6.《ネタバレ》 これは面白い!
ちょっと探すのに苦労しますが、古いレンタルビデオを探せばなんとか・・
私の好きなタイプの作品です。
P・オトゥール関連では作品としては娯楽もあり、とても楽しい映画です(史劇が多いので)
映画好きなら一度は見たほうがいいですよ。
映画の中で映画を撮るというよく使われる手法ですが、
この脚本はすばらしくどこまでが映画の中なのかわからなくなる。
撮影現場の裏も見せてくれ、飽きることがありません。
スタントマンをやることになってしまう青年は、警察に手錠をかけられる逃亡の身。
映画撮影中の(橋を渡る車のシーン)車を発見して停めるも乗車拒否に。
本番ですから当たり前なのですが、スピードを出して橋から転落してしまう。
このスタントマンの代わり(川に落ち行方不明に)にと、
鬼監督(というのが最初わからなかった)の支持でスタントマンになるのです。
彼は監督は川に落ちた車を助けるより撮影に夢中でした・・
と・・お話を思い出してゆくと(ああネタバレしたくない)と、ここらでひかえておきますね。
アクション好きな人も楽しめるし、サスペンス好きの人も頭使いますから十分楽しめますよ。
ほんと、掘り出し物を見つけたというか、これだから俳優繋がり&監督繋がりは楽しい。
ラストも言うことなしで保存版にして何度も見たいくらいです。
オトゥールの演技も、アカデミー賞にノミネートされてるくらい不思議。
どう見ても優しい物分りのよさそうな線の細い監督で、
終わったあとも狐につままれたみたいに監督は悪くないと庇護していました。
ところがどっこい、メリル・ストリーブがこの演技を褒めていたのはそうなんですね。
何を考えているかがわからない人。
一言で言えば胡散臭いやつ・・でも普通の人にも見えて困ってしまう。
私の見解では、そんなに悪いやつとは思えないのです(こういう人はたちが悪いですねぇ)