ゴジラVSメカゴジラのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ゴジラVSメカゴジラ

[ゴジラタイメカゴジラ]
1993年上映時間:107分
平均点:5.54 / 10(Review 61人) (点数分布表示)
公開開始日(1993-12-11)
SFシリーズもの特撮ものモンスター映画
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タイトル情報更新(2024-10-01)【Olias】さん
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監督大河原孝夫
助監督三好邦夫
手塚昌明
キャスト高嶋政宏(男優)青木一馬
佐野量子(女優)五条梓
小高恵美(女優)三枝美希
川津祐介(男優)大前博士
原田大二郎(男優)佐々木拓也
中山忍(女優)片桐ゆり
宮川一朗太(男優)曽根崎淳
ラサール石井(男優)桂木邦雄
中尾彬(男優)麻生孝昭(Gフォース司令官)
上田耕一(男優)兵藤巌
佐原健二(男優)瀬川隆之
黒部進(男優)陸上幕僚長
破李拳竜(男優)整備士
今村恵子(女優)精神開発センター所員
大沢さやか(女優)精神開発センター所員
高島忠夫(男優)細野(特別出演)
小林清志ナレーション
脚本三村渉
音楽伊福部昭(音楽監督)
撮影関口芳則
製作田中友幸
東宝映画
プロデューサー富山省吾
配給東宝
特撮川北紘一(特技監督)
鈴木健二(特殊技術 助監督)
神谷誠(特殊技術 助監督)(ノンクレジット)
江口憲一(特殊技術 撮影)
大屋哲男(オプチカルスーパーバイザー)
大澤哲三(特殊美術)
斉藤薫〔照明〕(特殊技術 照明)
作画破李拳竜(絵コンテ)
美術酒井賢
清水剛(美術助手)
若狭新一(造形チーフ)
録音宮内一男
斉藤禎一(録音助手)
照明望月英樹
スーツアクター薩摩剣八郎ゴジラ
破李拳竜ベビーゴジラ
その他東京現像所(協力)
小林清志(予告編ナレーション)
あらすじ
度重なるゴジラの被害に国連は筑波に対ゴジラ専門機関「G対策センター」を設立。メカキングギドラの研究をもとに究極の対ゴジラ戦闘マシン、メカゴジラを誕生させる。そんな中、ベーリング海アドノア島では恐竜の卵が発見される。研究のため京都へ運ばれた卵は、当初プテラノドンのものと思われていたが・・・生命の神秘をテーマに伊福部氏の雄大なテーマ曲が重なる、ゴジラ40周年記念作品!
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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【クチコミ・感想】

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61.BSで特集していて、数年ぶりにゴジラ作品を堪能しました。
ゴジラがカッコ良く登場して、丹念に作り上げた街やビルをぼこぼこに壊して、ラドンも可愛く空を飛んで・・・・
面白くてワクワクしてずっと心躍らせて観続けました。

俳優さんでは中尾さんが存在感があって良かった。
ゴジラの泣き声と伊福部さんの音楽もずしっと響きました。
たんぽぽさん [CS・衛星(邦画)] 9点(2014-07-26 22:18:36)(良:2票)
60.シリーズ40周年記念作ということで、図らずも20周年の時と同じくメカゴジラが敵役として登場したわけだが、これはこれでなかなかカッコ良い。もう少し動きに派手さがあればなお良かったが、それを凄まじい光線描写で補っているのには頭が下がる。徹底的にゴジラをいたぶる圧倒的な強さは恐らく、ゴジラ映画で1,2を争う敵役であったように思う。それをラストでゴジラが圧倒的な強さの赤い熱線でやっつけるのに物凄いカタルシスを覚えた。これこそ娯楽映画の醍醐味である。一方の人間ドラマも「種」というものをテーマにし、平成ゴジラのテーマであった“ゴジラを生物として解釈する”という物語に一応の完結を見せ、ベビーゴジラとGフォースの登場により、後のシリーズへと繋がる橋渡しをしているのも良い。難を言えば、特撮シーンのトータルタイムの増加により、結果的に人間ドラマが刈り込まれてしまい、ドラマに薄みが生まれてしまったこと。出来れば三村渉の決定稿をそのまま映画化して欲しかった。
