32.《ネタバレ》 満男の「軽いノリで<I LOVE YOU>がダサ可愛い。」 満男は相も変わらずクヨクヨして、終始情けなくって見ていて歯がゆいけど、一方で寅さんの名言多く楽しめる一本でした。 寅さん見てると、寂れた旅館(ごめんなさい。)に泊まるのも風情があっていいかも、なんて思っちゃいますね。 酒の飲み方講釈も耳心地良くて聴きいっちゃいます。 【はりねずみ】さん [インターネット(邦画)] 6点(2024-06-17 18:32:11) |
31.《ネタバレ》 シリーズ42作目。タイトルが『寅次郎の◯◯』とかじゃない本作。男はつらいよのスピン・オフ感が強くなっています。主役は満男。浪人生として今後の人生に不安だらけで、バイクで現実逃避しながらも、好きな女の子を思って悶々としてる満男。タイトルがタイトルだけに、観る前は『満男が主役かぁ…』なんて思っていたけど、意外なことに見応えは充分にあって、かえって寅の魅力が引き出された一作だったと思います。 正直『カッコいい寅が観たければ本作』と言っても良いくらい格好良かったです。「なんだオイ、酒の飲み方から教えなきゃなんないのか、まったく…」どぜう屋で教える酒の呑み方。あぁこういう大人と呑める若者は幸せだわ。「イッキイッキイッキ!」寅とは真逆の無粋な飲み方をする若者たち。実際、一気飲みで亡くなった人も話題になった時代でした。 この後のくるまやのひと悶着は、前段で諏訪夫婦の気持ちもきちんと書いているため、どちらの気持ちも伝わって痛ましい。取っ組み合いで息子に手加減されたのが判った時の博の悲しさ。上手い表現を使うわ。 いつもの寅さんと違い、本作は満男のロードムービー。バイクにゴクミ、当時の若者の流行りはキチンと抑えているけど、平成に入って2作めだけど、でもやっぱり絵面はまだ昭和。寅さんらしくないけどホモネタは、私は大爆笑しました。笹野さん何でもやるんだなぁ。あとどぜう屋で出てきた戸川純が、懐かしくてとても可愛い。おばちゃんの「私の手料理じゃナウくないんだってさ」うん。この当時『ダサい』って言葉の方が死語だった記憶があります。 泉の伯父の満男に対する苦言。本人が居ないところだし、黙って聞き流しても良いものを、一瞬間を置いて、穏やかな口調で満男の汚名返上する寅の格好良さは、シリーズで一番かもしれない。 公衆電話でくるまやに連絡する満男と寅。方やテレホンカードでピピーッピピーッと。方や10円玉でチャリンチャリンと。昭和と平成の違いを感じさせつつ、寅の掛ける電話の先にみんなが揃ってる、この最終回のような、世代交代のような演出。うん、寅さんはこれで最後と言われても納得の綺麗さです。 【K&K】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2024-02-17 23:28:47) |
30.《ネタバレ》 令和4年、7月23日鑑賞。 今回の鑑賞は少し緊張感が伴っていた。明らかに同性愛者を揶揄する、それでいて本編の構成には全く関係のない、容易にカットできるエピソードがあるのを知っていたから。 呆然とした。全く編集も無しに同性愛者を気持ち悪い存在として揶揄する映像がごく当たり前に放映されるとは! ちなみに、自分はすごく女好きで、同性愛のかけらもなく、積極的にその嗜好を擁護するつもりもなければ、自分から声高にその嗜好への差別を非難するつもりもない。 ただ、記憶に新しいのが、昔それなりに楽しんでいた同性愛者を揶揄するギャグがリバイバルで放映された時の、世間の大騒動。演じた芸人、放映したテレビ局がどれほど非難されたことか。 自分自身も、同性愛者の人が当時それを見て、どんなに傷ついていたのか語っているのを見て、自分の鈍感さを顧みたりした。 だから、ボチボチこのエピソードもカットされる時期じゃないかなたと考えてのだが。(正直を言うと、このエピソード嫌いじゃないっていうか、ちゃねらーとしてはあまりに定着してて、いまだに笹野さんが出ると、ホモライと書き込んでしまうぐらいだから。でも、世の中の流れ、世論の変化などであきらめなければならなかったことは、これが初めてでもないわけだし) だから、全く何のためらいもなく放映されたことに、くどいが本当に唖然としてしまった。 石橋なら糞みそに叩かれる、だけど、山田なら何の問題もなくスルーされる。こんなダブスタってありなのか? 【rhforever】さん [CS・衛星(邦画)] 0点(2022-07-24 08:29:20) |
