1.私もNFCで鑑賞しました。
目当ての「突貫小僧」の次に観ただけあり、作りの甘さが何か目立ってしまった(突貫より30年も後の作品なのに何故だろう)。
アクションを売りにした作品だと思うが、脚本がとにかく単調だし、無理のある話だった気がする。多くの映画作品は「嘘」を前提としていて、その「嘘」を如何に巧妙に表現するか、良し悪しは大きいと思うのですが、この作品における「嘘」はかなり大雑把というかギコチナイんです。
警察署でのシーンに???が多かった(銃殺・毒殺ってあり得ないでしょ)し、北原がタクシーで逃げるところも待ってたかのようにタクシーが出てきたり、乱闘シーンもトラックをぶつけて小林旭を救出するが、銃持ったやくざがいるのに、旭を連れて退避しない。自分から敵に殴られる。最後も敵のボスが何故か車に轢かれる。
作品自体が石原裕次郎の磁場に引きずり込まれるかのような印象。
あくまで私の印象ですが、「裕次郎が居るんだから、多少、作りが荒くともいいや」みたいなノリを感じてしまった。