パラノイドパークのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 ハ行
 > パラノイドパークの口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

パラノイドパーク

[パラノイドパーク]
Paranoid Park
2007年上映時間:85分
平均点:5.67 / 10(Review 12人) (点数分布表示)
公開開始日(2008-04-12)
ドラマ犯罪もの青春もの小説の映画化
新規登録(2008-08-06)【ジマイマ】さん
タイトル情報更新(2012-12-08)【イニシャルK】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督ガス・ヴァン・サント
キャストテイラー・モンセン(女優)ジェニファー
脚本ガス・ヴァン・サント
作曲ニーノ・ロータ"La Gradisca e il Principe"他
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンLa Chambre Blanche"
挿入曲エリオット・スミス"Angeles"他
撮影クリストファー・ドイル
配給東京テアトル
編集ガス・ヴァン・サント
字幕翻訳石田泰子
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
(ネタバレを非表示にする)

【クチコミ・感想】

別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
12.この監督作品ということで観てみましたが、なんというか淡々としていていつの間にか映画が終わったという感じでした。
珈琲時間さん [DVD(字幕)] 5点(2017-05-13 10:36:02)
11.《ネタバレ》 近所の不良たちが集う、線路脇に違法に造られたパラノイド・パークという名のスケボー公園。そこに顔を出すようになった少年アレックスは、今まで自分が知らかった世界や人があることを知り、そしてそれがどんどんとリアリティを持って自分の周りに形作られていくことに戸惑いを覚えながらも、必死に馴染んでいこうとする。でも、そんな彼に現実はどこまでも残酷だった。何事にも無気力だったけど、どこかに無垢な心を持った少年の今にも壊れてしまいそうな世界を、スローモーションを多用した抒情的な映像で綴ったいかにもガス・ヴァン・サントらしい青春映画。と、言うとどうしても「エレファント」を思い起こさせるのだけど、こちらはちょっといかにも小さくまとまり過ぎていてどうも物足りなかった。雰囲気は良いと思うのだけど、やはり「エレファント」亜流どまりだというのが僕の率直な感想です。
かたゆきさん [DVD(字幕)] 5点(2013-08-07 14:49:21)
10.《ネタバレ》 画の美しさはどうしても「エレファント」と比較してしまう。ともなると見劣る。ストーリーも軸が曖昧に感じてしまった。もう数回見てみようと思う。
reitengoさん [DVD(字幕)] 6点(2013-07-14 19:51:48)
9.《ネタバレ》 また美少年を使っていろいろしています。このヒトは本当に変態ですね。
いわゆる学校の人気者の美少女をバカにしているところも、「エレファント」と通じるものが。
アレックスは最初のころ、おとやんに打ち明けようと決心しますが、電話をしかけてやめ、実際におとやんに会ったときも2人の間にはものすごい距離感が表現されていていてそれどころではありませんでした。
アレックスがおとやんを頼りにしようとしたのは、冷静に話を聞いたうえで、「故意ではなかったのだからおまえが悪いわけではない」と言ってくれ、「しかし、起こしたことの始末はしなければならない」と言って弁護士を呼んで一緒に警察に行ってくれるようなこと…を期待したからですたぶん。
しかし、時間を置いたアレックスは、実際にはそういうふうにはなる見込みはなく、かなりの確率で「このまま一生黙っていろ」と言われそうなことに気がついてしまった。息子が少年院に行くかも知れず、自分は被害者の家族に損害賠償を請求されるとなったら、それでなくても離婚調停中のおとやんの人生は今以上にひどいことになる。
父親に「黙っていろ」といわれたら、両親の離婚ですら深く傷ついているアレックスは立ち直れない。
アレックスは、そのことを確かめるのが怖くて黙っています。
さて果たしておとやんは「黙っていろ」と言ったでしょうか…。
それとなあ、「少年の視点」のみで「少年に見える世界」を見せてくれているのだが、どうもなんだかなあ。勧善懲悪しろということを言っているのではありません。
「他者の視点」をこれだけ意図的に排除してしまうと、閉塞感極まれりという感じになって、「べつに公開しなくても、身内だけで集まって見ればいいんじゃない」と言いたくなってくる。
具体的にいうと、死んだおじさんは「物体」ではないので、這わせるだけではなくて「おじさんの一日」を少しくらい見せる必要があると私は思う。おじさんは物体ではないので、あの場所に現れるまでに、人としゃべったり食べたり怒ったり運転したりいろいろしているわけなので、それが物体ではないということなので、アレックスが知らないところにも他人の人生は存在するわけで。
あのおじさんが登場して死んでいく意味は、「他人の人生」に対して「無知」なるアレックスに対する啓示だと思われるのだが、どういうわけか最後まで物体扱いのまま。
パブロン中毒さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-04-25 16:03:22)
8.《ネタバレ》 時間軸をずらしたストーリー展開は不要だと感じたが、主人公が過失致死させたことについて、一度は手紙を書きながらもそれを燃やし、授業中は無気力にも居眠りをするという、いかにも全ての事柄に無関心だという若者の心理を描いたラストは、締めくくり方として非常に良かった。