29.《ネタバレ》 2度目のコロナで迎えるGWは、寅さんで始まった! 選んだ映画は「ぼくの伯父さん」! 自分の青春とも重なって、涙でいっぱいになって、大笑いをしました。 渥美清は天才です!間違いなく! 【トント】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2021-05-01 02:08:58) |
28.寅さんのセリフ「私は甥を褒めてやりたい!」にシビレマシタ。俺も言われたい。 <12年ぶりに再見>あらためて見ると、世代交代があきらかで、この作品から満男が主役になっていく。マドンナもゴクミになってしまって、明らかな路線変更が感じられる。ラストの電話シーンも最終回のようで切ない。題名も「ぼくの伯父さん」であって、「俺の甥っ子」ではないんだよな。 <追記>5年ぶりに再見。渥美清の体調問題もあって本作から「世代交代」になるわけだが、本シリーズのテーマが「家族の物語」と考えれば、例え不本意ながらの「路線変更」であったとしても、それはそれである意味シリーズとして「昇華」したとも解釈できる。寅さんもいつまでも若いわけでもないし、寅さんなりに年を重ねていく事は、長年シリーズを見続けて一緒に年を重ねたファンにも共鳴するものがあったのだろうし、自分もようやくそういう事が理解できるようになったのかなと思う。 |
27.《ネタバレ》 この回から後藤久美子演じる泉が登場し、満男の恋がメインとなる。この後の作品では満男の恋と寅さんの恋が同時に描かれる形式となるが、この作品では完全に満男と泉のエピソードに焦点があてられ、寅さんは自分の恋もせず、(一応、「寅次郎純情詩集」に出演した檀ふみが違う役柄で登場しているが、あくまで登場人物の一人に過ぎない。)甥の恋の行方を見守る脇役に徹している。というわけでこれを「男はつらいよ」の一作として見ると、なんだか物足りないが、満男が主人公の青春映画としてみるとなかなかよく出来た映画だと思う。 【イニシャルK】さん [地上波(邦画)] 7点(2019-04-04 19:10:07) |
【ケンジ】さん [インターネット(邦画)] 6点(2019-03-22 21:26:03) |
25.《ネタバレ》 寅さんから満男メインにシフトしたわけですが、肝心の満男君にあまり魅力が感じられず……。というか、「ボクは不潔だ」って、君はいつの時代の人間なんだ。感覚の古さに失笑。相手役の泉ちゃんも、ただかわいいというだけで個性が感じられず。結局寅さんとか壇ふみさんとかのフォローが入るわけで、それはそれでいいと思うのですが、どうも力不足で映画として中途半端。そもそも、笑えるところがあまりないというのが、このシリーズとしては致命的でしょう。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-11-01 09:47:01) |
24.《ネタバレ》 吉岡秀隆や後藤久美子がまだ少年少女。実に初々しい。 BSで寅さんシリーズが放送されてるのでずっと観てますが、当初の頃と比べると 家や町並みが現代的で雰囲気がガラッと変わりましたねぇ。 作風自体もやはり変化してるようで、笹野高史さんが満男を襲おうとするシーンは思わず吹き出しました。 佐賀まで追いかけるとは実に一途だけど、あのゴクミの可愛らしさをみたら無理もないか。 【あろえりーな】さん [地上波(邦画)] 6点(2016-10-18 21:03:03) |
