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LOVERS

[ラヴァーズ]
House of Flying Daggers
(十面埋伏/Shi mian mai fu)
2004年上映時間:120分
平均点:5.96 / 10(Review 134人) (点数分布表示)
公開開始日(2004-08-28)
アクションドラマラブストーリーアドベンチャーファンタジー時代劇歴史ものロマンス
新規登録(2004-05-23)【きのすけ】さん
タイトル情報更新(2022-12-12)【イニシャルK】さん
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監督チャン・イーモウ
演出チン・シウトン(アクション監督)
キャスト金城武(男優)ジン
チャン・ツィイー(女優)シャオメイ
アンディ・ラウ(男優)リウ
東地宏樹ジン(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
魏涼子シャオメイ(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
池田秀一リウ(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
一城みゆ希牡丹坊の女将(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
宮内敦士ジン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
坂本真綾シャオメイ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
藤田淑子牡丹坊の女将(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
池田昌子[声]頭目(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
脚本リー・フェン
ワン・ビン[脚本]
チャン・イーモウ
音楽梅林茂
撮影チャオ・シャオティン
製作ビル・コン
チャン・イーモウ
配給ワーナー・ブラザース
特撮アンジー・ラム(視覚効果スーパーバイザー)
ヴィクター・ウォン[特撮](視覚効果スーパーバイザー)
アニマル・ロジック社(視覚効果)
メンフォンド・エレクトロニックアート&コンピュータデザイン(視覚効果)
衣装ワダエミ
字幕翻訳太田直子
日本語翻訳佐藤恵子(日本語吹き替え版【VHS/DVD】)
その他ワーナー・ブラザース(提供)
テレビ朝日(提供)
アニタ・ムイ(献辞)
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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【クチコミ・感想】

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134.《ネタバレ》 チャン・ツィイーの舞いはきれいでおもしろかったけど全体としては…。自然を美しく見せて衣装もそれに合わせてきれいに撮るというのは伝わったけどDollsの二番煎じ的なものを感じてしまった。季節の移り変わりは不自然だったし。ワイヤーアクションも目につきすぎて目新しくない。朝廷とそれに対する反乱軍という大きなスケールの映画と思いきや結局恋愛中心のせまーい世界でそのまま終わってしまったのも肩透かしくらいました。
日向夏さん [DVD(字幕)] 6点(2005-06-11 18:09:54)(良:2票)
133.これはもはや映画ではないな。プロジェクターの色彩調整用のビデオかと思った。
色彩美と形式美とアジアンテイストを濃く煮詰めて、味の分からない外人に「ほら美味しい中華料理でしょ。」といいながら、食わせたような映画だ。
グリーン・ディスティニーが賞を取ってから、方向性がおかしくなった。
竹林での格闘シーンもグリーン・ディスティニーのパクリだし。
チャン・ツイィーはぞっとするほど美しく、金城もかっこいいのに、肝心なスートリーがピヨピヨ。まだ「HERO」の方がましだった。これだけ泣けない悲恋物も珍しい。
30分で終わる話を映像美へのこだわりで引き伸ばしただけ。
初恋の来た道>グリーン・ディスティニー>HERO>LOVERSとだんだんひどくなっていっている。
衣装や風景の色づけに手間ひまかけるのなら、脚本に気合を入れて欲しい。
全篇プロモーション・ビデオのようなこれを果たして映画と呼んでいいのか。
「ワンス・アポンナ・タイム・イン・チャイナ」シリーズの圧勝です。
くぼごんさん 4点(2005-02-02 11:59:58)(良:2票)
132.《ネタバレ》 これはDVDが出たら買いだな。と思いながら観ていたが、物語も3分の1程度過ぎたあたりから、それが大変な間違いであることに気がついてがっかり。よく分からないのだけれど、小妹は何の目的で潜入したの?よくやったと褒められたけど何が?金を騙したことじゃないようだから、国の雑兵をおびき寄せたことだろう。でも、おびき出したからといって、何がうれしいのだろうか。そのくせ、最後の追っ手と飛刀門との戦いの決着自体不明。最後は三角関係のもつれの上の殺人事件!でおしまい。なんだこのやりっぱなしの映画は・・・。そこで気がついた。ああ、この映画LOVERSだった。なんて正直なタイトル。でも、突然の雪は、白に血の赤を垂らしたかったため?
リニアさん 4点(2004-09-20 23:48:44)(良:2票)
131.チャン・ツィイー、アンディ・ラウ、金城武、この3人のクローズアップの嵐、嵐、嵐・・・。ロングショットでちらっと惹かれるような構図を見せたかと思うと、すぐにクローズアップ。これだけ徹底してクローズアップで語られると、さすがに不快指数がどんどんアップ。そしてアクションがなければ20分で語り尽くせそうな陳腐な脚本。アクションもCG過多で、なんらのスリル、臨場感もなく、退屈なだけでした。よかったシーンは、草原でのラブシーンの後、金城武とチャン・ツィイーが空を見上げているところ。ここは2人の思いが、無言のうちに流れ行く雲に託されており好感がもてました。それでは私も風にまかせてこのへんで退散といたします。うっ、私の胸にも飛刀剣が・・・。
彦馬さん 4点(2004-08-31 22:31:42)(良:2票)
130.《ネタバレ》 「hero」好きだから結構期待してたけど、多少だが期待ハズレだった気もする。
恋愛をテーマにしているから「hero」ほどの衝撃やスケールの大きさはやはり無理かもしれない、恋愛モノでしかも一人の女性に対して二人の男が争うという展開から、この映画は男性よりも女性受けする映画かもしれない。
恋愛モノは別に嫌いではないけど、イーモウの描くラブストーリーはかなり青臭くて、しかも気持ちの悪くなるラブシーンには抵抗がある。

