354.《ネタバレ》 「あれ、こんなに感動する映画だったっけ?」実に30年振りの鑑賞、 穏やかな微笑を浮かべながら天国にゆっくりと歩を進めるパトリック・スウェイジの姿を観ながら、 齢55のオッサンは涙しておりました。 初公開当時はバブル真っ盛り、新卒で就職した私は浮かれた都会とは正反対の地方都市で 同期複数名の野郎共と研修と称したタコ部屋暮らし、そんな当時の私の本作の印象は『お洒落なカップルが 浮かれ気分で観る陳腐な映画』と、斜に構えたものでした。若かったなぁ。 良くも悪くも清濁併せ呑む生活を覚え、人生の折り返し地点をとうに過ぎたこの身に取って、 本作は変わらず眩しく・キラキラと光り輝く様な作品でした。 キリスト教信者が大半を占める国、アメリカで製作された絵に描いた様な清々しさまで感じる勧善懲悪の物語。 その全てが今更ながら新鮮に感じられました。 主役を演じたパトリック・スウェイジも鬼籍に入り、もはやクラシックの領域に入りつつある本作。 メガトン級にキュートなデミ・ムーアの存在も含め、人生の機微を知らしめてくれた思いを込めて8点献上致します。 【たくわん】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2023-02-17 17:29:45) |
353.これって昔は楽しめていたけど、今みるといかにもアメリカ的なご都合主義が目について好きになれない。 相方に裏切られたからってパトリック・スウェイジがやりたい放題、悪役になってもおかしくない横暴ぶりなのに最後は明暗分かれるというのはどうなの?サイキックも一度マスターしたら苦もなくこなせちゃうあたりも呆れ果ててしまう。 結局途中から出てくる霊媒師ウーピーが良い味出しているおかげで、何となく良い映画で面白いね〜という評価に落ち着いているだけのこと。演出や音楽は素晴らしいので一見の価値はありますが、混迷を極める現実の国際情勢を知るにつけ、この作品との距離は遠ざかるに違いない。 【mhiro】さん [DVD(字幕)] 4点(2022-05-26 08:44:31) |
352.《ネタバレ》 -Ghost- “(その場に居るはずなのに)居ない人” まぁ日米ともに“幽霊”で通じますが、解釈のニュアンスが微妙に違う気がします。 NYの広いマンションに住む銀行マンが、夜中の2時にろくろ回す美人の彼女とセックスしたり、満員のエレベーター内で感染症ジョーク飛ばしたり、観たくもないマクベス(チケット幾らするのよ)観たりして殺される映画。…たぶん3回位観てるけど、こんな印象でした。フジテレビのトレンディ・ドラマみたいな主人公の生活感の無さが、とっても嫌いだったんだと思う。 今回10数年ぶりに観ましたが、こんなに面白くわかりやすく、よく出来た映画だったんだ。CM、前評判、観る前から色眼鏡で観ていた自分の浅はかさ。当時からレビュー書いてたら、今とむかしで全然違う感想になってる作品だと思う。 口座データの異変と手伝おうとするカール。撃たれたことに気が付かず犯人を追いかける主人公。親友が犯人。物を動かす力。インチキ霊媒師が持つホンモノの能力。伝えたい事が伝えられないもどかしさ。地下鉄のゴーストとの交流。銀行にオダ=メイ。伏線の回収と意外な展開がギュッと詰まっている。ゴーストの設定を事細かに説明せず、サムとオダ=メイ、数人のゴーストの行動で理解させる“観せる技術”。 カール(上半身ハダカ)の策にハマってキスしてしまうモリー(ノーブラ)。そこに偶然サムとの写真がパタリと…何かをキッカケに思いとどまるという、誰でも経験しそうなこと。そのキッカケがゴーストの仕業かも?日本だと虫の知らせなんて言うけど、なんか妙に説得力を感じてしまった。 地下鉄のゴースト。恐らく地縛霊で、恐らくずっと天国にも地獄にもいけない存在。会話とコミュニケーションが出来たのに、急に意思疎通が出来なくなる所、なんか可哀想に思えた。黒い死神?に連れて行かれたらどうなるのか?サムは光に包まれてどんな世界に行くのか?映画を観てもサム目線での理解しか出来ないけど、怖いだけじゃないゴーストの存在する世界は、ゾンビ映画並みに創作意欲を沸き立たせる見事な設定。 オダ=メイの体を借りて抱き合うサムとモリー。こんっっなに綺麗なシーンだったのか。過去何回か視聴して何とも思わなかったのに、今回初めて涙が出た。 点数ちょっと甘めかもだけど、これくらい良い映画に思えました。 【K&K】さん [地上波(吹替)] 9点(2022-05-22 16:21:56) |