ドラりんさん [DVD(邦画)] 8点(2008-12-30 17:20:29)(良:2票)
59.思うに、東宝はゴジラを強くしすぎたんだと思う。だから現存の実在兵器では対抗できなくなり、過去にはスーパーXやメーサー戦車、そして本作ではメカゴジラやGフォースといった架空の兵器・部隊を登場させてきた。しかし、この過程で「ゴジラが強い→ならばそれを超える兵器or対戦怪獣を→それに負けないゴジラを→…」という無限スパイラルに陥り、ゴジラ作品と現実の間には深い溝ができてしまった。自分のように、幼い頃、映画館を出た後で町並みを眺め、「この景色のあそこにゴジラが出てきたら…」などと考えて心躍らせた者にとっては、この現実との溝が残念で堪らない。我々がごく普通に体験している「日常」に現れてこそ、ゴジラは恐怖の対象になるのであって、近年のゴジラのように、現実もどきのパラレルワールドにゴジラが現れても感情移入できない。近年のゴジラは架空描写の見本市状態であり、「いま、この現実社会にゴジラが現れたら…」というリアル志向のゴジラを見たい人間にとっては、辛い時代になったと思う。ただ、これは何もゴジラ映画とそれを見る方達を批判しているわけではなく、私個人の求めるゴジラが現在東宝が作るゴジラとは離れているというだけのことだ。もう本当に怖いゴジラは見られないのだろうか。
カシスさん 1点(2004-05-04 15:07:14)(良:2票)
58.この映画では、人間の横暴さ、支配欲が大きく描かれている。すべてを武力で押し切り、自然を征服し、最先端技術を殺しのために使う人間である。人間を守るはずのGフォースが悪であり、ゴジラに感情移入したくなる。現在のゴジラは完全な悪として描かれているが、すでにファンから愛されているゴジラを完全な悪にすることは無理ではないか?
サイバーモーションさん 10点(2003-03-19 18:16:19)(良:2票)
57.ハリウッド版ゴジラがあまりにもアレだったので子供の頃大好きだったこの作品を再見。ほとんど怪獣プロレスがメインな為ストーリー性には欠けるが、子供でも純粋に楽しめるという点では良い作品だと思う。オープニングからメカキングギドラの頭部やガルーダ、建設中のメカゴジラ等が出てきてもうワクワクが止まらない。なんといってもメカゴジラの圧倒的強さにしびれた。当時小学生だった私は「アンカーさえ使わなければ勝てたのにー」という会話を友達としていたことを思い出した。今見返すとラドンも意外に強くてビックリ。ゴジラ瀕死やんけ!あと、靴をくわえたベビーゴジラが可愛すぎ(笑)
ヴレアさん [映画館(邦画)] 8点(2014-07-28 08:34:32)(良:1票)
56.《ネタバレ》 妻投稿■図書館で鑑賞(今日は怪獣シャワーですね)■さて、平成初期のゴジラVSシリーズをよりにもよって「お子様映画」ではなく「大人映画」と見てしまうのは多分私の幼さなんだと思います。そのうえで断言すれば、世間で評価されている平成ガメラシリーズは「人間が支配している現実世界」に非日常的怪獣が偶発的にぶつかってきているのに対し、ゴジラVSシリーズが描いているのはそもそも「世界を支配しているのは実は人間ではない」世界なんだと思うんですよね。つまり「世界を支配しようとする人間とそれに対抗しようとする怪獣との戦争(と思い込んでいるのは人間だけだけど)」を描いているのだから、プロパガンダ戦争映画みたいに(リアリティの名前の下に)人間メインばっかりに描く必要はなく、だからVSゴジラは「怪獣の目線」カメラで怪獣が街を闊歩する様子が演出されていると思います。つまり「怪獣プロレス」は描きたいものズバリなわけです。■そうした趣旨で描かれているシリーズなわけだから、いつかは人間が怪獣目線で本格的に戦う兵器が出るのではと思っていたけど(スーパーXやメカキングギドラにその前兆はあった)、本作と次回作のモゲラがそうだったんじゃないでしょうか。■映画では人間と怪獣の戦争だけど、両者の武器である科学vs破壊が火花を散らす一方、母性と生物的同族保護本能が両者を結び付けるなど、なかなか一筋縄ではいかない脚本もあり、リアルで濃厚だけど人間視点から見たためにある意味善悪二元論に陥っている平成ガメラや、少年ジャンプもどきみたいな「努力、友情」という人間の感情ばかりメインにしているミレニアムシリーズとは違った良さをたたえている作品ではないかと思うのですが、どうでしょうか■音楽が凄い好き。
