81.《ネタバレ》 ・海底ピクニックが終わってみれば世界の危機を救う話になるダイナミック性は、さすがドラえもん。終盤の展開は、冷戦、終末時計、博士の異常な愛情などの言葉がチラつきました。そういう時代だったんですね。・今回、スネ夫が通常話の出木杉くんみたいな説明役ポジションを務めています。新鮮に感じます。・マリアナ海溝、バミューダ・トライアングル、ムーにアトランティス、この頃のドラえもん映画は子どもの好奇心を刺激するネタを取り入れている。大人になった今観ても楽しいです。 【次郎丸三郎】さん [DVD(邦画)] 7点(2023-04-11 15:44:11) |
80.《ネタバレ》 今、Amazonプライムでドラえもん映画が全てHD画質で見られます。 恐らく大山ドラのBDは出ないので、プライムで見るのがよろしいかと。 バギーがなんたらというレビューがよそも含めかなりあるが、 バギー=ロボットの象徴であろう。 そして、徐々にしずかに惹かれるというのもロボットに人間性が芽生えた象徴であろう。 その対比になるのがポセイドンであり、人間がいなくても自動報復システムを延々動かしている。 まぁ、人間がロボットみたいになる場合もあるよね。 自動報復どころか勝手に他国に攻めたりして。 以下のレビュー。 【にんじん】さん [DVD(邦画)] 9点(2019-10-30 12:57:16) 大長編ドラえもんとしては四作目。 アメリカとソ連の冷戦を見立てたムー大陸とアトランティス大陸。 地上よりも広くて深い海底を舞台にしている。 夏休みという開放的な気分と、海底という暗い部分のコントラストが素晴らしい。 味方であるはずのムーがアメリカ的ではなくソ連的な閉塞感のある社会主義的な描き方をしているのも秀逸。 全体として非常に暗い演出ではあるが、それでも海底1万メートルや海賊船、謎の魚、死なないジャイスネ、プランクトンから食事を作るといった要素が非常に魅力的。 初期5作のうち唯一リメイクされてないが、冷戦が根本だから難しいのかな? それでも90年代後半には舞台化されているということだし、今作るにはそれはそれでいいのかもしれないが、それこそ社会的な要素が大きくてリメイクできないのかも。 ドラえもん好きじゃなくても面白がれる要素多々あり。 尚、ポセイドンの声は日テレ版初代ドラえもんの富田さんです。 【にんじん】さん [インターネット(邦画)] 9点(2022-06-18 00:14:59) (良:1票) |
79.《ネタバレ》 大山のぶ代版ドラえもん映画シリーズのほとんどを手掛けた芝山努監督が初登板した作品。ドラえもん映画は子供の頃に何度も見ている作品が多く、どんな話だったか今でも覚えている作品が多いのだが、この「海底鬼岩城」はラストのバギーの捨て身の行動くらいしか記憶になかったので、先週にオリジナルの「宇宙小戦争」を見たこともあり、本作も久しぶりに見てみることに。序盤ののび太が夏休みの宿題に追われるところは完全にテレビ版の1エピソードのようで、見ていてつい懐かしくなってしまったが、逆にこれがあるために若干もたついているような印象があるし、メンバーが海底旅行に出かけてもなかなか話が先に進まないなど、前半はなんかテンポが悪く、つまらなくはないものの少し退屈な感じはした。でも、その中でしずかとバギーの関係が丁寧に描かれ、それがラストにつながっていくのはよく出来ているし、後半になって登場するムー大陸とアトランティス大陸の対立の構図が米ソ冷戦をモデルにしている(見た後で調べた。)ところは反戦メッセージも感じられて少し重さもあるなど社会派的な側面もあり、とくにこの後半は今のほうが面白く見れたし、一方でやはり少し子供向けにしてはテーマが深すぎる上に暗さもあって、そんなところが本作が子供の頃に見ていても今ではあまり記憶にない一因かもと思う。そんな本作だが、やはりしずかと彼女を慕うバギーのドラマはそんなことお構いないに心に響くものになっていて素直に感動できるのがいいし、バギーの憎まれ口をたたきながらも本当に優しさに溢れているキャラがとても好きだ。そんなバギーがしずかを守るためにポセイドンに突っ込んでいくラストは今見ても胸が熱くなるし、純粋にカッコ良いし、ポセイドンを倒した後にしずかがバギーのネジを宝物として大事に持っているのもグッとくる。やはり本作はバギーに尽きる映画なのだ。それにマニアックな話題だが、ポセイドンの声を日テレ版でドラえもんの声をやっていた富田耕生が演じているのもあって、ドラえもん役声優の先輩・後輩が共演しているのもファンにとっては見どころかもしれない。(日テレ版ドラえもん、無理かもしれないがいつか見てみたい。)80年代前半のドラえもん映画では唯一リメイクがされていない作品だが、内容やテーマ的に難しいのかも。でも、リメイクされたらどんなふうになるのかちょっと興味はある。(2022年3月12日更新) 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 7点(2022-03-13 14:24:25) |