電車に轢かれて体が上下に真っ二つ、切れ目からは内臓が飛び出し、上半身だけで這うという描写は、人間が上下真っ二つに裂けた時、下半身は動かず上半身だけは動くのか?という素朴でグロテスクな好奇心が残った。
というか、体が真っ二つに裂けているのに、しばらくの間生きていることが可能なのか、それ自体が甚だ疑問だが、事故の生々しい描写としては鮮やか過ぎるくらいの一種の美しさを感じた。

ショッキングさと相反する形で荘厳な音楽と共に静かに描かれたこの事故シーンは、独自のセンスを感じ、クリストファー・ドイルの映像と、それとシンクロするような音楽に非凡さを感じた。

アメリカとフランスの合作という良さが出ていたように思う。
それにしても、主人公が自首して品行方正な出来レース的予定調和なラストにならなくて安心した。
このラストに、フランス風味を感じた。
にじばぶさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-04-23 23:17:27)
7.《ネタバレ》 テイラー・モンセン目当てで鑑賞したため、出番の少なさと作品の起伏のなさが残念。だらだらと流れていく感じはドキュメンタリーのようで、楽しむ映画ではない。若者の心の空洞化を描いているように思うが、見ているほうは退屈。別にわざわざ映画にするような内容でもないしさ。PG-12ということで、一場面だけスプラッターなシーンがあります。それ以外は心に残ることはないでしょう。それと、あんなやる気のないSEXシーンも珍しいかも。
マーク・ハントさん [DVD(字幕)] 4点(2009-11-25 22:56:15)
6.映像の美しさは言うまでもなく、時間軸を操ってストーリーを収束させていく手法は相変わらず見事です。しかしこの映画の主眼はそこではなく、主人公の空虚さです。「エレファント」でも同じことを感じましたが、たいてい死んだ魚のような目をしています。そこに降りかかる重大な事件、というのが共通する構造だと思います。そこをよく考えると、ガス・ヴァン・サントが意図したことが分かる…ような分からないような(笑)
とりあえず「このような事件は起こっているであろうし、また常に起こりうるだろう」と感じさせる何かがあります。起伏の無さはいつものことなので、考えないことにします。けっこう好きだなぁ。
Balrogさん [DVD(字幕)] 6点(2009-10-11 11:08:32)
5.《ネタバレ》 アレックスは、故意ではないけど人を殺して、結局この映画の中では最後まで裁かれたりはしません。
だけど、既にしてもともと普通の子である彼は「あのこと」以外は無感覚、という「地獄」の中にいます。
そのことがもう、何よりも勝る罰である、ということが、ふいに彼だけが夜の暗闇にいるように黒くなったり、時間がゆっくりになったり、見えてても見えないほどに人に焦点が合わなくなったり、初体験ですら無感動であったりするシーンによって、余すところなく表現されていました。
彼は相変わらずまだ何も損なわれていないように美しく若い。まわりの友達も、野原も相変わらず、スケボーも格好良く気持ちよく世界は美しい。でもどうやっても消えない、罰せられないことによる無感覚の地獄は、手紙を焼いて、まだもう少し長引くかもしれない。だけど、そう長くはないだろうことはわかる。「あのこと」以外に唯一、彼の具体的に感じ取れる現実として、確実に自分を疑っている刑事の存在がそれを予感させているから。こういう美しくて苦しくて「クールな」映画こそが、「大事なこと」を若い人に訴える力が本当にあるのかもしれない、と思いました。
