沈黙は金のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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沈黙は金

[チンモクハキン]
Le Silence est d'Or
1946年
平均点:9.00 / 10(Review 1人) (点数分布表示)
ドラマモノクロ映画
新規登録(2004-08-30)【あまみ】さん
タイトル情報更新(2024-08-27)【にじばぶ】さん
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監督ルネ・クレール
キャストモーリス・シュヴァリエ(男優)エミール
フランソワ・ペリエ(男優)ジャック
マルセル・デリアン(女優)マドレーヌ
ダニー・ロバン(女優)
レイモン・コルディ(男優)
ポール・オリヴィエ(男優)
ローラン・アルモンテル(男優)セレスタン
ロベール・ピザーニ(男優)
脚本ルネ・クレール
音楽ジョルジュ・ヴァン・パリス
撮影アラン・ドゥアリヌー
アルマン・ティラール
製作ルネ・クレール
新外映配給
配給新外映配給
美術レオン・バルザック
衣装クリスチャン・ディオール
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1.「雄弁は銀、沈黙は金」のごとく、無声からトーキーへの革新に難なく順応し、それぞれの特質を洗練させてみせたルネ・クレールのサイレント賛歌であり、トーキー賛歌である。

「喜び」はオープンカフェのヴァイオリンや、レストランのオーケストラ、アパート前の路地のシャンソンの音色によって変奏され、「悲しみ」は様々な破砕音(ガラス、花瓶)の形で変奏される。

それも直接的な視聴覚の融合だけではなく、音と主体(人物や対象物)を分離する演出も絡めながらドラマ効果をあげている点が匠の技だ。(サイレント演技する役者と演技指導する監督の声。あるいはオフ空間から響くガラスの割れる音と、後のシーンで心象として活きる「割れたガラス」のショット。アパート入り口前で仲睦まじく語り合う恋人同士の会話を、路上のシャンソンの歌声によって消すロングショットなど実に多彩。)

撮影所の監督部屋で衣装替え中のフランソワ・ベリエとドア外のマルセル・デリアンが、監督役:モーリス・シュヴァリエの仲介により顔を合わせぬまま挨拶代わりの握手をする。後に恋仲となる二人の手と手が結ばれる一瞬のクロースアップ。その短いショットだけで、二人が惹かれあうだろう予感を強く印象付け、物語る力。

二人が登っていく夜のアパートを外側から緩やかに上昇して追うカメラの慎ましさ。
アパート部屋の小さな窓から望むパリ夜景の情緒を実現する美術の技量。
馬車のシーンで、スクリーンプロセスとの絶妙なシンクロを見せる的確な照明操作。

撮影所の洗練された技術が活きる、撮影所の映画だ。
ユーカラさん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-02-20 20:22:45)
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【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 9.00点
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100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
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600.00%
700.00%
800.00%
91100.00%
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