1.《ネタバレ》 まずこの作品は、ビデオパッケージの説明書きが悪い。それを読む限りでは、シャロン・ストーン演じる悪女が、売れない作家を自分の色香で操って色々と危険な事をさせるという、まるで「氷の微笑」のようにシャロン・ストーンがメインのような書き方がされているけど、実際は本編とほとんど絡むことの無いチョイ役で、出演している意味も無い程度の役柄。別に彼女のファンではないけど、内容を誤認させるような紹介の仕方はかんべんして欲しい。
で、肝心の内容もサスペンスとして中途半端な出来。事実上、ストーリーに絡む登場人物が二人だけなので、序盤で怪しげな同居人が現われた地点で、その後の展開やオチが丸分かりで、おまけにホントにそのまんま。そう思わせておいてハズしてくれよ!
例えば(これもよくあるけど)、自分の書いている原稿の内容通りの殺人事件が起こって、実は同居人がこの原稿の事件を忠実に再現しているのではないかと疑う。そして密かに彼を尾行するが、ところが…、とかさあ。