4.いやっほう!遂に念願の入団を果たしたぞ!ふーひひひひ、ワタークシが入団したからには、あーんな事やこーんな事まで・・・え?オマエは何で全裸になってるのかって?・・・だってここは・・・え?セックス調査団?教団じゃなくて!?・・・ああー、そぉですか、これはこれは、失礼いたしました・・・ハイ、ハイ、レビュー、ですね・・・。えーっと、これは、真面目に性について描いた作品なのかなーと思って観たのですが、結論から言うとダメダメでした。アンドレ・プルトンの原作(というか調査報告書?)がどういうものだったか知らないけれど、これじゃただ「すけべえでバカなインテリが理論武装で自分の欲望を正当化しようとしたけど失敗しちゃった」ってだけじゃん。大恐慌の直前辺りが舞台らしいけど、その時代がきちんと描かれているわけでもないし、群像劇としても風刺劇としても中途半端。話のポイントになっている二人の女性速記者も、何かステレオタイプだし、これ観るのなら「愛のコリーダ」とか「セックスアンドシティー」とかの方がよっぽど性に関して得るものがあると思う。ま、ある意味「現代の、性を正面から捉える事の重要性と困難さ」を身をもって示している、と言えなくもない・・・などと、全裸で語ってもあんまり説得力はありませんな(苦笑)・・・あ、お巡りさん、手錠かける前にせめて靴下だけは履かせて下さい(捕)。