23.可も不可もない、気楽に観られる人情コメディ。 残念なのは吉岡秀隆の乗るバイクがまるで魅力的に描かれていないこと。山田洋二はバイクに興味がないんじゃないのか? 【ガブ:ポッシブル】さん [DVD(邦画)] 6点(2016-10-18 20:23:40) |
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22.《ネタバレ》 マドンナも世代交代で満男君が恋の主役というのは聞いていたのですが、思ったほどゴクミフューチャーが強いわけではなかった点にはほっとしました。ゴクミや檀ふみはもちろん、この作品では寅さんですら添え物でしかなく、肝はあくまでも満男君の青春成長譚、そして両親の成長。ただそれだったら、「僕は全然美しくなくて、醜いんだ!」と悶えるあたりとか、告白に失敗して「俺の馬鹿馬鹿~!」のあたりとかはもっと突っ込んで見たかった気はするけど、その辺もあっさり風味なのが、やはりこのシリーズなんだな。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2016-10-13 02:31:07) |
21.《ネタバレ》 満男大きくなったなぁぁ! 生意気にもバイクなんぞ乗ってから。そしてなんと地元も地元の三〇峠登場! 結構激しく転んでたけどスタントマンさんお見事。そんな場面の後の関門橋はちょうっと順番がおかしいやうな? なんあとはなくシリーズの終盤を感じさせる寅さんの控えめな構成など切なさを感じさせる青春ロードムービーですなぁ。超かわいいゴクミと大人の色気檀ふみ、そしてどんな役でもやっちゃう気概の男笹野さん(笑)などとても心に残る良い作品でゴザイマシタ 【Kaname】さん [DVD(邦画)] 8点(2016-06-19 06:45:13) |
20.渥美清の体調の問題からということらしいが、シリーズも後半になると寅さんの出番も減ってきてちょっと寂しい。42作目ということで、中身の安定感と継続の凄さを実感。 【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-10-31 20:53:42) |
19.青春っていいなー。 佐賀まで行くって、相当じゃない?いったいいくらガソリン代渡したのよ。 みんな年とって、シリーズも終わりが見えてきたけど、これは傑作だと思う。 今回はオジサンが二人出てくるけど、どっちの言ってることも間違ってない。 大人になると、いろいろ大変だなーと思いました。 |
18.寅さんから満男に主人公が移って「青春映画」になりつつあるが、寅さんもアドバイザー(?)としてしっかりと存在感を示している。 博を含めて、徐々に人間模様も現実的な変化をしている。感動するにはまだちょっと物足りないが、今後を期待させる内容になっている。 【simple】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-10-24 20:45:31) |
17.《ネタバレ》 ○いよいよゴクミシリーズ突入。まさかこんなに泣かされるとは思ってなかった。あの演出・展開なら仕方ないか。○親に黙って家出して女の子に会いに行く満男。いいじゃないですか。○寅さんの満男は間違ってなかったっていうセリフ。シリーズで一番かっこいいんじゃないか。○最後の電話のシーンもジーンとくる。当時見ていたわけでなく、彼の死ももうすぐ最後の作品であることも知っていながら見ていると本当に切ない気分にもなる。 【TOSHI】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2014-08-23 11:44:36) |
