アズールとアスマールのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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アズールとアスマール

[アズールトアスマール]
Azur et Asmar
2006年上映時間:99分
平均点:7.43 / 10(Review 7人) (点数分布表示)
公開開始日(2007-07-21)
ファンタジーアニメ
新規登録(2008-07-14)【なんのかんの】さん
タイトル情報更新(2021-05-10)【イニシャルK】さん
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監督ミッシェル・オスロ
演出高畑勲(日本語版演出)
ヒアム・アッバスジェナヌ
香川照之クラブ(日本語吹き替え版)
原作ミッシェル・オスロ
脚本ミッシェル・オスロ
配給三鷹の森ジブリ美術館
作画ミッシェル・オスロ(キャラクターデザイン)
録音井上秀司(日本語版)
字幕翻訳高畑勲
日本語翻訳高畑勲(日本語版監修)
その他スタジオジブリ(提供)
日本テレビ(提供)
ウォルト・ディズニー・ジャパン(提供)
三鷹の森ジブリ美術館(提供)
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1
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7.低コストなアニメ映画
ストーリーは冒険譚でワクワクしたが、最後の決着が微妙
Renさん [DVD(字幕)] 5点(2018-11-29 17:27:23)
6.『キリク~』で監督の感性のファンになり、追いかけて見ておりますが、これもこれでまぁなんと美しい映像だろうか。キリクとはまた違う色使い、画法。そしてこのストーリー、いろんな意味で深いなぁ。これはまさしく子供から大人まで楽しめるエンターテイメントアニメーションだろう。
movie海馬さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-03-06 21:40:10)
5.《ネタバレ》 特筆すべきは、水際立った美術だ。イスラムの様式美を至妙に取り入れた功がある。緻密なアラベスクとカリグラフィーの連続する壁、敷き詰められたタイルアート、ムカルナスで装飾された円天井、中庭を取り巻く列柱、庭園の水…、なるでアルハンブラ宮殿を歩いているようだ。樹木や岩などの自然も幾何学的に表現しているのも面白い。独自の神話的世界観を創り出すのに成功しており、精神の優雅さを感じる。時に陶酔さえ覚える出来栄えだ。2Dの背景に3Dの人物をあしらう手法は清新で、神秘的雰囲気を醸し出すのに一役買っている。影絵を思わせる動きの少なさと相まり、想像力をかきたてられる。異国情緒漂うイスラム的楽曲も好い。物語は、妖精伝説、育ての母、母恋の冒険者、奇妙な相棒、賢者、やんちゃ姫、山賊、奴隷商人、真紅のライオン、鳳凰もどき、謎の二つの門と、ファンタジー冒険活劇の要素が一杯詰まっている。が、冒険や謎の解決が、あっさりというか、ありきたりなところが玉に疵。物語にしても人物の感情にしても、総じて起伏に欠ける。生命が危機な場面でも危機感が伝わらない。顔の表情や動きの少なさに基因するが、監督は静的で詩的な表現が得意で、ダイナミックで躍動感のある表現は苦手なのだろう。ユーモアに欠けるのも監督の気質だろう。異色なのは異民族間の宗教・文化の偏見、差別という難しい問題を扱っているところ。アズールは、仏国では貴族の御曹子だが、他国では青い眼が徒となり酷遇される。アスマールとその母ジェナスは、仏国では貧しかったが、母国では成功者となる。立場、価値観の逆転がある。難しい要素を含むので、童話につきものの予定調和な大団円的結末とは一線を画す。主要人物が鳩首凝議して、打開策、解決策を話し合うのだ。ある意味斬新だが、意外性はなく、限界を感じる。ファンタジーと現実問題を融合させるのは至難の業だ。
結局妖精ジンの正体は何か、囚われの呪いとは何だったのかは、不明のまま。憎しみや相剋を乗り越えた崇高な魂を持つ者だけが、勝者として妖精ジンを救い、永遠の愛を得ることができたということだけはわかった。
開始早々、小人妖精が眠った二人をあやす場面があるが、これは省くべき。本当に妖精の国があるかというサスペンスを観客に持続させたい。アズールに母、アスマールに父がいない、アズールの父がどうして傲慢か、などの伏線も回収して欲しかった。
よしのぶさん [DVD(字幕)] 8点(2013-05-26 19:23:15)
4.《ネタバレ》 極私的2007年映画館鑑賞作品ナンバーワンです。点数はあげすぎのような気もするのですが、すでに極私的2007年映画館鑑賞作品第2位の『長江哀歌』にすでに9点をつけているのでこれに準じました。なぜ1位かって?長女(当時5歳)との映画館デビュー作品だからなのだ(ニコニコ)。というわけで個人的なメモリアル映画としての価値が評価の大半を占めるのですが、幸運なことにこの作品はその記念碑としてうってつけの良作でもありました。極彩色豊かでとにかく綺麗。切り絵とCGを巧みに合わせた映像に感じる懐かしさと新しさの同居は実に新鮮でした。人種差別という深いテーマが内包されており、物語は肌の色の違い、言葉の違い、宗教や文化、生活習慣の違いからくる偏見がいかにバカバカしいものかということに帰結するのですが、押し付けがましい説明が一切無いのがいい。だから子供も楽しめる。一方的にアラブ移民を差別してきたヨーロッパの地と、無知からくる差別を見せてもモスクと教会を受け入れるアラブの地。そして大団円で見せるカップリングの妙はあまりに明け透けで、且つ明瞭に過ぎる気もするけど、このストレートさ、シンプルさがまた良かったりする。きらびやかな大団円シーンは幸福感に溢れ、手を繋いでいた娘は今にもいっしょに踊り出さんばかりに体を音楽に合わせて動かしていました。劇中のアラビア語は訳されずに原語のまま話されていて、そこには「違う言葉」であることを明確にする意図があるらしいが、映画にとって「言葉」の存在意義がさして重要ではないことの証明にもなっている。
R&Aさん [映画館(吹替)] 9点(2009-08-31 18:32:38)(良:1票)
3.それぞれ白と褐色の肌をした兄弟が、アラブっぽい世界で冒険をするという話?
