1.《ネタバレ》 (かんたーたさん、この作品だけは私的に絶対外せないのです。先取り御免!)《ちょいバレ》表情のない人形で、最初は男か女かもわからない手抜き顔。なのに話が進んでいくとキャラが立ってくるからフシギ。飛行カプセルに置き忘れたおばあさんの写真を見送る時と、電婆にボールを落とされちゃう時の(´・ω・`)ショボーンって感じが、たまらなく愛くるしいです。レトロな未来世界の美術も手が込んでいて面白いけど、そんな博物館的な価値は正直どーでもよくなるほど、子供の心情がうまく出ている。ちなみに本作はNHKがトルンカ影響下で作った『チロリン村とクルミの木』と同時期の製作で、『空中都市008』より遥か以前の作品。ワールドワイドでは『サンダーバード』よりも前。量産される子供向けSF番組に刈られてしまった芽が、おばあさんの写真を無くしてしまった主人公みたいに、憐れで悲しくなってくる。未来を舞台にした、素晴らしい(´・ω・`)ショボーンパワー放射ムービー。