はっきり言って、オープニングの「踊り」のシーンとラストの決闘シーン以外に気に入ったシーンはなかったけど、ラストシーンには男の情念が溢れていた。
好きな人の気持ちを奪われた男と好きな人の命を奪われそうになった男のまさに死闘と言っても過言ではない戦いに二人の小妹に対するそれぞれの想いが伝わるし、何よりもボロボロになった刀と肉体が物語っていた。
ラウの最期の賭けにも、あきらめきれない男の気持ちが良く伝わってくる。自分の命を賭けてもその男が本当に好きなのかどうかという無言の問いかけと小妹が出したその答え。
あの答えを出されてはもう何も争う理由なんてない。惨めで肉体的にも精神的にもずたぼろになって歩いていくラウの姿にはいい意味で男を感じる。

金城は違和感は感じたが、そこそこには頑張っていたとは思う。
冒頭のちょっと嫌みのある余裕のある男から、徐々に本気になっていく真剣な表情への変化、結婚とか言われた時の照れくさそうな表情や、小妹と交わした笑顔とかいい表情もあったけど出来れば別の役者が良かったかな。
アクションは「hero」にはその必要性や色々な想い、意味が隠れていたが、今回は逃げ回るだけのアクションなのでちょっと飽きる上にそれほど目を奪われるほどのものでもなかった。
ストーリーとしてもちょっと弱いとは思う。小妹が風のような自由できままな生き方に憧れるという流れならば自分らしく生きれない束縛された人生を金城に語って欲しかった。
お互いがお互いをかばい合い、惹かれていき、必要としていくことを描いていかなければ感情移入は出来にくい。
六本木ソルジャーさん 7点(2004-08-29 23:32:10)(良:2票)
129.《ネタバレ》  はじめの1時間くらいが、ひたすら朝廷の追っ手との追いかけっこで、だるいです。
 アクションは悪くないと思うのですが、演劇を見ているようで、映画を見ているという感じがあまりしません。つまり、ぱっとしない。
 中盤以降が盛り上がります。
 『実は・・・!』『実は・・・!!』のオンパレード。いったいいくつの真相があんねん、っていうくらい新事実が次々と発覚していきます。このストーリー展開が個人的にちょっと面白い。
 それにしても、冒頭の切り出し方と、本編に多少の差がある気がするんですが、どうなんでしょ。
 『唐の時代の朝廷。求心力が落ち、それに対する反抗勢力が各地で乱立。中でも一際勢力が強く民衆の支持も厚い【飛刀門】』
 なんてスタートをするから、壮大な歴史スペクタクルを想像しちゃいました。
 蓋を開けてみれば、3人の男女の愛憎劇に終始していて、全然世界が広がっていきません。
 そこが期待はずれというか、拍子抜けした部分ですね。
 『タイトルをちゃんと見なさい』と言われれば、何も反論できないんですけど・・・。
 だとしても、こんな脚本でバッドエンドは嫌ですね。切ない気持ちより、不愉快な気持ちのほうが後に残るだけです。
 『アンディ・ラウや飛刀門や朝廷軍が最後の殺し合いをして、お互いに次々と倒れていく中、主人公の二人だけ手をとりあって新天地を目指す』
 それくらい明るいハッピーエンドにしてほしかった。
 薄い脚本には、その薄さに相応しい軽いノリのハッピーエンドのほうが良いと思うんですけどね。 
 