78.《ネタバレ》 子供ながらに涙した作品。思い出補正もあって、自分の中でのドラえもんナンバーワンはこの作品。大人になってしまった今ではドラえもん映画でこの作品を超える作品に出合うことはないでしょう。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2018-04-14 23:44:39) |
77.《ネタバレ》 なにはともあれバギー。 自己犠牲を自爆テロといっしょくたにされかねない時代です。 幼い頃に観るものが与えるインパクトは絶大です。 有無をいわさないものってあるんですよねぇ。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2018-03-17 06:41:21) (笑:1票) |
76.《ネタバレ》 しずかちゃんの言うことなら何でも聞くバギー、しずかちゃんにごめんね。何時も無理言ってと言われてもいいんです。と涙を流しながら僕、バギーでいる事が辛い。と話すバギーの気持ちが人間的な姿を感じる様に人間ではないが人間と同じくらい人間的です。自分は何の役にも立てず、皆の足ばかり引っ張り申し訳ないと感じるバギーの姿を通して、本当の愛とは何のか?それをドラえもんというアニメを通して、訴える力がこの映画にはある。しずかちゃんが自らの命を張る。ポセイドンに対して、全てを賭けてぶつかって行くバギーがかっこ良い上に泣ける。愛する者の為になら命を賭けて、戦う男らしいバギー、ドラえもん映画でドラえもんが出した道具の中でも最も優しさに満ち溢れた素晴らしい道具だ。いや、登場キャラだ。バギーよ!永遠なれ! 【青観】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2018-03-11 19:32:17) (良:1票) |
75.《ネタバレ》 海底鬼岩城の原作は大長編屈指の陰鬱な作品で、序盤の日常感から新しい舞台の海底を探検する楽しさ、そこから一気に仲間の生命の危機を間近に感じられる展開へ繋がり、さらに海底人との邂逅、そして鬼岩城へ乗り込み絶望的な戦いから仲間の犠牲を出しての脱出までの一連の流れをひたすら海底という暗黒の世界の中で描き切っている傑作だと個人的に思っています。 本作でも概ね原作通りに物語をなぞってラストまで上手く作ってはありますが、原作で感じたような陰鬱さ、海底の暗黒感、戦いの悲壮感といったものをアニメで表現するのは中々簡単ではないと実感しました。決して悪い作品ではありませんが、そこが本当に惜しいと思います。 【TAKI】さん [インターネット(邦画)] 6点(2017-08-29 01:56:25) (良:1票) |
74.はっきりとは覚えてないのですが、漫画の方が、しずかちゃんとバギーについての演出が上手かったような気がするかも。。。 【マー君】さん [DVD(邦画)] 6点(2015-02-14 00:14:01) |
73.《ネタバレ》 劇場公開から30年以上経っていても、部分的にではありますが観たという事だけは思い出すことが出来ました。 記憶が蘇ったのは、しゃべるバギーが登場したところ。 特徴ある声とちょっと生意気な態度が心のどこかに留まっていたみたいです。 ラストのポセイドンを倒すシーンは意外と記憶には残っておらず、むしろ本作のポイントは、しずかちゃんの大活躍ぶりだと思います。 旅に出る前はのび太に勉強を教えてあげてたし、鬼岩城を探している時は自ら囮を買って出たり、そして最後のバギーちゃんの捨て身の攻撃も彼女のやさしさが奏功した形であったし、ここは紅一点のしずかちゃんに拍手を差し上げたい訳なのであります。 それと、本作で特に良かったのが、テントアパートを海底に建てた時にトイレの説明をしていたシーンなのですが、こういった別世界で起こりうるナルホドなぁ~という現象が子供心をグイグイ引き込む事は容易に想像でき、物語の本線から外れた所においても仕事の丁寧さを感じることができたと思います。 他にも、エルに捕えられた時にのび太たちの夢の中で生物の進化の過程を学習するシーンがあったり、5人を死刑にするかどうかの裁判の中で地球の環境問題を争点にするシーンが出てきた所にも驚かされたりして、シリーズを重ねるごとに物語が少しずつ精錬されていく印象を受けました。 本作で出てきたアイテムで一番好きなのは、カメレオン帽子。 初めて観た当時、天井が地面の形状に応じて変化するのがスゲーって思い、そのまま歩いて移動するシーンにワクワクしましたし、上から睨まれるシーンではハラハラドキドキしたのを思い出して懐かしさが込み上げてきました。 【もっつぁれら】さん [映画館(邦画)] 8点(2015-02-11 02:26:51) |
72.一本の映画としてみると、ストーリーは継ぎ足したぶつ切りに感じるかもしれない。ただ、ドラえもんの映画は日常の30分が根底にあって、映画の世界へと飛び込ませてくれる。「問答無用」でジャイアンがエルを助けにいくシーンなど、ガキ大将の鏡ではないか。しずかちゃんを助けようとするドラえもんを助けようとするバギーちゃんより美しい心を持つ日本人がどれほどいるだろうか。私はそうなりたいと思いながら、20年近くを過ごしてきました。 【元祖】さん [DVD(邦画)] 9点(2015-01-03 14:57:18) |
