ストレイト・ストーリーのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ストレイト・ストーリー

[ストレイトストーリー]
The Straight Story
(Une histoire vraie)
1999年上映時間:111分
平均点:7.45 / 10(Review 216人) (点数分布表示)
公開開始日(2000-03-25)
ドラマ実話ものロードムービー
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2019-07-29)【Olias】さん
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監督デヴィッド・リンチ
キャストリチャード・ファーンズワース(男優)アルヴィン・ストレイト
シシー・スペイセク(女優)ローズ・ストレイト
ハリー・ディーン・スタントン(男優)ライル・ストレイト
エヴェレット・マッギル(男優)トム
内田稔(日本語吹き替え版)
石森達幸(日本語吹き替え版)
仲木隆司(日本語吹き替え版)
音楽アンジェロ・バダラメンティ
撮影フレディ・フランシス
製作アラン・サルド
製作総指揮ピエール・エデルマン
美術ジャック・フィスク(プロダクション・デザイン)
あらすじ
73歳のアルヴィン・ストレイト(リチャードファーンズワース)はアイオワでのんびり暮らしていた。そんな矢先、兄が心臓発作で倒れたという知らせがはいる。兄とは十年前に喧嘩別れしたままだったが、アルヴィンは兄の元へ訪ねようと決意。だが兄は350マイルも離れた地で住んでいる。考えたアルヴィンは、なんと農作業用のトラクターで出発した・・・ 6週間の旅の中で、アルヴィンが人々に与えたものとは・・・ 実話を基にした爽やかな感動のロードムービー。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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216.《ネタバレ》 高速交通網が発達し、西部劇の時代と比較するとあの広いアメリカも随分狭くなってしまった。
しかし、久々にアメリカの広さを感じると共に、ここまでスピード感の無い映画も久々だと感じた。(あの坂道以外)
それも現代人が忙しすぎるだけで、本来の時の流れを感じたような気もします。
ほとんど何も起こりませんが、時速8キロの旅で出会う人達とアルヴィン老人との絡みの1つ1つが実にいい。
家出娘に家族とは何かを語る。口数の多い映画ではないですが、
木の枝の束ひとつで翌朝、家出娘は家に帰っていったことを見る者に伝えてくれる。
自転車で旅する若者の一行には、老いるとはどういうことなのかを語る。
鹿を跳ね飛ばした事故と、その後の鹿に囲まれる、ちょっとした笑いドコロがいい。
本作で唯一スピード感を感じた坂道とトラクターの故障と、彼を助けた中年男との交流や、
ビールでも飲みに行こうと誘ってくれた近所との老人との交流もいい。
喧嘩ばかりしている双子の修理工に兄弟とは何かを語るあの表情がたまらなくいい。
兄ライルと寒いミネソタの農場で育ったと語る焚火を囲む地元の神父との語らい。
雄弁な映画ではないですが、兄との生い立ち、若い頃の戦争体験と除隊後の酒に溺れた日々。
やがて結婚し子沢山に恵まれたが子育てに苦労した日々。年を取るとはどういうことなのかを語る今。
アメリカで生まれ、年老いていく名も無き男の一生を人々との交流を通し浮かび上がらせていく素朴な語り口が素晴らしい。
主演リチャード・ファーンズワースは本作のすぐ後にこの世を去ったそうですが、
最後にこんな素晴らしい演技を見せてくれたことに心からありがとうと言いたい。
そして出番は多くなかったけど、シシー・スペイセクは素晴らしい女優さんだと改めて感じさせてくれた作品でもありました。
とらやさん [DVD(字幕)] 9点(2020-06-01 19:13:19)(良:2票)
215.深みのある熟成もののウィスキーをたしなんだような気持ちになれる良作。
ほとはらさん [映画館(字幕)] 8点(2018-06-30 16:58:04)
214.《ネタバレ》 とっても心に染みるい~ぃ映画なんですが、どなたが監督かと思いきや、あのデヴィット・リンチ監督という意表さ。たまたまリンチさんの作品をこの頃続けて観たものだから、こんな風にも撮れるのね的な意外感。かなり地味でスローな展開なんだけど、ストレイトおじいさんのとても深くいいお言葉が心に深~く入ってくるとっても良い映画ですなぁ。ちょっと類似なもので「あの」映画のバートマンローさんをちょっと思いだしちゃった。ほんとにこんないい人ばっかりなの!?とか思ってしまうけど、人間捨てたもんじゃないんです。そぅワタシは信じたいですハイ
Kanameさん [DVD(字幕)] 8点(2016-05-20 21:56:50)
213.《ネタバレ》 デヴィッド・リンチは怖い映画が多いけど、こういうほのぼのとした映画も好きなんだよなあ。
村上龍、はまのゆかが組んだ絵本も良かった。
デヴィッド・リンチの真価は、「ツイン・ピークス」に代表されるように予算の限られた制作下で発揮される。
いかに低予算で人を愉しませられるか。リンチはその使い方と心の掴み方が上手い。
この映画は何せ芝刈り機でアイオワ州からウィスコンシン州まで行こうというのどかさだ。
隣通しとはいえ何10Kmも離れている。
これが実話なんだから凄い。
病気で倒れた兄を見舞いに芝刈り機だぜ?弟のアルヴィンじいさんも凄いけど、兄貴もスゲーよ。
冒頭の「ウ゛ッ」といって突き飛ばされたのはアルヴィン?