はち-ご=さん [ビデオ(邦画)] 8点(2009-09-29 20:05:39)(良:1票)
55.《ネタバレ》 あぁ懐かしい。多分人生で一番初めに観た映画だったと思います。小学生低学年で親に地元の公共施設でやっているところに見に行ったな…、など色々思い出しました。改めて今回再鑑賞、伊福部昭の音楽が本当に心躍ります。もうこれ聞いているだけで幸せです。本編は小学生の時には大満足する内容です、私は懐かしく観れましたが、なんの思い入れもなければ少ししんどいかもしれませんね。ハリウッド版でも伊福部さんの楽曲をジャンジャン使って欲しいものです、おそらく面白さは2倍以上になるでしょう…。
はりねずみさん [インターネット(邦画)] 6点(2020-05-02 16:19:25)
54.《ネタバレ》 ついに登場Gフォース。人間も負けてはいられん。未来の技術をお借りして、憎きゴジラを倒してみせましょう。
というわけで今回は現代日本がついにメーサー以上の超技術を手に入れてゴジラにほぼほぼ対抗出来るパワー、メカゴジラを手に入れた訳です。
強いしカッコいいしで良いのですが、もうどっちが敵なのかわからない戦いなんですよね今回。
ベビーを取り戻したい怪獣達と、人類を守りたいメカゴジラ率いる人間達。その相容れない戦いはどちらがワルモノとも言えないモノでド派手に戦っていてもどちらにもちゃんとした理由があっての行動で、とてもメカゴジラだけを応援する気にもゴジラを応援する気にもなれず、終始微妙な気分での観戦です。
メカゴジラも人類をしょって立つマシンなのですが、どうしてもゴジラやラドンを倒れた相手にビームを撃ちまくったりと、ガチで殺しにかかるワルモノにしか見えないのもその要因か。いや、まぁそうするけどさ。
そんでもってドラマは主人公に兄ちゃんが自分勝手にアレコレしちゃうもんだから困ったもんですね。それがあまり痛快に見えないのも残念。
ベビーに関しては一悶着あるための大道具にすぎないのがなんともかんとも。うーん。
締めはメカゴジラにはまるで守る物が無いかのような言い様。俺たちを守ってくれよGフォース!しかもお茶を濁されたような結末。ゴジラもそれでいいのか。
しかし今回の見所は僕的にはメカゴジラよりガルーダでしたね。デカい戦闘機でしかも合体もする。しかもコックピットはガンヘッドを思い出します。東宝ロボのコックピットは狭い方がいいですね。まぁ乗っている人が非常に問題でしたが。
結局スッキリもしなければ納得もできない内容で、僕的には非常に難儀な作品でした。
えすえふさん [インターネット(字幕)] 4点(2016-09-13 11:49:24)
53.《ネタバレ》 高嶋政宏のコミカルな訓練シーンが序盤にあるので、今回のゴジラは、ゆるいファミリー向けですねって感じで敷居を低くできたので、それなりに最後まで楽しめました。だから、最初は喧嘩していたラドンとゴジラがなぜ合体できたのか、生物学的に、いや理論的におかしない?て思いがちな所も、このゴジラは、そーゆうもんなんだなって、わりとスルー出来ました。僕があまり好きでない、赤ちゃんの怪獣と人間の交流とゆう設定も、今回はいいかなって思えました。メカゴジラとゴジラの対決シーンは機龍には劣るものの、それなりに楽しめたかな。やっぱ僕はメカゴジラ自体が好きなのかもね。高嶋親子の共演は、ゴジラ親子以上になんだか見てるこっちが照れちゃいますが、それもありかな。
なにわ君さん [DVD(邦画)] 5点(2015-03-19 14:03:11)
52.ギドラ、モスラ、と来たので当然次はこれだよな、と予想した通りにメカゴジラ登場。スタッフも予定調和通りにさっさと事を進めたいらしく、前作での封印は無かった事にして本家ゴジラもシレっと登場。怪獣の形状してるんだから先代の様に格闘戦やってくれるかと期待したが飛行しながら打ちまくるだけのメカゴジラ。そんな戦法で良ければスーパーXのマークⅢでも作った方が安上がりだったろうに。まぁ順番で登場したからやむを得ない対戦相手でした。次はミニラか。
役者の魂さん [映画館(邦画)] 4点(2015-03-09 06:22:33)
51.《ネタバレ》 改めて思った事の一つとして、メカゴジラが一度敗れ、急遽いつもの如く戦闘機によるゴジラへの波状攻撃が始まるのですが、実はここがいつももどかしい。彼らは一体ゴジラのどこの部分を狙って発射しているのかと。なんか見てると誰も彼もが好き勝手にジャンジャカジャンジャカ撃ちまくって弾が無くなったら はい退散。もう、なんかね アホですら。
