1.《ネタバレ》 やたらとリキんでる俳優陣(特に主役の女優)の意気込みは、傷口に塩をすり込んだみたいに痛いほど伝わってくるのだけど、戦闘シーンとかもう少し見せ方がなかったのかな、と思う。ただめちゃくちゃに剣を振り回しているだけのような…。この女王様、戦士としては非常に勇敢で男勝りだが、一国(一部族)を率いて大国と伍していかなくてはならない政治家としては何ともお粗末で泣けてくる。戦闘中、興奮したのかいきなり部下とセックスをし始め、そのせいで敵の大将に逃げられるわ、ローマ軍との交渉に娘二人を必要ないのに連れて行ってレイプされちゃうわで、何かもう、行き当たりばったりというか、戦術は得意だが戦略は全然駄目な軍人の典型のようで、こちとらフラストレーション溜まるわぁ。まあ時代が時代だけにしようがない面もあるんですけどね。