1.《ネタバレ》 この映画は、全ての役者が実際の名前のまま演じている。と言うことは、シャルルのおっさんも普段の性格はちょっと図々しくて陽気な感じで、フランシス・レイもどことなく寡黙な感じの人なのでしょうかね。紅一点のカトリーヌ・アレグレは、飾り気のない素朴な印象(結婚式の衣装もすごく地味)でしたが、それがまたこの映画の雰囲気にマッチしてて、私は結構好きです。
一日に200フランも稼ぐアコーディオン弾きのフランシスが、100フランで雇われて旅に同行したり、新婚夫婦の新居がスゴ~く小さい家(撮影角度を変えて小ささを強調している)だったりという“ほのぼの感”がこの映画の一番の魅力でしょう。
一番面白かったのが、サントロペのレストランで食事をした時に領収書を回してみんなで見てた時。特に、一番手前の人が領収書を見たときの驚き方に笑わされました。