だけどですね、はい、皆さんご存知、ゴジラにチンコはない だとしたなら他に急所となるべくところはどこなのか まずはなぜそこを一番に究明しようとはしないのか いつも不思議に思っていました そしたらば、丁度そんな風に思っていたタイミングにおいて今回、Gフォース本部からゴジラの急所解明と急所攻撃の指令が的確に。これにはスッキリしましたね。 はい分かりましたよ ゴジラの急所ってそんなとこになるのね そこなのね。 

★それはともかく、ベビーゴジラに佐野量子・・・ 
ってことはコレ、武豊さんもきっとご覧になった事あられるんでしょうねコレ。彼の評価など聞いてみたいもんです もちろん、量子さんについて。これ見て惚れたのだろうかってことエトセトラについて。

その他、REX恐竜物語なる同じジャンルにご出演なさってた安逹安達祐実さん。彼女のご意見なども聞いてみたいもんです。いや、ホント。 同じような恐竜映画のヒロインやって何で自分ばかりが罵声を浴びたのかっとかね きっといろいろ言いたい事あるでしょね。
3737さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-12-07 12:18:06)
50.《ネタバレ》 封切り当時見に行って、ゴジラ映画に見切りをつけた記念すべき(?)作品。ということで、約20年ぶりに再見。そういえば、今はなき京都宝塚劇場で最後に見たゴジラ映画でもありました。
なにがひどいって、最後のゴジラ復活はないでしょう。伏線らしいものもなく、突然ラドンのエネルギーを吸収して復活って……。ご都合主義もここまで来ると、開いた口がふさがりません。ラドンがパワーアップした理由もまったくわからない。あと、「植物から発せられている音楽」が、便利な万能道具のように使われていて、これも疑問を感じます。
一応最後には「自然の怪獣VS人工物のメカゴジラ」みたいなことを言っていて、自然界には人間に解明されていないことがあるから、問答無用で復活したとか? 脚本家がそこまで考えているとは思えませんが、仮にそうだとしても、最後に申し訳程度に出してきたのでは、説得力がありません。もともとメカゴジラありきの作品なわけで、後付けでもっともらしいことを言ってもダメなんです。全体のテーマとなっている親と子の情愛については、まあよかったのではないでしょうか。
ドラマ的に一番よかったのは、三枝美希の心境の変化。シリーズものならではの展開ですし、観客であるこちらにもゴジラとの関係を問い直すという、重要なファクターとなっていました。小高恵美さんも、シリーズではこれが一番魅力が出ているのではないかと思います。
本作ではゴジラやラドンの出現が比較的早く、怪獣の登場場面も多くなっていて、派手さはありますが、やはりそれを支えるドラマ部分がしっかりしていなければ、作品として高く評価はできません。特撮というのは、あくまで全体の一部分なのですから。
アングロファイルさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-11-30 10:47:32)
49.《ネタバレ》 怪獣同士の戦いにはワクワク感があふれているけど、怪獣対人類の構図になった途端、一気に覚めるし、人類が悪者にしか見えません。
いっちぃさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-09-09 22:22:47)
48.アメリカ製の『トランスフォーマー』なんていうシリーズを観ていると、乗り物があっという間にチャカチャカとロボットに変身しちゃう。そういう目まぐるしい変身シーンが見所のひとつでもあるんだろうけれど、肝心のトランスフォームの様子を、もっとじっくり見せてくれてもいいんじゃないの、と思っちゃう。テレビのスーパー戦隊モノなんかで、巨大ロボットの変身やら合体やらの過程を逐一(使いまわしの映像で)見せてくれるアレ、ああいう多少鈍重なメカニックへの嗜好。本作の、「メカゴジラ製作中」とか「ガルーダ発進」なんかにも、そういうメカに対する愛着みたいなものが感じられて、いいんですな。ガルーダとメカゴジラの合体なんて、「やっぱり、こうでなくては」と(笑)。一方ではゴジラとラドンも合体しちゃったりして、ゴジラドン。さすがにあのチビゴジラは、見なかったことにしたい気持ちが無い訳でも無く。クライマックスの幕張での死闘は、本当に見ごたえアリマス。