351.まぎれもない名作 美しいほど完璧なロマンチック・ラブストーリー 心にグッとくる純粋な恋愛ドラマ 話の流れや展開もよくできた映画 演出の技術的な古さは当然あるけれど、 1990年という時代を考えると上がつくほどの出来 そして主役並みの存在感のウーピー・ゴールドバーグ 良くも悪くも強すぎるインパクトが主人公ふたりを食ってる 【愛野弾丸】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2021-05-30 20:30:28) |
350.《ネタバレ》 25年ほど前の中2のときに友人の付き合いでビデオで見て以来、テレビでも何度か見ている映画だが、これもかなり久しぶりにDVDで改めて見た。これまではもっとラブストーリー色の強い映画だと思っていたが、久しぶりに見るとそれ以上にサム(パトリック・スウェイジ)の殺される原因となったカール(トニー・ゴールドウィン)の不正をめぐるサスペンス色が思ったより強いことに驚いたし、オダ・メイ(ウーピー・ゴールドバーグ)の存在がコメディリリーフとして利いているのも大きく、監督もコメディ畑の人のせいか、コメディ色も思ったより多かったのがちょっと意外だった。でも、やはり、サムとモリーのラブストーリーという本題の部分もしっかり魅力的に描かれていて、最後にちゃんとそこに着地する脚本がとても練られていて素直に素晴らしいと思うし、このモリーがサムの姿を見ることができてから別れまでのラストシーンは今になって見てもぐっとくるものがある。それに主題歌の「アンチェインド・メロディ」がすごく合っていて、冒頭の二人でろくろを回しながらのラブシーンはこの曲がロマンチックさを一層盛り上げていて、このシーンはやはりこの曲があってこその名シーンだと改めて思う。デミ・ムーアにはモリー役のイメージしかないのだが、やはり今見てもかわいく、役のために自ら切ったというショートも似合っていて最高のはまり役なのは言うまでもないだろう。(モリーだけ見てるとちょっとブルース・ウィリスがうらやましくなったりもしたこともある。)オダ・メイがサムに言われて400万ドルの小切手をシスターに渋々寄付するシーンは、見ていて「天使にラブソングを」がよぎってしまい、また久しぶりに見たくなった。パトリック・スウェイジはもうずいぶん前に本当にゴーストになってしまったわけだが、亡くなったニュースを見てこの映画のことを思わずにはいられなかったことを今でも覚えている。きっと天国に行っていると信じたい。映画に興味を持ってから初めて見た恋愛映画だったこともあって印象に残っている映画だったのだが、今見ると昔よりもこの映画の素敵さや恋愛映画としての魅力も分かり、以前よりも素直に良い映画だと思えた。それに見た後の余韻も心地よく、その余韻がいつまでも残る。(2020年11月8日更新) 【イニシャルK】さん [DVD(吹替)] 8点(2020-11-08 11:59:53) (良:1票) |
349.ほとんど30年ぶりになる二度目の鑑賞でしたが、デミが超絶可愛いかったこと、男が不細工だったこと、そしてとても面白かったこと以外はほとんど忘れていました。オールディーズの古典名曲「アンチェインド・メロディ」がこれほどハマっている映画も無いです。カリートの道の「ユー・アー・ソー・ビューティフル」並のハマり具合です。 やっぱり面白かった。ファッションや演出に若干時代を感じましたが脚本もキャスティングも申し分なかったです。ラブストーリーからファンタジー、コメディからミステリー、そしてラブスト―リーへ戻ってきてデミの涙で締めくくる演出は完璧といえる流れです。1セントコインの伏線も泣かせ処としては申し分ない演出でした。 ウーピー・ゴールドバーグ(オダ・メイ)の役どころも素晴らしく、コメディしすぎていないのが絶妙の塩梅で効いています。反面、男性陣(パトリック・スウェイジとトニー・ゴールドウィン)はやはりチョット線が細いというか印象に残りませんでした。 ゴーストの設定に無理がありますがストーリー上、仕方がないかなとは思いました。でも扉をすり抜け、物には触れられないのに階段は普通に上がれて床もすり落ちないのはおかしかったですよね。あと、オダ・メイは詐欺罪で銀行から訴えられないのかがとても気になりました。。 最後に思うことは、、いくら大切な人を守らなくてはいけないからといっても、やはり「死んだらあかんで」ってことです。負けようが逃げようが、生きているほうが絶対イイです。名作ですが時代を感じてしまったので少し点数抑えめ。 【アラジン2014】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-03-22 14:57:49) |