|
|
70.何に惹かれたのかは覚えてないがごく幼少の頃一番好きだったドラえもんの映画。実に良くできた脚本で、バミューダトライアングルと海底都市などの一般的な伝説を盛り込み、普段触れることは到底出来ない海底を分かりやすくナビゲートしてくれるそこらのハリウッド映画など軽く超越する神秘に満ちた一大アドベンチャー。本筋など自動報復システムなどという冷戦への風刺であり、ウケ狙いのしょうもない子供だましギャグの連発のみがかろうじて子供向けアニメであることを思い出させてくれる。遺骸の崩壊やジャイアンとスネオの「死」など子供なら本気で泣き出すに違いないシーンが多々あり、今でも評価は高く実際見た子供も面白いと言っているにも関わらず興行的にシリーズワーストクラスであったのは子供には見せたくない映画と捉えられたのが原因であるのではと思うほど本気で大人までハラハラさせようという話の組み方。バギーの漢っぷりなど母親をマジに泣かせにかかっており何故ターゲットを大人にまで向けるほど真剣なのか。「あなたのためなら壊れてもいい」「バギーであることが悲しい」なんてセリフに感銘を受ける子供が居たらそれは早く目覚めすぎだろう(笑)。子供向けアニメということを忘れた大暴走、そして大長編屈指の名作。 【Arufu】さん [DVD(邦画)] 9点(2012-09-18 17:06:48) (良:2票) |
69.《ネタバレ》 私が見るかぎり、ドラえもんの映画は、「どこか不思議な世界に行き、そこで会った誰かと友だちになる(または争う)」というパターンだと思いますが、この映画は、なかなかその「誰か」が現れず、いつものメンバー(+バギー)だけで展開する時間が長く、前半は退屈でした。 バギーが最後に静香のために命を捨てるシーンは、伏線が効いていてよくできていると思いました。 【チョコレクター】さん [DVD(邦画)] 5点(2012-02-17 22:41:24) |
68.長編ドラえもんの中では、お気に入りのエピソード。一番好きかもしれない。 友情や冒険活劇の要素を取り入れた物語は、夢があっていい。 海の中は大人にとっても未知の世界だけに、他の作品より多少現実味を感じたのかもしれない。 もちろん子供向けとはいえ、お話もしっかりと作られている。 構成やお話の流れという点での安定感は抜群で、安心して楽しめる映画である。 【MAHITO】さん [ビデオ(邦画)] 5点(2011-07-29 08:18:07) |
67.子供が観ても、疲れる映画。 大人がみたら、付き合い感覚で観るから余計に疲れる映画。 つまりは、疲れる映画。 【にじばぶ】さん [映画館(邦画)] 6点(2011-05-18 18:35:18) |
66.《ネタバレ》 ものすごい小さい頃にみて、未だに筋を鮮明に覚えている。ドラえもんの映画でそう言う記憶があるのはこれと鉄人兵団だけだ。 この作品は、おそらくえらくマッタリしていて、説明的過ぎるのだろうと思う。けど、子供に楽しんでもらおうというビームがバンバン出ていて、夢中で見た。今この話をもう一度見てみようかなという気持ちには積極的にはならないと思う。けど、楽しかったという覚えがあるしこのままの方が良いだろうと思う。 絶望的に感じたあの雰囲気や、どうにもならないかもしれないあの状況が凄い。この作品を不意に思い出して、ほかのドラえもん映画をちょっと見てみようかな。などとふと思ったりした。 【黒猫クック】さん [地上波(邦画)] 7点(2010-03-07 19:40:06) |
65.25年前に母に連れられ映画館で観た遠い過去の記憶が残る、思い入れのある作品です。やはり夏の海というのは、神秘的だし凄くわくわくさせられます。そこにちりばめられた謎、それに対するドキドキ感がこの映画の一番の魅力。自分の子供が大きくなったらもう一度一緒に鑑賞したい、ドラえもん映画の中で一番大好きな作品です。 【N.Y.L.L】さん [映画館(邦画)] 10点(2009-10-02 17:09:41) |
64.劇場版ドラえもんシリーズで1、2に好きな作品です。子どもの頃、このビデオが家にあったので朝から晩まで狂ったようにみてました。 【アフロ】さん [ビデオ(邦画)] 9点(2009-06-26 05:16:04) |
【承太郎】さん [地上波(邦画)] 5点(2009-05-04 09:53:27) |
62.《ネタバレ》 スペクタクル度は弱く、テンポも悪い気はする。説教臭さは、子供向けとしては丁度良い塩梅だとして、世界観や敵キャラの造形や設定、演出が渋く、絶望感すら漂う、独特な雰囲気のある一本。序盤でジャイアンとスネオがガチで死にかけ、ドラえもんが自害しようとするなんて展開は中々ない。バギーとしずかちゃんの恋物語が美しく、最後のシーンが泣ける。親御さんはドラえもんを信頼して子供を預けてるのに、毎回子供たちは命掛け。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-04-28 23:48:56) (笑:1票) |