6.《ネタバレ》 ニコール・キッドマン、マシュー・マコノヒー、ジョン・キューザック。このキャスティングをみたらとりあえず観たくなるってもんです。
いやーまあ、考え得る負の出来事、物事てんこもりでして、しかもフロリダ州のうだるような夏の暑い中で沼地の湿地帯まで出てくるんです。ジットリした汗と体臭が匂ってきそうな不愉快な質感で全編が覆われてます。
このところ主演作が次々出てくる3人の俳優たち。今プライベートで縛られるモノがないのか、もうなんでもやりますな感じです。でもニコールはよくやったなあ、この役。
マシュー・マコノヒーは「評決のとき」でいきなり大役を演じたんですが、でかいカラダの割には地味であんまりときめかなくて、その後も気に留めなかったんですが3年くらい前から?なんかあっちこっちに出てると思ったらオスカー主演男優賞ですよ。びっくりしたー
映画のほうは、奇抜でショッキングさが売りといった具合で内容はこれといって特筆するものはないです。家政婦のアニタの気だるそうな顔つき物腰と声と喋り方、普段ならイライラすると思うんですが、なぜかここではコレが良いアクセントに感じて和める存在になったのが意外でした。
60年代の南部という人種差別がキツイ時代が舞台で、白人がバカ白人、黒人は冷静でクールに描かれてる感じです。