たきたてさん [DVD(吹替)] 6点(2017-01-10 13:29:10)(良:1票)
128.画が命の作品なので、雪のシーンが撮りたい時は話の流れに関係なく突如冬になったりするが、それは監督のご愛嬌。それでこそ映画。
afoijwさん [DVD(字幕)] 6点(2012-01-11 00:08:22)(笑:1票)
127.《ネタバレ》 変にひねらず予想通りの展開にしておけば、映像はきれいだし、衣装はいいし、最高の美男美女だし、で、普通にもっと愛される映画になっていたと思います。何が目的で今までそんなことやってたんじゃーというあまりにもの展開と、何でもありだ、と言わんばかりに開き直ったようなファンタジーなラストに、感動するどころかしらけるばかりでした。物陰からいきなり殴りつけるようなドンデンで観客を突き放し、秋から冬へ一気に変化させるウソっぽさで、悲劇の必然性を台無しにしている。観客の気持ちを操作してやろう、という意図を感じさせては観客はしらけるしかない。 ウソで始まった恋が本物になって、組織と情に引き裂かれる恋の悲劇、というそもそも表現すべきだったテーマに対してすべての表現が従属してこそ感動できる映画になり、美しい絵が輝くはずだったのに。
マンフロントさん [DVD(字幕)] 5点(2007-08-25 13:40:02)(良:1票)
126.もー、なんと言ったらいいのか……。お話については何も言うことが見つかりません。中国お得意の権謀術策の世界ですが、さすがにそろそろお腹いっぱいです。で、ウリのはずのアクションなんだが……。そりゃ確かにチャン・ツィイーの動きはキレイでしょうとも。バレエ出身ですから。その他の役者も頑張ったんでしょうとも。でも、その都度クド過ぎるまでのスロー多用は何とかならんか?! 動きの美しさも確かに重要だが、スピーディだからこそ観客を唸らせるアクションもあるのだよ。最近の中国&香港映画は、アクション映画として一番大切なことを忘れちゃってるんじゃない? アクションの基本である「身体を張る」ってコトを忘れてるよ。ワイヤーアクションやスローの多用でアクションがどんどん楽になっていってる気がする。いや、もちろん楽じゃないんだろうし、美しく演じるために努力はしてるんだろうけれど、アクション本来の迫力はジャッキー・チェンの足元にも及ばない。本家香港がその体たらくだから、身体を張った本気のアクションはタイのトニー・ジャーに持っていかれるわけで……。まあ、コレをアクション映画と思って観ちゃいけないのかも知れないが、ワイヤーアクションはもういい加減お腹いっぱいだよ。確かに絵はきれい、でもそれもHEROとあんまり変わらん。なんかねぇ、ツィイーの可愛さだけを観る映画だな。
TERRAさん [地上波(吹替)] 4点(2005-10-31 00:10:32)(良:1票)
125.《ネタバレ》 「HERO」でもそうだったけど、この監督さんって、アクションシーンに限らず、演出全般がワンパターンでセンスが無い。

