めて3点献上します.
LB catfishさん 3点(2003-08-18 23:52:31)
5.高井麻巳子ファンとしては当時観ないわけにいかなかった作品。だが、高井ファンとしてもかなり不満の残った作品。で、3人の中で高井の演技が際だっていた作品・・・。 描かれている女の子の生き方は今観るとかなりトロくさい。でも、ここまでひどくないにしても、当時の日本の映画・ドラマってわりとこんな雰囲気だったような。 高井麻巳子が出ている点のみを評価して追加で2点献上。
じゃん++さん 3点(2003-06-28 12:29:32)
4.高井麻巳子がディスコクイーンという、あまりにもキャラクターが違いすぎるところ笑えてしまいました。お立ち台で踊る彼女はどうみても盆踊り。決して嫌いじゃない映画です。
omutさん 6点(2003-06-17 15:44:58)
3.放映された時を考えても(1986年)時代遅れな内容でしょう。ましてや柳葉が高校生やるって明らかにキャスティングミス。まっ、大森一樹だからしょうがないか。
いかりや800さん 1点(2003-02-16 14:03:29)
2.なんだこの映画は、、、。あまりつまんないんで驚きました。全然だめです。古い、アホ、かっこわるい、ダサい全てだめ。何考えてるか分からない。女子高生なら制服だろ。時代が違いすぎ。
バカ王子さん 1点(2003-01-30 15:16:50)
1.勿論、斉藤由貴に高井麻巳子で観に行ったんですが、なにせ同時上映が「タッチ2」ですから。まだ純粋なアイドルものが楽しめた時代。でもこのキャスティングで高校生は辛い。どこまでもフジサンケイですが、一番辛い柳葉敏郎が「タッチ」を観て冷やかすシーンは、何故かやけに印象に残っています。
イマジンさん 6点(2001-11-16 17:58:32)
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【点数情報】

Review人数 11人
平均点数 4.64点
000.00%
1218.18%
219.09%
3218.18%
400.00%
500.00%
6436.36%
719.09%
800.00%
900.00%
1019.09%

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