悪の教典のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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悪の教典

[アクノキョウテン]
Lesson of the Evil
2012年上映時間:128分
平均点:5.51 / 10(Review 83人) (点数分布表示)
公開開始日(2012-11-10)
ホラーサスペンス犯罪もの青春もの学園もの小説の映画化バイオレンス
新規登録(2012-10-21)【+】さん
タイトル情報更新(2020-10-01)【イニシャルK】さん
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監督三池崇史
キャスト伊藤英明(男優)蓮実聖司
二階堂ふみ(女優)片桐怜花
染谷将太(男優)早水圭介
林遣都(男優)前島雅彦
浅香航大(男優)夏越雄一郎
水野絵梨奈(女優)安原美彌
山田孝之(男優)柴原徹朗
平岳大(男優)久米剛毅
吹越満(男優)釣井正信
荒井敦史(男優)加藤拓人
西井幸人(男優)高木翔
藤原薫(男優)田尻幸夫
永瀬匡(男優)鳴瀬修平
工藤阿須加(男優)松本弘
小島藤子(女優)阿部美咲
秋月成美(女優)柏原亜里
松岡茉優(女優)白井さとみ
菅野莉央(女優)高橋柚香
山崎紘菜(女優)塚原悠希
藤本七海(女優)林美穂
岸井ゆきの(女優)星田亜衣
山谷花純(女優)三田彩音
伊藤沙莉(女優)永井あゆみ
三浦透子(女優)横田沙織
篠井英介(男優)酒井宏樹
岩松了(男優)灘森正男
小島聖(女優)田浦潤子
滝藤賢一(男優)清田勝史
矢島健一(男優)下鶴
山中崇(男優)真田俊平
山口馬木也(男優)蓮実芳夫
眞野裕子(女優)蓮実佳子
貴志祐介(男優)蓮実の同僚教師(国語)
藤井武美(女優)清田梨奈
原作貴志祐介「悪の教典」
脚本三池崇史
森下佳子(脚本協力)
音楽遠藤浩二
撮影北信康
製作市川南〔製作〕
東宝(「悪の教典」製作委員会)
電通(「悪の教典」製作委員会)
OLM(「悪の教典」製作委員会/製作プロダクション)
東宝映画(製作プロダクション)
プロデューサー坂美佐子
山内章弘(エグゼクティブプロデューサー)
配給東宝
美術林田裕至
松井祐一(特殊造形)
編集山下健治
録音柴崎憲治(音響効果)
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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83.《ネタバレ》 ツッコミどころは多々ありながらも、
序盤のスリリングな展開は期待を持たせてくれた。

が、終盤の殺戮の部分は、半分ネタに走っているだろう?という感じで、
一気にこの映画をチープなものにしてしまった感。
制作側の趣味なのか?

キャストは豪華でした。
2年で12キロさん [インターネット(字幕)] 3点(2024-09-21 09:30:13)
82.《ネタバレ》 小説も、マンガも、何度も既読です。原作の貴志祐介さんは好きな作家であるし、そしてこの『悪の教典』も何度読んでも面白いストーリーです。今となっては有名なストーリーなのでサプライズも何もありませんが、これが世に出た当初のセンセーショナルさと言ったらすごかった。人当たりも何もかも完璧な英語教師の裏の顔。。。生徒を把握するための手段や優しさ、器を持っていて、それでいて欲望に対しては突き抜けていて欲しいものは必ず手にしようとする貪欲さ・狡猾さ。どの方面にも突出しているが故に通常の枠には収まらない、そんなクレイジー教師をまざまざと見せつけられました。クレイジーですが魅力的。蓮見聖司というキャラクターが刻まれて瞬間です。

