4.《ネタバレ》 前半はメロドラマチックで退屈だなーとか思ってたのですが、中盤以降にジュール・ベリ扮する悪魔がデデーンと出てきたあたりから俄然エンジンがかかってきて面白くなりました。
確かに他の方の解説で「ナチスの隠喩」というのを読んで、確かに、と思いました。
上部は上品だけどその実は傍若無人、万能の力を持っていても大事なものは持っていない、そして、石に変えながらも彼らの心までは支配できず、地団駄を踏みながらも消えていく滑稽さが素晴らしかったです。
そのほかにも、悪魔の力を表現する特殊効果もアナログながらなかなか凝っていて見応えがあり、良かったです。