1.ひょんな事から大金を手に入れたパリピ達の馬鹿騒ぎを大音量クラブミュージックとトリップ感全開の映像で追った青春群像劇。
とにかくやかましい上に目的もなく騒ぎまくるパリピ達の無駄に踊りまくる行動(やたら跳ぶ!)を見せられかなりしんどい。
雰囲気としては『渇き』や『トレインスポッティング』等に近い。
しかし後半、ある仲間の女性が居なくなり、その行方を門脇麦演じる主人公が追っていくという展開はなかなか面白い。色んな人の証言を元にその女性の実像が浮かび上がってくるという展開は『羅生門』的なよくある手法だが、その意外な人柄だったり闇を暴き出すのには絶好の演出と感じた。
門脇麦の演技がとにかく良くて、演じるキャラクターは結構地味なのにその存在感と微妙に揺れ動く恋心が感じられとても良かった。