と原作を激賞したくなるのですが、映画のほうは、やはり映画あるあると言うか、その枠で収めようとして色々カットしてしまっていたり、奇抜な演出になってしまっていたりと言うところが原作からの目線だとどうしても気になります。なぜか柴原が山田孝之さんでなんだか格好良くなっていたり、修学旅行のくだりがまるっとなくなっていたりしたところも残念でしたね。クラス40人の生徒のそれぞれの特徴やキャラクターも際立つようにしてほしかった。結局最後、誰が誰だかわからんような殺し方で終わったのはやはり『悪の教典』としては致命傷かな。生徒一人ひとりに個性など顔が見えるつくりだったから面白かったのに、あんなふうに「その他大勢」感で大量殺戮してしまったらこの作品の良いところをスポイルしてしまっている、と感じました。残念。
TANTOさん [インターネット(邦画)] 6点(2022-12-27 23:15:02)(良:1票)
81.《ネタバレ》  こーゆーサイコパス的な映画は結構好き。
 特に前半から中盤にかけての不穏な空気がたまらんです。
 何かが起こりそうな予感。あるいはもう起こってるんじゃね?っていう雰囲気。そのただならぬ雰囲気がクセになります。
 カンニング。不良。万引き。セクハラ。モンスターペアレンツ。
 問題ばかりの学校で、唯一まともな教師はすみ。
 ところがこいつが一番とんでもないサイコパスだった。
 ほとんど予備知識なしで見たから面白かったです。
 毒を以って毒を制するような展開になりそうだったところも好き。
 ただそこは期待していたほどには盛り上がらなかったです。
 映画の尺の関係上仕方が無いことなのかもしれませんが、3人とも一方的にやられちゃうのがもったいなかったかな。
 いや、それはそれで『はすみ』の圧倒的な恐ろしさを際立たせるのには一役買っているわけですが。
 子悪党が雁首並べたところで、本物の悪には傷一つつけられない、っていうことですかね。
 この映画のピークは『けいすけ』が拷問されるところまでかなぁ…。
 ラストの大量殺戮は何の芸もなくて面白味に欠けます。ただのスプラッタ映画に成り下がってしまいました。
 アーチェリーの少年。ゲイの少年。東大を目指しているヤなやつ。印象的な生徒がたくさん出たのに、ただ銃で撃ってまわるだけ。
 AEDの伏線があったんだから、それで局部を感電死させるぐらいのゴア描写があっても良かったんじゃなかろうか。終盤のたたみかけはもう一工夫欲しかったところです。
 『モンスターペアレンツ』『たで』『つりい』『けいすけ』までは8点から9点くらいつけちゃおうと思っていたのですが、最後の大暴れで減点です。
 正直最後はバトルロワイアルと何が違うのかと思ったり、思わなかったり…
たきたてさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-12-26 04:51:53)
80.《ネタバレ》 細かい伏線をきちんと描いてきっちり回収する。殺戮シーンの緊迫感もなかなか、さすが三池監督。でも、原作の緻密さと完全犯罪へと向かう蓮見の執念はあまり描けてないように思う、伊藤英明の熱演にプラス1点。よくこの役を受けたと思う。
ブッキングパパさん [インターネット(邦画)] 6点(2021-12-28 21:41:58)
79.表向きは好感度抜群だが内側には暗黒を抱えた高校教師が、一晩で生徒全員の抹殺を企む、という、現代版八つ墓村。ハスミ先生が生徒たちを血祭りにあげるだなんて、小説だからいいようなものの、映画だと、ちょっと違う意味に捉えられそうな。この業界には、もっとオソロしいハスミ先生が実在してますから、ねえ。