全編ほとんどが「追手から逃げる」→「発見される」→「戦闘」の繰り返しに加え、もともとが先の読める単純なシナリオという事もあって、見ていて飽きてくる。

超人的なアクション演出にしても、例えば、竹林での戦いなどはカッコ良さより、「不自然さ」や「滑稽感」の方が強い。ここまで非現実的なアクションをやるなら、もっと徹底できないもんかね。「リアルさ」と「カッコ良さ」の配分が中途半端。命をかけた死闘なのに、やっている事は「中国雑技団」のようなノリなので、さっぱり真剣さや凄絶さが伝わってこない。一見、ハデさはあるものの、戦いにおいて描くべき「心理的な駆け引き」や「戦法の工夫」、「命のやり取りの恐怖感」、「実力伯仲の緊張感」などがまるで無い。

例えば、現在の日本の少年漫画(「ナルト」「ハンター×ハンター」「ブリーチ」など)は、アクション面の演出や「戦闘のアイデア」において、相当な工夫があり、単純なドンパチだけに止まっていない。演出レベルの高い日本の漫画を見慣れてしまうと、いかに金や手間をかけていようとも、この手のアクション映画のセンスの未熟さばかりが目についてしまう。

また、意図してないところでギャグっぽくなってる場面もあった。最後の戦いで、チャン・ツィイーが投げた小刀が金城の顔前をゆっくり通っていくシーンには爆笑。何でもスローにすりゃ良いってモンじゃない。