アメリカの広大でのどかな農村風景。
道中で出会う様々な人々。
妊娠した若い女性やシカ事故で嘆く女性、機械に強いおっさんなどなど愉快な出会いばかり。
たまに酒で戦争の記憶を吐露するしんみりした場面も。
坂道を下る瞬間が怖いこと。
それまで兄貴が病で死なないかソッチの方が心配だけどな。
結構呑気だが、死んでも旅を終えようとするアルヴィンの男の意地を見せられる映画でもあるのよ。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2015-01-08 05:31:51)(良:1票)
212.おじいちゃんのお話というだけで、ちょっとだけ点数が高くなってしまったけど
脚本がいいのに変わりはない。
好きな映画。
aimihcimuimさん [DVD(字幕)] 8点(2014-08-17 20:49:55)
211.《ネタバレ》 ある程度年齢を重ねてから鑑賞すると全然違って見える映画。劇中のセリフに「年をとると、実と殻の区別がつく」とあるが、昔見た時はこの映画の殻しか見てなかったと気付かされた。
さん [ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 9点(2014-05-25 17:38:51)
210.リンチ作品って事で構えて観出したんですが、なんにもなくw 終始平和な空気。でもそれがなんとも心地の良い空気感なのです。ぼんやりしたい休日の昼下がりにご覧になってください。
movie海馬さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2013-09-27 14:46:36)
209.《ネタバレ》 老人が遠くにいる兄のもとへトラクターで駆けつけるだけの地味な話だが、なんだか癒される。
出てくる人物が人間味があって温かい。
鹿を何度もはねる車の女が気の毒だけど笑ってしまう。
その鹿をちゃっかり有効利用して食べてしまうアリヴィンの逞しさ。
ふっかけれらた修理代を理詰めで値切っていくのにも老人の知恵がうかがえる。
道中の出会いで、老人のこれまでの人生が見えてくる。
飄々として見えた老人にも、何十年にも渡って残っていたトラウマがあった。
味方の偵察兵を誤って射殺してしまったことを誰にも言えずに抱えて生きてきた苦しさが伝わってくる。
ずっと仲違いしていたストレイト兄弟が言葉少なにわかりあうラストが感動的。
飛鳥さん [DVD(吹替)] 6点(2013-06-26 00:01:41)
208.凄いよリンチ
hayakawadotcomさん [映画館(字幕)] 8点(2013-02-02 02:17:36)
207.デヴィッド・リンチでも子供がみて全然大丈夫な映画でした。あまりウェスタンはみないのですが、このおじいさん、きっと馬に乗る姿が様になっておいでだったのでしょうね。心温まるが、少々眠気を誘います。
HRM36さん [DVD(字幕)] 6点(2012-07-17 17:24:05)
206.《ネタバレ》 恥かしいことに“ストレートに心に響く物語”で「ストレートストーリー」だと今まで思い込んでいましたが、
実は“ストレイト兄弟の物語”だったのですね。
これが実に素晴らしい映画です。
イレイザーヘッドをかました鬼才監督の作とは思えないです。
非常に優しく、画面は温かさに包まれます。
淡々と描かれるのは自然の温もりです。
派手なことをしないで面白みを出すのは熟練された表現だと思います。
広大な風景が映し出されるとまるで呑み込まれるような美しさと不思議な陽光の温かみをおぼえます。
旅の途中で様々な人とのふれ合いがあり、そこに人間の温もりがありました。
スローライフやマイペースを自分に取り戻し、自分の欠点までも許し愛せてしまうかのようなヒーリング度の高い癒し映画。
非常にヒューマンな映画ですが、リンチ監督のセンスによるユニークさも見られます。
リンチ監督の「闇」も今回ばかりは自然の中(夜の森の暗闇など)にひっそりと溶け込んでいるようです。
いや、普段から「闇」を見つめるリンチ監督だからこそ、この陽光みなぎる温かみの映画が作れたんだと僕は思います。
淡々としているところに「隙」があり過ぎてそうでいて、実は一切ないという、そして感動は本物という凄すぎる作品です。
(しかし僕は何故かウィンナーがとくに忘れられない)
ゴシックヘッドさん [DVD(字幕)] 9点(2012-06-27 18:48:51)(良:2票)
205.《ネタバレ》 何百キロも離れた街にトラクターで旅に出てしまうという発想自体が感動ものだが、それを許してあげる(しかも2度も)娘や、到達したときに大騒ぎせず自然に受け入れている兄が何とも素敵。背景の説明ほとんどなしなのも潔くて良い。原題も含めて、タイトルに何も工夫がないのが残念。
Oliasさん [DVD(字幕)] 6点(2012-02-15 00:08:01)
204.《ネタバレ》 良い映画だった。生きる、ということはつまりそういうことであるなあと。ゆっくりとね。バックしているわけじゃないんだから、いつかはきっと着く。そう言わんばかりのほのぼの加減。出会う人々もみんな優しくて、良かった。見ているうちに、自分が旅をしている気になった。
lalalaさん [DVD(字幕)] 8点(2012-01-15 18:29:30)(良:1票)
203.そこらの映画だと数十分で終わりそうな内容をのんびりと描く。なのに、飽きずに見入ってしまう。面白い。「間」が良い。
afoijwさん [映画館(字幕)] 7点(2012-01-12 00:57:49)
202.実話の映画化だけに安定感があって、とてもほっくりできる映画。
一応ロードムービーということで、様々な人間との出逢いを中心に物語が構成されているけど、
内容自体に厚みはないです。邦画でいえば、人情映画のような感じになるのかな?