それはともかく、この「悪の教典」、原作には、「そのようなジェノサイドは実行可能か?」という疑問に対する思考実験みたいな側面があって。まず、血も涙もない暗黒の方程式に基づくハスミン氏の内面を描いて動機の部分を構築。そんでもって、恐怖の一夜が始まるのだけど、思えば13金のジェイソンなんて、無意味に神出鬼没だったり(絶対、ジェイソンはスタッフの手を借りてると思う)、はたはた急にドン臭くなったり、随分といい加減なヤツでした。しかし実際の人間は、あんなに神出鬼没の行動は取れないしスタッフの手も借りられない。襲われる方だって、逃げたり隠れたり、反撃を試みたりもするワケで。その中でいかにして殺戮を成立させるか、先生と生徒との命がけの知恵比べがそのまま作者の挑戦ともなって、一種の詰将棋みたいな小説になってます(そこが少し野暮ったくもあって。私の中での貴志祐介三大作品は、「黒い家」「天使の囀り」「ガラスのハンマー」。「悪の教典」や「新世界より」が、ちょっと劣ると思ってしまうのは、その三作があまりに圧倒的だからでもあるのですが)。
で、この映画化にあたっては、その辺りがうまく再構築されています。最初の方で「それもこれも伏線です」みたいな描写が連発されるのはいただけないけれど、それ以外の点では、描写の断片化によって理屈っぽさを排除し、シーンごとの映像の力、不穏な雰囲気で映画を引っ張っていて。原作の「小説としての魅力」はそぎ落とさざるを得なかった部分もあるにせよ、それを補う「映画としての魅力」があり、よく練られていると感じます。
伊藤英明も、役に完全にハマってます。もしかして彼をモデルにこの小説が書かれたんじゃなかろうか、と思えてくるほど。
ところで、最後にto be continuedと出てきますが、もしかしてあの文庫の最後に載っていたオマケ小説を映画化する? さらに映像化困難と予想されますが。
鱗歌さん [インターネット(邦画)] 7点(2021-05-16 23:49:31)(良:1票)
78.《ネタバレ》 伊藤英明を稀代のサイコキラー・ハスミン役に持ってきたのは、とりあえず正解。彼もいつも演じている偽善が鼻につくヒーローよりも、こういう悪役を選択した方が役者生命を延ばせるというもんです。でもこのハスミンは通常の悪役キャラとは大違いで普段は快活で生徒に信頼されるナイスガイ、まあこのキャラについては普段の演技パターンでこなせるわけですが、鬼畜モードに入ったハスミンを演じるにはちょっと演技力が不足しているようです。それは別に凶暴にふるまう演技を要求しているわけではなく、さりげない所作などに普通じゃないところを盛り込んでほしかったんだけどなんか物足りなかったですね。区別せずに論ずる人が多いけど、いわゆるキチ〇イ(あっちの世界に行っちゃった人)とサイコパスは明確な違いがあるんです。ハスミンは原作者の意図からしてもサイコパス分類のはずで、そうなると彼に話しかける幻聴や幻覚は誤解を招く表現で不要だったとおもいます。 大量に射殺されてゆく高校生たちの阿鼻叫喚はすごい絵面ですが、彼女らに感情移入できなかったのが我ながら不思議でした。これはこの子たちの家庭環境などの個人的な背景がまったく描かれていなかったのが原因かと思いますが、原作から大幅にカットされたのはこの部分らしいです。大部の小説を映画化する場合にはどこを切るかは重要な作業で脚本家の腕の見せどころでもありますが、エピソード自体をばっさりカットして再構築するということも時には必要なはずです、でもこれは原作者との関係もあるので難しい問題かと思います。三池崇史のことですから30分以上にわたる大虐殺シーンには力を入れたかったと思いますし、そうなるとそこに至るまでにあと30分は尺が必要だったんじゃないでしょうか。 “To Be Continued ”がエンドマークでしたが、続編はどうなってるんでしょうか、まあ小説の方がまだ発表されていないので無理ですよね。
S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2019-06-30 23:16:04)
77.人殺しがどうとか無関係に、エンターテインメントとして駄作。
ちっとも面白くない
時間を無駄にした。
マントタヌキさん [インターネット(邦画)] 0点(2019-04-16 17:22:18)
76.《ネタバレ》 「あかん。証拠隠滅できん。よし皆殺しにしよう」というやべぇ発想をする奴の話ですが

