2.《ネタバレ》 前編に続いて、やっぱり面白くない。理由を考えるに、会長と社長、トップが2人いるためではないかと思います。やはり人物にはそれぞれの役割やポジションがあり、それが十分発揮されてこそ生きてくるわけで。本作では一応「会長が社長を指導して、社長学のABCを教える」というところがありますが、生かされていない。会長が名誉職ならまだしも、社長を押しのけて営業の先頭を切ったりしているのですから。社長も立場がありません。後半には浮気話も出てきますが、これも生彩を欠いています。最後はシリーズの終了作らしい雰囲気になりますが、どうもこの前後編を象徴しているようで淋しいです。
ちなみに、最後は関口宏と内藤洋子の若いカップルの図で終わり、よけいにシリーズ終了を強く印象づけられました。