7.《ネタバレ》 これはお洒落というのか硬派というのか、なんとも形容しづらい作風です。
いや、映画として説明不足すぎじゃないですか。
そもそもギャントがなぜそこまでミッチェルにこだわるのか、まるで意味がわかりません。
『俺の下で働け。嫌なのか?じゃあ死ね。』
ざっくり言うとこれがギャントの言い分でしょ?マフィアの世界は映画でしか見たことありませんが、こんなめちゃくちゃな言い分って実際あるんですかね?
ビリーは最初から最後までただのクズだし。襲われたホームレスは耳が聞こえないふりをしていて、なんや思わせぶりで何かあると思っていたら何も無いし。
そしてキーラ・ナイトレイの存在価値。
おそらくミッチェルとシャーロットの恋愛を取り入れることで、より悲劇を際立たせようっていう狙いなんでしょうが、これがものの見事に機能していません。むしろ、この二人の恋愛パートで映画が間延びしちゃってます。
ラブストーリーとしてもドラマとしても中途半端だけど、サスペンス部分はそれなりに面白かったかな?
とは言え、何か起こりそうで何も起らないのに大分疲れてきて、途中が結構だるかったです。
大物を倒し、小物に刺されるっていうオチは悪くないけど後味は悪い。