各生徒の掘り下げが完全に完了した
金八先生の卒業でこれやったら
どえらい事になるなぁってなんか妄想しながら見てました。

後半は緊迫感やら痛快さは前半とは
だいぶ違う雰囲気になるのですが

映画というよりFPS的なゲームを見ているような感覚になりました。

良かったのは、
今や色んなドラマでメインクラスの俳優陣が出ているので
生徒の印象がすぐ頭に入る事でした。

微妙なのは
先生のアメリカの話は削ったほうがテンポ的に良かった気がしますね。

ってことで6点で

そういえばバイオハザードではちょっと離れると全然効き目がないショットガンも
実際ではかなり離れても結構な殺傷能力らしいです。
シネマレビュー管理人さん [インターネット(邦画)] 6点(2019-03-12 15:34:29)(笑:1票)
75.《ネタバレ》 サイコパスな教師が、逃げ惑う生徒らを淡々と殺戮するお話です。
推理や考察などをしながら楽しめるような映画ではありません。ジョッキングな映像を見せつけるだけの映画なので、
悪趣味な人しか楽しめないのかもしれません。ちなみに私はそれなりに楽しめました。
せなかさん [DVD(邦画)] 5点(2018-09-24 21:20:37)
74.《ネタバレ》 学校での殺戮は「バトルロワイヤル」を彷彿させるが、こちらはサイコパスによる犯行。こういうのはそのサイコパスっぷりで作品のインパクトが決まる。
生徒に人気の高校英語教師は、子供の頃から共感する能力に欠け犯罪を重ねていた――このサイコパス像は、予想から外れることはなかった。
それに、犯行も大胆といえば聞こえはいいがずさんな面もあるので、これでずっと捕まらなかったというのは説得力がない。電車の中での殺害が誰にも見つからず、ホームの監視カメラにも映っていない。その上、殴った跡が残ってるはずなのに自殺と処理されるとか、リアリティもクソもない。
最後は犯行を隠すための破れかぶれのような大量殺人。男子生徒との同性愛教師の無理心中偽装工作は「あまりにも乱暴なストーリーかな?」と犯人のセリフ通りの無茶苦茶ぶり。最後はお決まりの精神病による責任能力回避を臭わせて終わり。サスペンス性はあるので最後まで引っ張られるが、最後の殺戮シーンがやたら長い。
原作を読んでいないので幻想的なシーンでの外国人とのくだりがよくわからなかった。どうやらアメリカ時代の回想だったようで、詳細は伝わらなかったが殺人を重ねていたことだけはわかった。
明るい音楽で残虐なストーリー展開は、園子温作品に通じるところもある。 穴だらけのストーリーなので矛盾点を気に掛けるよりも、三池監督流のバイオレンスを楽しめばいい映画か。確かに、たまにこうしたバイオレンスやサイコホラーものが観たくなる。
役者は先生も生徒もそれぞれハマってた。生徒では二階堂ふみより水野絵梨奈が印象に残ったが、E-girlsにいたとは。
飛鳥さん [DVD(邦画)] 6点(2017-09-09 15:19:43)(良:1票)
73.《ネタバレ》 生徒役の俳優が、みんな今ひとつ魅力的ではないので、どうしても先生のほうを応援しちゃいます。二人殺しそこなったのは残念!
紫電さん [ブルーレイ(邦画)] 5点(2016-09-29 14:45:45)
72.《ネタバレ》 一見模範的な教師が実はサイコキラーという設定で、それを演じるのが正義感の強い役柄を演じることの多い伊藤英明というギャップを狙ったようなキャスティングは確かに面白いし、この教師によるクラス全員皆殺しというセンセーショナルな内容もどことなく「バトル・ロワイアル」を思い出すが、この教師の背景の描き方が中途半端(ほかの登場人物も浅い。)なため、ドラマとしての見ごたえが薄く、ただ単にクライマックスの大量殺戮だけを見せたかっただけの映画という気がして、同じく非情な教師が主人公の「告白」を先週に見ているせいもあって、つい比べてしまうのだが、「告白」があくまで主人公教師の恨みを持つ生徒への復讐劇だったのに対し、こちらの教師の犯行至る理由は完全に自分の都合で、「告白」の主人公にも感情移入しずらかったのだが、本作ではこの教師に感情移入以前に完全に傍観者として見ているしかなく、この時点で差が激しい。(中島哲也監督ならもっとうまくドラマとして仕立てたのではないかと思えてしまう。)この教師の背景をもっと知りたいなら前日壇を描いたテレビ作品である「悪の教典 序章」を見ろということなのかもしれないが、とてもそんな元気はない。「告白」にも出演していた人が何人か出ていて、中でも少年AとBを演じていた二人が本作でも共演しているのは意識してやっているとしか思えない。次回へ続くと出て終わるのだが、本当に続編は作られるのだろうか。あまり興味ないが。