「ロミオとジュリエット」のような古典的な「悲恋ドラマ」を楽しむべきではあるが、これまたあまりにも単純なので、その分かりきっている悲劇的展開で素直に感動する事は難しい。
FSSさん [DVD(吹替)] 3点(2005-04-23 17:11:50)(良:1票)
124.《ネタバレ》 イーモゥ監督の前作『HERO』と比べると――という見方があるが、本作と『HERO』は異質。比較してもあまり意味がないのでは? この映画は、ギリシア神話以来の普遍のテーマともいえる「悲恋」の綾が、3人の主人公をめぐってどう紡がれていくか、そこに納得&没入できるかどうかが眼目だろう。その観点からすると、(後半は)なかなか練れたシナリオだった。金城クン、アンディ、チャン・ツィー、それぞれに「うんうん、オジサンはわかるぞ、その気持ち」と共感できた。また、ラストではどう“落とし前”をつけるのか最後までわからないのもよかった(悲恋が成就することはないのは分かっていても)。誰かを「悪者」に仕立て上げ、勧善懲悪で物語をすます単純な映画に比べるといいストーリーだった。  アクションシーンやさっきまで紅葉だったのにもう雪原かなど、「ありえねー」シーンは満載だが、一種のファンタジーと見れば、いちいち突っ込む必要もあるまい。また、梅林氏の音楽は素晴らしかった。  ただ、練れたシナリオだとは思ったが、見ていて「胸が締めつけられるような切なさ」といったものは感じられなかった。したがって、泣くこともなかった。「筋」はうまくつくったが、それをさらに生かす「心情」の見せ方という点では課題があるということだろう。このあたり、「悲恋」と「アクション」の両立をめざしながら、どちらも中途半端になったと指摘されてもしかたないかもしれない。チャン・ツィーの可憐さはとてもよかったということで、7点也です。邦題の「LOVERS」ってのはやめてほしい(苦)。
delft-Qさん [DVD(字幕)] 7点(2005-04-13 10:32:03)(良:1票)
123.《ネタバレ》 チャンツィーさんは相変わらずきれいだったです。。。『HERO』より出番も多かったのでたくさん見れてよかったです。ストーリーもよかったのですが、なんか最後急に雪景色になって、さらにチャンツィーさんが立ち上がって!? 死んだと思ってたのに・・・ なんか現実っぽくなくて泣けませんでした・・・ 目が見えてたっていうのも、なんか見えてないフリをしなくてもいいところでもしてたような・・・ あとちょっとで泣けたと思います。 あと飛刀門がその後どうなったのかも知りたかったです。(なんか飛刀門の小屋が朝廷の兵隊さんにいっぱい囲まれてたから。)
makoさん 6点(2005-02-28 20:45:03)(良:1票)
122.《ネタバレ》 チャン・イーモウはもうアクション映画を撮らなくていいし、チャン・ツィイーを使わなくて良い。昔のように人情味溢れる作品を撮って貰いたい。チャン・ツィイーの一番の魅力と言えば笑顔だろう。それを一番分かっている筈の監督が、元の路線に戻さなくて誰が戻すというのだろうか。「初恋のきた道」でスターになって以降は不憫な影のある役ばかりである。顔が綺麗なだけに冷たさが先に出て、損をしていると感じるのは私だけでは無い筈である。ストーリー、アクションについては、良い所より悪い所の方がやはり目立つ。陳腐な三角関係に人間不信になりそうな嘘、スローで飛んでいくモロCGの数々、最後は風景までCGで変えてしまい何を信用して良いか分からなくなる始末。結局冒頭の舞台としか思えないチャン・ツィイーの踊りと衣装が最大の目玉。
まさサイトーさん 4点(2005-02-05 06:36:54)(良:1票)
121.これって確か、興行収入の面で「HERO/英雄」に満たなかったよね?(「HERO」が40億でこれが28億だったっけ)俺としても、一言で感想を言わせて頂くならば「HERO」に及んでないな~、というのが個人的な感想です。まず、一部それらしいシーンはあったものの「HERO」で見られた衝撃的な映像美が、本作にはほとんど見られない。アクションシーンも、前半は激しいアクションが見られますが後半からは全然見られないし。おまけに、アンディ・ラウ・・・。キモっ!!!(爆)同じ監督チャン・イーモウ&衣装ワダエミのコンビだからって「HERO」を期待すると、おそらくハズれると思う(ってここでは本作の方が平均点高いから、まあいいのかな?)だけど後半で展開される3人の愛憎劇はそれなりに面白いと思うし、「リターナー」で超人的なダイコン演技を見せた金城武(本作とか「恋する惑星」とかにオファーされたのはダテじゃなかったんだぁ~!)が別人のように格好良かった。今の時点ではこの点数だけど、チャン・イーモウの映画って見れば見るほど味が出てくるような気もするんだよなあ。
ポール婆宝勉(わいけー)さん 6点(2005-02-02 22:31:10)(良:1票)
120.《ネタバレ》 男2人・女1人の「三角関係」ドラマは、“誰に感情移入できるか”じゃなく、3人のいずれにも感情移入できる…というか、いずれの心情をも理解できるか否かが大事なんんだと思う。愛する者、愛される者、愛されなかった者、それぞれの苦悩や歓喜、とまどい、揺れ動く想い…。そんな3者それぞれの“立場”を、観客はハラハラしながら、切なさに涙しながら、その行方をただ見守っていく。そして、一方的なハッピーエンドなどあり得ない(2人の恋が成就した時、そこには、かならず1人の“敗者”が残される…)という「真理(!)」を体現するがゆえに、すぐれた「三角関係」ドラマは、ぼくたちに《愛》というものの甘美さと残酷さを「経験」として与えてくれるのだ。

…ぼくはこの映画の、チャン・ツィイーに、金城武に、とりわけアンディ・ラウに、心から魅せられた。彼らのいずれをも、ぼくは人間として「共感」できたのだった。それは、CGとワイヤー操作を駆使したどんなに華麗なアクションシーン(たとえそれらが、あの素晴らしいキン・フー監督の『山中伝僖』や『侠女』をより精巧に“再現”したものだったにせよ)よりも、はるかに息詰まり、胸を高鳴らせ、眼を逸らせない、男と女と男の情念の闘争劇を繰り広げていた。確かにあざとく、作り過ぎの陰謀をめぐるストーリーでありながら、彼ら3人の「愛」をめぐるドラマこそが見る者を圧倒するのだった。

