1.《ネタバレ》 この映画について、みうらじゅんと井上陽水がトークショーで語っています。
ここで他人の言葉を借りるのはルール違反ですが、
さすがあまりに言い得てるので自分なりの編集を加え一応オリジナル?…という事で。。。
それでは、ご両人よろしくお願いします。。。。。。
ー井上
よろしくおねがいします。
ーみうら
ほんとうにどうも、うちのボブのために。
ー井上
冒頭から固い話をするのもなんですが・・・すごいです。
ーみうら
(笑)3時間20分ですもんね。
ー井上
この映画の中での一つの見所は、テレビ番組でほめられたときのディランの反応ですね。
ーみうら
そうですね、ぜひものまねしてください。
それと、一つ新しいことを始めると必ず非難される、ということがよくわかりますね。
ー井上
あのブーイングは、噂には聞いていましたけど実際に映像をみたら凄かったですね。
それで、ブーイングされた後に歌う「ひとりぼっちのバラード」や、2・3曲でひきあげて戻ってきて歌った「イッツ・オール・オーヴァー・ナウ・ベイビー・ブルー」とか、できすぎてるというか、本当に上手なんですよね。
ーみうら
できすぎてますよ、運のいい人です。
この映画をみると、ディランにとって女性の影響が大きいということがよくわかりました。
ジョーン・バエズは最終的にはちょっと腹をたててましたね。
ー井上
それに対して現在のディランが「愚かだったかもしれないけど愚かじゃなきゃ恋なんてしない」と言っていましたね。また、上手いことを言って。
ーみうら
チョイ不良(ワル)ですね。(笑)
ー井上
とても人間らしく生きている感じですね。
ーみうら
記者会見の映像でもバンバンそういうところが出てますね。
ー井上
あれをみるとインタビュアーの鈍感さとか辛辣さ、まぬけさがよくわかって大変だっただろうな、と思いますね。
ーみうら
スコセッシは『ラスト・ワルツ』の最後のシーンでディランを撮ったときからディランの自伝映画、という構想を持っていたんですよね。
ー井上
やっぱり上手いですね。資料のピックアップも、編集も。
……という訳です。ほんとにそのとおり。。
3時間20分、至福のうちにあっという間でした。
尚、公式サイトにて全文が読めます。
(2005.12.13 at シアター・イメージフォーラム)無断転載すみません。