イニシャルKさん [DVD(邦画)] 5点(2016-08-18 18:28:24)
71.これは。。。流石に厳しいか。原作を読んでからで無いと、なぜハスミンがああしたのか、分かりづらいし、その狂気が描ききれていなかった。
rain on meさん [DVD(邦画)] 4点(2016-03-22 11:48:15)
70.《ネタバレ》 ある程度予想していたが、予想を超える内容のないスプラッタ映画で非常につまらんかった…
原作はどうなのか知らないが中途半端な脚本である。
「ハスミン」の心理と過去ははっきり見せるかバッサリ切るかどっちかにして!
あの程度で「クラス全員」皆殺しに切り替えるって…無理があるだろう…;計画性があるのかないのかどっちかにして!
生徒も他の教師の描き方も中途半端。どう使いたいんだ?はっきりして!
自分としては、「ハスミン」と彼の異常性に気づき始める生徒と教師の心理攻防をもっと描くべきだったと思う。
そこを重点的にすれば、もっと深みがでたかもしれない。
アメリカの猟奇殺人の相棒部分は蛇足だったと思う。
原作にある程度忠実にしようとして、くだらない脚本になることが多々ある。この映画もその部類かもしれしれない。
そう考えると、昔「え?原作と全然違うじゃん?;」という映画があったが、「映画として撮る」ことに重点を置いた改変だったのだろう。
今の「優れた脚本の不足」は深刻になりつつあるようだ。
あ、本編の最後に「サイコキラーだから裁けない」などという台詞があったが、電車で教師を自殺にみせかけ殺害していたり(刑事に話をしているのですぐにばれるだろう)遺書まで残している点で「計画性」があるということだから、「精神異常」は認められないだろう。
そういう点でもこの映画の「浅さ」が感じられて非常に白けた…
果月さん [DVD(邦画)] 2点(2015-09-21 01:31:53)
69.《ネタバレ》 何を面白がればいいのかわからない。同じく非情な教員の出る「告白」(2010)を同時期に見たので違いが際立って見える。
内容としては前半はひたすら地味で何かが起こるのを待つだけ、後半はひたすら大殺戮が続いて終わるのを待つだけの映画である。個人的感覚でいえば、自分が死んでもらいたいタイプの人間は別として、特に恨みのない連中が死ぬのを見るのが面白いとは思わない。また殺される者の心情を描写することで何らかのドラマが生じるなら共感の余地があるが、この映画は大殺戮を見せること自体が主目的のようで、これに共感できない限り無味乾燥な作り物の殺害映像を延々と見続けることになる。
これで商売になるというなら別に結構だが、個人的には面白くないので点数は2点としておく。
ちなみにこれを見てから原作まで読む気にはならない。これより少しは文学的なのだろうが。
かっぱ堰さん [DVD(邦画)] 2点(2015-06-30 23:49:07)
68.《ネタバレ》 不快な内容が売りなので後味の悪さは織り込み済みなのですが、肝心の話の構成が救いようのないつまらなさ。
全体にメリハリがなく、特に後半にいくにつれ盛り上がりも恐怖感もなくなっていき、記憶に残るような場面を思い出せません。
殺害シーンも中途半端に抑えていたり、端折ったりで、ビジュアル面でもこれと言ったインパクトを感じませんでした。
この種の映画は、残虐だろうが非日常だろうが、とにかく勢い勝負・・・だと思いますが、失速した感は否めません。
「問題作」として話題となった最近の作品の中では、かなり"ハズレ"の部類に入ると思います。
最後に" to be continued" となっていましたが、間違っても調子に乗って"続編"を作らないでいただきたいです。