主役がおじいさんということで、彼のこれまでの人生を覗き見る楽しみもあるかと思うけど、
そういった点では若い人にはちょっと退屈かも。それにしても主人公も周りの人たちも、
びっくりするほど呑気でのんびりしている。向こうの田舎町には、
実際にこういう人たちがたくさんいるらしいです。
MAHITOさん [DVD(字幕)] 6点(2011-12-22 11:12:20)
201.《ネタバレ》 異色映像派監督の「らしくない作品」って必ずといっていいほどあり、スコットしかりバートンしかりギリアムしかり。 リンチにとってはこれ。 普段プライドがじゃまして出せないような作品を愛情をこめて作っていたりすると、人間のアザーサイドを知らされる気もする。 緑色のトラクターがゆっくりと進むさまは亀を思わせるノンビリ加減。けど車や自転車では早すぎて目にとまらないような景色をゆったりと眺められることでもある。 ファーンズワースは「赤毛のアン」の優しいマシューで、あの時よりお年を召していた。 ヒッチハイクの家出娘には毛利元就の束ねた矢に似た話をして家族の元に帰し、同年輩の戦争体験者にはそれまで人に言えなかった兵士時代の辛く苦しい思い出も口をついて出る、癒し癒されの道行き。 「老人になって一番悪いことは」 真実かもしれないけれど哀しい言葉だね。 ロードムービーってことでハリー・ディーン・スタントンも拝める。 2人で星空語りをしたら、また苦労しながら娘シシー・スペイセクが待ってる家まで帰るのかなあ。
レインさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-03-04 02:15:03)(良:2票)
200.ただ兄に会いに行く。それだけの為にひたすら会いに行く。
一つのことを全うする人生の教本的な、そして自身を投影できる映画になるんじゃないか...と、
かなり期待して観にいったのですが、何も伝わってくるものがなく、
あまりにものんびりし過ぎていてほとんど記憶に残っておりません。
とにかく退屈な映画でした。
ゆめやさん [映画館(字幕)] 2点(2011-02-25 22:58:59)
199.非常に心にしみるいい映画だった。主人公の爺さんが非常にいい。本人は自分を頑固だとことあるごとに言うのだけれど、意固地で偏屈な感じはなく、心優しい、穏やかな老人。誰か知らないけどこの爺さんの役者もすごいいい味出してる。だからほんとこの爺さんが魅力的なのだ。
出てくる人もみないい人ばかりで、トラクターで一人突き進む爺さんに色々手を貸してくれる。とても心温まるストーリー。
アメリカの片田舎の風景も、向こうに全く住んだことのない自分にも何とも言えぬ慕情が感じられて楽しめる。
最後にやっとたどり着いた兄の家。そこで多くを語らず、ほんと一言二言語って終わる。しっぶいわ~~。
まあ、多少展開がまったりしていて、だるい感じはなくもないけれど、楽しめる作品。
椎名みかんさん [DVD(吹替)] 7点(2011-01-23 03:59:56)
198.普通の映画とは、一味違うな..というのは分かったが.. 映画として、盛り上がりに欠けていた...
コナンが一番さん [ビデオ(字幕)] 6点(2010-06-11 12:53:10)
197.それぞれのエピソードにおけるアルヴィンの言動と佇まいに、生を授かった時から、消え去ってくれない辛い思いも背負って行かねばならない定めと、毎日欠かさず何もかもを見守ってくれる大空のような存在に近づいて行く事が歳を重ねる事である素敵さを感じました。老いに対する怯えを軽減させてくれた本作に感謝。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 8点(2010-01-18 00:21:11)
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【点数情報】

Review人数 216人
平均点数 7.45点
000.00%
100.00%
210.46%
310.46%
452.31%
5146.48%
63315.28%
74721.76%
86429.63%
93415.74%
10177.87%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.22点 Review9人
2 ストーリー評価 8.14点 Review14人
3 鑑賞後の後味 8.33点 Review15人
4 音楽評価 7.91点 Review12人
5 感泣評価 7.50点 Review12人
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【アカデミー賞 情報】

1999年 72回
主演男優賞リチャード・ファーンズワース候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1999年 57回
主演男優賞(ドラマ部門)リチャード・ファーンズワース候補(ノミネート) 
作曲賞アンジェロ・バダラメンティ候補(ノミネート) 

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