348.………名作。傑作。そして涙腺崩壊(涙)2020年になって初めて見たんだけどこれほど素敵な映画だとは思わなかった。デミ・ムーアってこんなに可愛かったんだね。でも、もし自分が若かった公開当時に見たらたぶん「けっ!くっだらねー!」で終わっていたと思う。オッサンになった今は愛っていいなぁ~と素直に共感できます。バックの音楽がこれまた秀逸。しばらくは甘い余韻に浸ることができそうです。 【イサオマン】さん [地上波(吹替)] 9点(2020-01-02 11:42:28) |
347.《ネタバレ》 切ないけども素直に感動できますね。デミさんがかわいい。オカルトは好きだけど、ぶっちゃけ、お化けや霊の存在はあまり信じていないのです、そうはいっても夜中の墓場を普通に歩けるかと聞かれれば無理ですw こちらの作品の様に、ちゃんと成仏してたら亡くなった人に見守ってもらえないですよねw ゴースト役だったパトリックさんは、10年も前に無くなっていたのですね(↓のコメントで知りました) 【ないとれいん】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2019-09-11 14:16:39) |
346.《ネタバレ》 伏線を駆使する脚本の周到さとか、ウーピーの巧さだとか、デミの可愛さとかはもちろんですが。一番この作品を心に残るものにしているのは、主人公サムのステップアップの過程を、きちんと順を追って描いていること。最初はただ途方に暮れているだけ、話しかけもできなければ相手に触れもしない。せっかく得た犯人の情報も使いようがない。その状態から、「オダ・メイを味方につける」「物を触れるようになる」「真犯人の悪だくみを阻止する」といった課題を1つずつ(それも自然な流れで)克服し、最後は「モリーと意思疎通をする」という最大にして最難関の課題を達成するのです。その一本の筋と、それに向けた主人公の「意志の強さ」が確固としているからこそ、この作品は単なるラブロマンスを超えて見る側の心を捉えたのですし、その後も語り継がれる作品となったのです。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 10点(2019-07-15 01:49:44) (良:1票) |
345.《ネタバレ》 リアルなCGを使用しなくても、ストーリーが良ければ、面白くなる典型的な映画。死後の世界を信じているのなら尚、楽しめるであろう。 ※パトリック・スウェイジ、本当にゴーストになっちゃったね。映画の最後のように、きちんと天国に行けたのかい? |
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344.何度も観ている作品。 旧くなってきたとはいえ、時代を表す出来で、万人に勧められる。 【simple】さん [地上波(吹替)] 7点(2019-05-30 15:05:55) |
343.《ネタバレ》 TVで、とんねるずと牧瀬理穂のパロディコントが面白かったので、見に行った。本作も、充分面白かった。デミムーアが、可愛いかった時代の作品。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 7点(2019-01-19 18:15:51) |
342.《ネタバレ》 評価が高いのは知っていてかなり有名な映画ですが、何故か観ようって気にはなれなくて今年たまたま観る機会が出来たので鑑賞しました。随所に観てる人を楽しませる要素が盛り込まれてて隙がなく、これが映画だなって思わせてくれる良い作品でした。ウーピーゴールドバーグのキャラも幽霊との相性もナイス。自分みたいに古い映画はちょっと、、って思ってる人に観せたいですね。 【アメコミマン】さん [DVD(字幕)] 8点(2018-07-20 22:28:26) |
341.《ネタバレ》 私がもっとも苦手としている「泣けるラブストーリー」として宣伝されていた上に、『ニューヨークの幻』という甘さ5割増しの邦題により敬遠してきた作品であり、これだけの大ヒット作ながら今の今まで見たことがなかったのですが、もうすぐAmazonプライムの無料配信が終わるということで「タダのうちに見ておくか」と鑑賞しました。 そしたらなんと良かったんですよ。決してラブストーリーに寄りすぎておらず、ドラマ・ミステリー・コメディがバランスよくブレンドされた作品であり、アイデアも豊富で非常によくできた作品だと思いました。早く言ってよぉって感じです。 オスカーを受賞した本作の脚本を書いたのはブルース・ジョエル・ルーベンであり、この人は人が死ぬ話ばかりを書く変わった脚本家なのですが、それだけこだわりを持っているジャンルだけあって本作には意表を突くようなアイデアがいくつもありました。幽霊って生身の人間よりも優位な存在として描かれることがほとんどなのですが、本作では声を伝えることも目の前のものを動かすこともできない非力な存在であるという逆転の発想で描かれています。