午の若丸さん [ブルーレイ(邦画)] 3点(2015-03-15 22:54:29)
67.《ネタバレ》 こんなヒドイもん撮るな作るなって怒ってる側の御意見って意外と少ないんですね まさか意外。
しかし、こんなにも大量の生徒が学園内でバッタバッタと殺されまくる地獄絵図のような作品に撮影許可を出し、自校舎を貸し出した学校って一体何処のどんな学校なんだろうかって心配になってしまいましたよ。(学校側はこの内容を知っていたのかって意味でですね) 以降、それがずっと気になってしまい 最後、待ってましたとばかりにエンドロールを食い入るように見入ってしまってましたよ そしてロケ地(学校名)を確認。はい なになに 加藤学園 御殿場キャンパスですってか・・(そこからその加藤学園御殿場キャンパスについてウィキること数分。) はい なるほど 分かりましたよ ロケ地の名所でしたか つまりはちゃんと廃校使って撮影されてたわけですね はい わかりましたよ そりゃそうですよね 一般生徒が通う一般学校であんな撮影してるわけがないよね 貸し出す学校あるハズないよね はい 分かりましたよ 心配御無用 私の考えが浅はかでした バカでした。今回これを機会に一つ勉強になりました。
3737さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-03-03 00:17:46)
66.《ネタバレ》 蓮実の過去に同情を抱かせないつくりはとてもよかったが、もっというと過去を一切見せて欲しくなかった。今は見せるだけでこの人物がどれだけ狂っているかを過去にまで想像させるようにして欲しかった。
ちゃじじさん [DVD(邦画)] 5点(2014-12-29 13:59:40)
65. 先生がなぜ? という部分がないので、最後まですっきりしませんでした。
海牛大夫さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-12-20 22:03:59)
64.《ネタバレ》 伊藤英明を蓮実聖司役にキャスティングしたのは大正解だと思う。「一見」爽やかで誠実そうなキャラにぴったりだ。しかしながらこの映画がB級スプラッタレベルに留まったのは、やはり脚本のせいで、伊藤の責任ではない。
原作は大変ボリュームがあるので2時間枠に収めるのは大変だ。所々改変している部分は概ね納得の仕事で、全体の流れとしてはむしろ巧みな脚本だとは思う。
どうしても残念なのは、監督が猟奇場面を偏愛するあまりに、学祭準備中の惨劇シーンに時間を割きすぎて、稀代のサイコパスである蓮実の内面を描ききっていないことだ。傍目には異常としか思えない蓮実の行動は、彼自身にとってはきっちり理論的に整合性がとれているのだ。彼にとってはそうせざるを得ない理由がちゃんとあるんである。原作で丹念に描写されているそこんところをバサーッと省略しているので、映画でこの物語に初めて出会った人はこの教師がなんでこんなことをやらかしているのか訳が分からないだろう。
「理解不能」だから蓮実は怖いのだ。後半の銃撃場面を削ってでも、早水圭介を拷問している場面で原作どおり奴の内面を語らせるべきだったのに、と思う。
tottokoさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-12-10 00:43:51)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 83人
平均点数 5.51点
022.41%
100.00%
267.23%
367.23%
456.02%
51821.69%
61416.87%
72631.33%
844.82%
911.20%
1011.20%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.25点 Review4人
2 ストーリー評価 3.55点 Review9人
3 鑑賞後の後味 3.75点 Review8人
4 音楽評価 6.00点 Review5人
5 感泣評価 1.50点 Review4人
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