16.《ネタバレ》 【ついに満男のマドンナ登場ですが、横山めぐみさんではなくてよ 後藤久美子篇。】 『違いますよ!うちは団子屋です!』 ってヒロシが終始機嫌悪い。 はい、満男のせいです (笑) サクラの眉間とおでこのシワが目立ってきました(怒りすぎだね) はい、これも満男のせいだ (笑)(笑)(笑) ちょっと半年見ない間に なんて悪い子に育ってしまったんだ満男君。 でも、悪態ついてたそんなシーンも最初だけ。 あのままずっと反抗的な人物描写を見せ続けられたんではこちらだって見てて気分がよろしいはずがありません。でも、そこはほんと最初だけ。 後はいつもの冴えないながらも心優しい満男君。 安心しましたバイクで九州へ向かう途中のバックミュージックが尾崎豊や横浜銀蝿でなくて 徳永英明で。(^_^) でも笹野高史さんに連れられ泊まったホテルでチラリと見せた上半身浴衣がはだけて見えてた片乳首はなんか恥ずかしいほどすごくいやらしい色だった。若さなんだね いくら大人ぶっていようが実はまだまだつぼみなんだね (^w^) ウププププ てことは抜きにしてしまってですね ぼくの伯父さん〃寅次郎さん〃 思えば私にも19歳になる妹の息子、つまり甥っ子が近くにいる 今年は酒を教えた 車の運転教えた その他、生き方や生き様 只今いろいろ教えている最中。思えば自分も歳をとってしまったもんだ。そろそろ自分の立場と寅さんの立場とやってる事がシンクロしてきてしまったわけだね そりゃいろいろと思いは巡り、考えさせられた作品でしたよ 今回は。 そして最後に〃男はつらいよ ぼくの伯父さん〃 計48作のタイトルをざっと見回した時、実は好きになれそうもなかったこのタイトル。でも今では内容に見合った良いタイトルだよなとか思えてきてしまった候。嫌いになんてなれない 良い作品。 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2014-08-18 19:01:53) (良:1票) |
15.寅さんがミツオをかばって先生に言うセリフがかっこよかった。伯父の先生の言っていることは間違いはないとは思う。寅さんもそのことは言われなくても十分、分かっている。 寅さんを見ていると己の心の狭さがよくわかり反省しきりである(笑) 【ホットチョコレート】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2014-08-13 08:06:05) |
14.あれ?さくらんち引っ越してた、いつだっけ・・・?今回は下記の方々のお言葉をお借りすれば、まさに満男が主役のスピンオフ版でした。タイトルや噂でまったく期待せずの初見だったのですが、いやいやどうして!なかなか良かったです。寅さんの恋指南も思春期の満男には温かいものだったでしょう。いつもは寅さんの言動をさくらがアフターフォローするけど、今回は寅さんが満男のフォローに回ってましたね。あと世代的に十代のゴクミさんや若い夏木マリさんに懐かしさを感じましたが、個人的に一番時代を感じたのは冒頭にゲストで出ていた戸川純さんでした。 【movie海馬】さん [地上波(邦画)] 7点(2013-01-27 04:08:47) (良:1票) |
13.《ネタバレ》 マドンナは壇ふみ(なのかな?) 『男はつらいよ』もいよいよ満男と泉を中心にしたいわゆるゴクミシリーズに突入。満男もいつの間にか高校卒業。成長したなぁと言っても、この作品もう20年以上前なのね。(当時『男はつらいよ』は中高年向けの正月映画だと思って全く観る気もしなかったなぁと感慨しきり。。) 満男は僕と同世代。この作品の頃、僕は大学生で、彼と同じように無様な青春を謳歌しておりました。愚かだったなぁ。全くもって愚か。思い起こせば恥ずかしきことの数々。そんな自身の歴史を反省しつつ、満男に感情移入しておりました。ただ、満男と博の場面で、どちらかというと博の方に気持ちが寄り添うのは、僕自身が今や高校生の子供を持つ父親だからだろうな。 寅さんも昔みたいな元気はないけど、まだまだ気持ちは若い。老成しつつ、少年のような清い心を持ちつづけているところが寅さんの魅力。その言葉はひたすら誠実なのです。会うは別れの始めか。。。時代はバブルだけど、とらやにそんな雰囲気はないなぁ。 【onomichi】さん [DVD(邦画)] 9点(2012-04-30 23:30:48) |