かなり変わった切り口ではあるものの、幽霊という存在を突き詰めると本作の描写の方が理にかなっており、なかなかよく考えられているなぁと感心させられました。さらには、非力で為す術がなかった主人公が徐々に形勢を逆転させ、最終的には自らの死の黒幕を追い込む様には大変なカタルシスが宿っており、特異な設定と物語が見事に絡み合った上質な脚本となっています。 監督はジェリー・ザッカー。『フライング・ハイ』を監督したり『裸の銃を持つ男』シリーズの脚本を書いたりしてきた人物なのですが、これらの作品はすべての映画の中でももっともコテコテな部類に入るコメディであり、ドラマ要素や風刺要素が一切入ることなく、くだらない笑いを大量投下することで90分程度の上映時間を満たしているという作風に特徴がありました。そんな映画ばかり撮ってきた人物が突如として真面目な映画を手掛け、途中でふざけたりすることもなく安定的な演出力を披露していることにはかなりの意外性がありました。一応、ウーピー・ゴールドバーグが出てくるところだけは笑えるのですが、その笑いも従前の作品とは異質なタイプの笑いであり、そのキャリアで磨いてきたスキルをほとんど使わずに笑いを取りに行っているという監督の引き出しの多さには感心させられました。なお、本作の翌年に製作と脚本を担当した『裸の銃を持つ男PART2 1/2』では早速本作をパロディにしており、オリジナルとパロディの両方で儲けるという卒のなさには二重の意味で笑わされました。 主要登場人物4名の中でもっとも目立っているのはウーピー・ゴールドバーグであり、彼女のオスカー受賞は順当な評価だったと言えます。また、公開当時に全世界が惚れたデミ・ムーアの魅力は圧巻のレベルで、こんな彼女がいたら心配で成仏できないだろうなぁという作劇上の説得力にも繋がっています。そんなウーピーとデミが本作公開後にはハリウッドトップクラスのギャラを得るスターにランクアップした一方で男優陣は伸び悩んだという世評が示している通り、男優2名はパっとしません。そもそもパトリック・スウェイジの起用に監督は賛成しておらず、ハリウッドの名だたるスター達にことごとく出演オファーを断られた後にスウェイジに落ち着いたという経緯があるのですが、スウェイジは本作の顔を演じるには華に欠けたという印象です。また、憎まれ役を演じたトニー・ゴールドウィンには妙な小粒感がありました。監督はカール役にはビッグネームが欲しいと考えていたものの、こちらも意図した俳優を押さえられなかったための配役だったようです。 【ザ・チャンバラ】さん [インターネット(字幕)] 8点(2018-06-22 22:28:32) (良:1票) |
340.今さらながら初見。幽霊目線で見た世の中というのは、たしかにこんな感じかもしれません。日本にも「怨念」とか「成仏」とか「地獄」「天国」とかいう概念がありますが、かの国もあまり変わらないようです。宗教を超えた人類普遍の認識または願望なのでしょう。そう思うと親近感が湧いてきます。 他の方も指摘されていますが、デミ・ムーアの涙が印象的。絶妙のタイミングで流すあたり、さすが女優です。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-05-06 19:46:09) |
339.ヘアスタイルと小顔のせいで首が太く見えてしまうデミ・ムーア、このヒロイン鈍いのかピンとくるのが遅いし、気付いてからも伝え方が下手くそ。主人公も念力を使えるようになっているんだから、自分でやっつけちゃえばいいのに。まあ、ハラハラさせるにはしゃあないですか。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2018-04-26 21:18:37) |
【ゆっきー】さん [映画館(字幕)] 7点(2018-04-21 21:30:54) |
337.《ネタバレ》 ずいぶんと久しぶりに観ましたが、やっぱり面白いですね。ウーピーゴールドバーグは良い演技しています。最後は音楽もあいまって感動的です。全体を通して音楽も良いです。 【珈琲時間】さん [インターネット(字幕)] 8点(2018-02-21 15:35:18) |
336.誰でも楽しめる王道ラブストーリーは約30年経っても色褪せてはいない。 この頃のデミムーアはかわいかった、印象的な涙はよりアクセントに。 幽霊役で奮闘のパトリックスウェイジがどうみても悪人面なんだよな。そこがちょっとなぁ。 |
335.恋愛&ファンタジーで感情移入できず、終始冷めて観ていた。残念。 【へまち】さん [DVD(字幕)] 7点(2017-12-04 16:23:30) |