鱗歌さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-08-19 22:03:01)
47.怪獣たちの戦いを存分に見せきってくれるところは好印象。ただ、それに対して大きく足を引っ張っているのが役者陣で、使い方が全然考えられていない。これだけ揃えておいて、みんながそれぞれワーワー騒いでいるだけなんてね・・・。辛うじて演技が見られるのは小高恵美くらいか。
Oliasさん [CS・衛星(邦画)] 4点(2014-08-03 03:43:40)
46.《ネタバレ》 「ゴジラと同じことがプテラノドンにも起こったのだ」「そういえばここらへんは使用済み核燃料の墓場ですよ」って、漏れてんのかよ!放射能。
何でゴジラと同じカッコしてんのかね?「メカゴジラ」ありきの企画が安直。ロボットのくせに鳴き声出すし。
ベビーゴジラの造形は、「ミニラ」みたいなマンガっぽさがなく良いと思う。
今まで、超能力者がテレパシーなんかでゴジラの気持ちを代弁していたが、ベビーの気持ちを佐野量子が母のように理解する今回の方が、より理解できる。卵から生まれて、親が引き取りに来る今回の物語は、「育ての母」である佐野量子を含む親子の絆がテーマなら、生き物でないメカゴジラを持ってきたのは、今回の狙い?せっかくだから、そっちの方のドラマをもうちょっと掘り下げてみたら、不自然なロボットにも意義を見出せたかも知れないのに。
Tolbieさん [DVD(邦画)] 3点(2011-08-08 02:20:17)
45.ゴジラシリーズ、いつのまにか新聞記者などの第三者が登場しなくなって「公人」ばかりになってしまっている。生活者の気配がないのだ。街を壊されては困る者の視線がないので、局外から見ているプロレスみたいなものになり、ストーリー展開が薄くなってしまった。でももう原点に帰るだけの力が東宝にはなかったんだろうなあ。つくづく感じたのは音楽の力。これあるがゆえに変な瞑想性が出て、いいです。異界性とでも言いますか、恐怖と言うより生命の不思議って感じ。人間の側が守るものを失ってしまっているのに、ゴジラの側は子を守ろうとした皮肉。京都・幕張がメインだが、怪獣が大きくなり過ぎた。ラドンとゴジラが最後協力してしまうあたりに、ちょっと面白味。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 5点(2011-03-01 12:15:52)
44.《ネタバレ》 20作目。やっぱり人間対ゴジラがメインの方が緊張感があっていいと思わせてくれた作品。
 意味の無い戦車や戦闘機の出動は多少あったが、間抜けなゴジラ対策を延々と見せ付けられた後に怪獣プロレスという最悪のパターンが避けられただけでも、かなり緊張感が持続する。
 メカゴジラとの戦いも、プロレスではなく飛び道具合戦でミニチュア特撮と光学合成ならではの迫力があった。
 しかし、脚本の練りが全く足りない。特にラドンの役どころがいまいち判らない。ラドンなしでいくらでもストーリーは作れるはずなのになぜ出してきたのか。お子様受けを狙ってるとしても、ただ怪獣を出せば子供が喜ぶというものでもないだろう。
 あと、合体メカも、テレビで流行ってたのを取り入れたのだろうが、映画でやっちゃうと突っ込みどころ満載過ぎる。緊張感で張り詰めた場面でまったりとした合体シーンを見せ付けられると、そんな暇あるのか?なぜ最初から合体したまま出撃しない?と、疑問だらけになって迫力あるシーンも台無し。
 子供向けだからといって、こういう脚本、編集では、昭和シリーズと同じ道をたどることが判っているはずなのだが、「映画」としての出来よりも興行収入という姿勢が、映画ファンとして惜しいし、B級ファンとしてもやるならもっと開き直って徹底的に外してくれと思ってしまう。
 なんか消化不良な感じが残った。
 余談だが、京都に現れたゴジラが寺を壊さなかったのは、作ってる人やっぱり日本人と妙に納得してしまった。
nobo7さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2010-07-01 01:15:04)