airさん [DVD(字幕)] 8点(2009-08-02 18:34:32)(良:2票)
4.見た目可愛いけど地に足が付いていない感じのする人間は、女の子なら不思議ちゃんで許せるけど男がそれだと私は苦手。で、殺人まで起こるのに妙に退屈でこれといって印象に残らなかった。草食系美少年がお好きな人にはおすすめ。
lady wolfさん [CS・衛星(字幕)] 2点(2009-05-29 13:46:30)
3.《ネタバレ》 美少年がシャワー浴びたり着替えたりしているのを、舐めるように観察している監督に付き合わされた映画という気がしないでもないが、いちおう表向きのテーマとしては、しだいにヤバい感じが迫ってくる少年の心理スケッチってとこか。おどおどした気分と、そこから脱出したい願望のようなものが、絡まり合って並存している。ヤバい感じを迫るのは、桜金造似の東洋系刑事だったり、テレビの黒人アナウンサーだったりするのは偶然だろうか。イラク戦争の実感がピンと来ないという白人少年の周囲を、有色人種がゆっくりと固めていく。スケボーの上下にうねる画面と、静かに滑るような水平の移動撮影が対比的に登場する。うねる画面のときにのみ少年らは生き生きとし、学校の廊下をゆっくり移動で捉えたシーンは『エレファント』の惨劇につながっていくようなおぞましさがある。そして実際、大がかりな水平移動である貨車で惨劇が起こるわけだ。音楽が、ラジオをザッピングしているような変な使用法で、事件のときにはベートーヴェンの第九、モールを移動しているときはフェリーニの「魂のジュリエッタ」、ガールフレンドと喧嘩別れするときは、彼女の声が消えて「アマルコルド」が流れ出す。この全然合わなさが狙いなのか、分からない。フェリーニの時代の牧歌的な悪童と対比してるって感じでもなさそうだし。
なんのかんのさん [DVD(字幕)] 6点(2009-05-26 12:08:15)
2.《ネタバレ》 殺す気のなかった殺人、そして遠いところで起きている戦争。表の世界が日々の社会生活だとしたら、それは裏の闇の世界。何日かすれば忘れてしまい、きっと無かったことのようになる。そんな裏の世界に対するリアリティの欠如を表すように、少年の世界は無気力で空虚でふわふわとしている。でも、こんなリアリティの無さが、現代のリアリティなのかもしれない。と、思うとなんか不思議な怖さを感じる。映像の雰囲気、音楽の乗せ方は最高にかっこいい。
ETNAさん [DVD(字幕)] 6点(2009-01-09 17:49:02)
1.ガス・ヴァン・サント監督やっぱセンスいいよなぁ~と思わせてくれました。語らず、押し付けず、見る側に判断をゆだねてくれます。しかもそこにちょっとづつ罠がしかけてあって、それにひっかかっては、ははっやられた(笑)、という感じでした。最後にカチッとはまって、その持って行き方が大変心地よい~。でも甘すぎにはしないよ・・・そんな感じでした。
ジマイマさん [映画館(字幕)] 8点(2008-08-11 14:28:58)
別のページへ
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 12人
平均点数 5.67点
000.00%
100.00%
218.33%
300.00%
418.33%
5325.00%
6433.33%
718.33%
8216.67%
900.00%
1000.00%

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS