1.フルムーンピクチャーズの映画ってゆーかチャールズ・バンドの映画ってデタラメすぎて観てる間はなぜか頭空っぽでそこそこ楽しめ、観終わった後にバカバカしくなってくる映画が多いよーな気がするねん(全然ダメなんもあるけど)。この映画も一応ホラーやねんけど雰囲気がコミカルでどこか青春映画なテイスト。だけどお話は完全にブラック。普通の映画のお約束な展開っぽいけど頭おかし度大。内容は変なおっさんの魔力により頭だけのお化けになった少年達が町のチンピラ達を倒すお話でして、この頭にやられるとオナラをこくゾンビになって良い行いをするよーになるって設定からして変すぎて引き込まれる。さらに、この頭達が夜空を飛び回り、噛み付き、光線だし、ナイフくわえてクルクル回る様はチープなんだけど、なんか味がある。ラスト近くで、まったく本編と関係ない衝撃の真実があかされたり(不覚ながらびっくりしました)、こんな映画で心温まるファンタジー的雰囲気をかもしだしたり、なんなんだこのデタラメな楽しさは。ただし鑑賞後は完全に時間の無駄感を味わいます。