43.《ネタバレ》 ◆俯仰、俯角、ズームを駆使し、巨大なものを巨大に撮れている。カメラのタメやパン、随所に見せる効果的なオプチカル合成。光、煙、土煙、風、火薬、逃げる大衆など特撮は秀でている。◆ゴジラ、メカゴジラ、ガルーダ、ラドン、謎の卵、ベビーと五条の疑似母子、G-force、国連軍、超能力、恐竜オタク、青木と五条の恋愛など内容は多彩。ゴジラも建物を小気味よく破壊。戦闘シーンも長い。ファン心理を心得ており、飽きさせない展開になっている。◆それにも関わらず鑑賞後に爽快感が得られない。それを分析してみた。①敵役が不在。ゴジラもラドンもベビーを仲間と思い、守りに来ただけ。ゴジラもメカゴジラも悪相。どちらを応援すればいいのか。②テーマは「生命の偉大さ」。にも関わらず、死んだラドンが風化してそのエネルギーを得て、ゴジラが復活するなど、生命を無視した展開になっている。この矛盾が最大の失敗。生命賛歌で通すべきだった。せめて第二の脳が再生されるシーンはカットすべきだった。③ラドンもゴジラもベビーを仲間と思っているが、大きさが違いすぎる。とくにラドンは姿も全く違う。無理がある。④故に結末でベビーがゴジラについて行くが、それで良かったのか分らない。だからわだかまりが残るのだ。【ツッコミ】①青木は能力が劣っているのに何故G-forceに選ばれる。青木のダメぶりを強調する必要はない。②青木がプテロノドンを好きという設定は偶然がすぎる。③ラドンは先に孵化したわけだが、早く巨大になりすぎ。④「雑食恐竜が翼竜に托卵」はありえない。托卵は鳥が鳥にするもの。⑤ベビーが不安になると目が赤くなるのは解せるが、卵全体が赤くなるのは解せない。⑥卵に付着した植物が音楽を奏で、それがベビーの精神に影響を及ぼすメカニズムが不明。何の植物だったのか。⑦子供たちが植物の音楽を歌ったとき、どうしてベビーは興奮したのか。⑧ラドンの飛行速度が遅すぎる。マッハを超える筈だが。⑨卵を巡って、島でラドンとゴジラは対決した。何故ラドンは敵であるゴジラに自分の残っている生命エネルギーを与えたのか。⑩復活したラドンが熱線を吐けるようになってる。⑪第二の脳を破壊するより第一の脳を破壊せよ!⑫コンテナから救出するのに手間がかかり過ぎ。⑬復活したゴジラ強すぎ。⑭グルーダとメカゴジラが合体してもさほど意味がないなあ。
よしのぶさん [DVD(邦画)] 7点(2010-05-20 07:27:42)
42.《ネタバレ》 【vsキングギドラ】以降ファミリー路線にして、旧作ファンだったパパと新作の弾けっぷりで喜ぶ坊やを同時に満足させる方針なんだから、いっそメカゴジくんにも尻尾パンチやジェット噴射ジャンプからのとび蹴りくらいやらせりゃ良いのに。せっかくロボットのカタチしてるんだから格闘戦やれよ格闘戦。面白路線でさ(笑)。実際この映画はそういうカラーが随所にあったんだから。可愛いがられるゴジラの息子とか、オモチャのプテラノドンで楽しげに飛ぶ高島兄ちゃんとかね。キメるとこはキメるぜ!みたいな中途半端は良くない。例えばパイロットがたった3人、しかも日本人だけの構成なのに格好着けて英語で連絡しあったり、有四肢直立型なのに格闘戦せずに飛び道具だけ使ったりとかね。世界観はどっち着かずにしてはいけません。【親子ではしゃげる娯楽映画】と、軽く考えればこの点数。もうゴジラにクオリティとか求めはしないから。ところで、前作ラストでモスラにかけられた封印をどうやって解いたの?。何すっとぼけて物語に入ってんの?。『前作までのストーリーは無かった事にしてください。』が多すぎるんだよ、ゴジラとそのスタッフは。
aforkarnさん [映画館(邦画)] 5点(2009-05-10 12:35:01)
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【点数情報】

Review人数 61人
平均点数 5.54点
000.00%
158.20%
211.64%
369.84%
4711.48%
51626.23%
6711.48%
758.20%
858.20%
923.28%
10711.48%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.50点 Review2人
2 ストーリー評価 6.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 6.50点 Review2人
4 音楽評価 7.50点 Review2人
5 感泣評価 5.50点 Review2人
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