このような「人間(の愛)」を、チャン・イーモゥ監督がかくも正面きって描いたことなどなかったはずだ。イーモゥの映画は、これまで常に「人間」など物語の、あるいは映像(…彼の映画を見ていると、いつも「はじめに映像ありき」という倒錯した想いにとらわれてしまう。あの色彩も、あの構図も、すべてが空しいまでに美し過ぎる)のための“手段”でしかない。なるほど、彼は「天才的」な映像の作り手であり、物語の語り手かもしれない。しかし、そこには、「人間」がいない。つまり、「愛」がないのだった…。

そんなイーモゥが、ついに「人間(の愛)」を描いた。相変わらず審美的すぎる「美しい画」の洪水のなか、それでも確かに「人間」の息づかいが聞こえてきた。
…それゆえ、ぼくはこの映画を愛する。

やましんの巻さん 10点(2004-09-24 20:10:59)(良:1票)
119.ワダエミの衣装やロケーションなどの色彩がとても美しい。何よりチャン・ツィーイが素晴らしくて彼女の一挙一動に終始うっとりさせられる。最初の遊郭での長い袖をたなびかせながらアクロバティックに舞う美しさは最高の見せ場だし、竹林の緑と衣装のマッチも素敵。
アクションをいろんな場面で趣向を凝らして見せるのはいいとしても、ストーリーは薄っぺらくて肝心の切ない恋物語がちっとも心に響いてこない。前述のいいところ8点、ストーリー5点といったところですが、感激度重視なので辛めの6点。
キリコさん 6点(2004-09-10 20:05:43)(良:1票)
118.《ネタバレ》 恋愛模様をCGとワイヤーアクションで表現しようとした試みは良いと思うが、映画そのものは全く良いとは思えなかった。
ストーリー展開も無理矢理感強く、しかも冗長。

それにしても、アンディ・ラウが気の毒過ぎるだろ!
チャン・ツィイーは薄情過ぎるだろ!
金城武は、いいとこ取り過ぎるだろ!
にじばぶさん [CS・衛星(字幕)] 2点(2021-07-24 12:56:10)
117.《ネタバレ》 今回2度目の鑑賞。
金城武さんが見たいなと思い、そのお茶目な魅力にすっかりやられました(笑)
とにかくどのシーンもはぁとため息出るほど美しい。
「愛」を映像で表現すると、ここまで脳裏に焼きつくものが出来るのかと感心。
色彩もそれぞれ深みがあってで素晴らしい。

そしてやっぱりなんと言っても、金城さんが可愛い。
もう一度観たい作品です。
秋が急に冬になってあれれ?でも許せちゃいます。
たんぽぽさん [CS・衛星(吹替)] 8点(2015-10-18 22:12:48)
116.ありえないと感じる部分もあるけど、映像とアクションの素晴らしさは、日本映画ではなかなかお目にかかれない。チャンツィイーは相変わらず美しい。
nojiさん [DVD(字幕)] 6点(2015-02-21 18:43:21)
115.画がとにかくきれいで、アクションもさすがですね、こんなにできる若い女優さんはなかなかいらっしゃらないのでは。
HRM36さん [DVD(字幕)] 7点(2014-01-30 11:23:58)
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【点数情報】

Review人数 134人
平均点数 5.96点
010.75%
110.75%
242.99%
375.22%
485.97%
52216.42%
63828.36%
73425.37%
8139.70%
932.24%
1032.24%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.30点 Review13人
2 ストーリー評価 4.22点 Review18人
3 鑑賞後の後味 4.93点 Review15人
4 音楽評価 5.50点 Review16人
5 感泣評価 3.64点 Review14人
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【アカデミー賞 情報】

2004年 77回
撮影賞チャオ・シャオティン候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2004年 62回
外国語映画賞 候補(ノミネート) 

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