人物は3DCGで、背景は止め絵という、異色の表現技法のアニメ。
背景が絵画風の2Dなので、紙芝居のような静的なカメラアングルが特徴。
好意的に見れば、映像もストーリーも手作りの工芸品のような作品と言えないこともない。
しかしアメリカ等の本格的なCGアニメと比べれば、映像的にもストーリー的にも
数段譲ると言うほかない。
細密画のような背景はなかなか驚くべきものがあるけど、代償として単調な構図を強いられる。
おとぎ話のようなストーリーは、正直なところ何が言いたいのかよくわからず、
どうでもいいようなつまらなさだったし、
人物も妙にリアルタッチだったりして好きになれない。
姫はかわいかったけど、出番少ないし。
一般人は壁の装飾の細かさなんて評価しないだろうし、それを思えば相当にマニアックなしろもの。
さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-08-16 03:40:40)(良:1票)
2.《ネタバレ》  「夢中」という感想が一番ピッタリきます。どういった経緯、理由でそうなったのか?…そんなこと全く説明しません。話はトントン拍子で転がっていきます。
 そう、これは映像と映像の間を自分の右脳で埋めていく映画なんです。
 公式サイトではヨーロッパとイスラム、異文化の融合がテーマだと書かれていましたが、私はそうは思いません。
 アズールは自分の国を捨てて異国へ旅立ち、両国の文化を知る乳母に助けられ、その国の妖精と結婚した。シンプルな話なんです。素晴らしいじゃないですか? 私はそう解釈します。
 悪く言うと現実逃避。よく言うと……やはり現実逃避。スピリチュアルを強く感じるせいか、現実の生活に戻るのが嫌になります。
 ツートンカラーの無機質な映像から不思議な温かみが感じられます。
 ちっちゃなシャムスサバ姫がメチャクチャ可愛いです。
クロエさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-08-16 02:19:21)(良:1票)
1.絵画的な美しさは、映画の感動の基準としてあんまり重要視していなかったのだが、それも程度の問題で、ここまで徹底して美しいとやはり乗せられてしまう。イスラム文化の幾何学的なデザインが満ち溢れ、それに色彩が氾濫する。最近のアニメは、平面の世界にいかに立体感を出し、自然物に近づけるかってことに腐心していたが、これは平面で結構と開き直っていて、影もない。樹木さえデザインのように垂直に描かれ、建物の柱と変わらず、平面の美に奉仕する。アールヌーボー的な自然美の再現の次には、こういったアールデコ的な美が興るのは歴史的必然か。その分、動きの面白味は制限されていて、天体観測台の場などもっと姫を縦横に動き回らせたい気もするが、ラストの盛り上がらなさも含め、全体として上品なおっとりした気分は出た。これはこれでアニメの一つの方向としていいと思う。日本にだって琳派などデザイン的な美はいっぱいあるのだから、こういう方面へのアニメの開拓ももっとあっていい。
なんのかんのさん [DVD(吹替)] 8点(2008-07-15 12:14:27)(良:2票)
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【点数情報】

Review人数 7人
平均点数 7.43点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5114.29%
6114.29%
700.00%
8457.14%
9114.29%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.50点 Review2人
2 ストーリー評価 6.33点 Review3人
3 鑑賞後の後味 6.33点 Review3人
4 音楽評価 7.50点 Review2人
5 感泣評価 6.00点 Review2人
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