デッドリー・マンティスのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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デッドリー・マンティス

[デッドリーマンティス]
(死の大カマキリ)
The Deadly Mantis
ビデオタイトル : 極地からの怪物 大カマキリの脅威(DVD題)
1957年上映時間:79分
平均点:3.50 / 10(Review 2人) (点数分布表示)
SFモノクロ映画モンスター映画
新規登録(2008-11-12)【なにわ君】さん
タイトル情報更新(2023-11-27)【かっぱ堰】さん
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監督ネイザン・ジュラン
キャストウィリアム・ホッパー(男優)
原作ウィリアム・アランド(原案)
脚本マーティン・バークレー
音楽ジョセフ・ガーシェンソン(音楽スーパーバイザー)
撮影クリフォード・スタイン(特殊撮影)
製作ウィリアム・アランド
美術アレクサンダー・ゴリッツェン(美術監督)
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2.《ネタバレ》 北極から大カマキリがアメリカに飛んで来て大変なことになったという映画である。日本では「極地からの怪物 大カマキリの脅威」の名前で2013年(多分)にDVDが発売されている。
最初に南極海で火山が噴火したら北極にカマキリが出たというのは、思わせぶりな説明がついていたが意味不明である(バタフライ効果?)。カマキリは水爆実験で巨大化したとかではなく最初から大型のカマキリだったようだが、本物のカマキリとの違いが見えるわけでもなく、要は大きいだけの単なるカマキリである。ただしカマキリのくせに怪獣声で鳴くのは変だった。
造形物はそれなりに作ってあり、飛ぶ時に翅が高速で震えるのはそれらしい映像だった。カマキリの犠牲になった人々はいたが、人が食われるとどれほど悲惨かということは見せていない。ワシントンDCへの襲来場面では、こういうものに虫がとまっていることはありそうだと思わせる場面はあった。

ドラマ的には、ヒロインを間に挟んで男2人の微妙なライバル関係ができるのかと思ったらそうでもなく、おざなりでしょうもないロマンス展開だった(よくあることだが)。なお北極の場面で、この辺には木が生えていないと言った直後の風景映像で樹木が見えるのは間が抜けていた。
また事件の解明の過程で登場人物がやたらに「消去法」を使っていたのは、台詞にあったようにシャーロック・ホームズを真似た推理小説風の展開を目指したのかも知れない。しかしカマキリ映画ならではと思わせる必然性のある趣向でもなく、孤立的なアイデアにとどまっている。
ほか開始早々レーダーによる北米の防空監視体制に関するくどい説明があり、その後に出た「地上監視隊」というのも1958年まで実在した民間防衛組織のようで(Ground Observer Corps、最後に謝辞が出る)、東西冷戦の時代を背景として、北の空からの脅威に備えるべきという広報宣伝の意図があったようでもある。ちなみに現在のNORADは毎年12月にカマキリでなくサンタクロースを追跡しているが、実はこの映画の時点でもすでにやっていたらしい。
真面目に作った特撮映画のようだが単なるカマキリなので面白味がなく、その他の点で特に感心させられることもない。ただしこれが後の東宝怪獣映画のカマキラス(1967年初出)のもとになったのかとは思った。
かっぱ堰さん [DVD(字幕)] 4点(2023-12-09 14:18:15)
1.この映画、日本で色々紹介されてるにもかかわらず日本でソフト化されてない作品であります。だもんで、邦題は基本的にありません。一応色々なところで死の大カマキリって書かれてますが。観りゃわかりますが、ソフト化されてないのには納得です。古い映画であまりおもしろくもなきゃソフト化は難しいですね。でも、一部の怪獣ファンにはなんだか人気あるみたいです。内容は巨大なカマキリが古代から蘇りアメリカを襲うってゆうありきたりな怪獣映画です。主役は一応学者ですが、途中で軍人さんにバトンタッチします。怪獣が密かに出現し、軍施設が被害にあい、その謎を追っていくうちに、怪獣が街に現れ軍も登場し大騒ぎってゆうまったくもってありきたりのストーリー。カマキリはミニチュア使ってるみたいですが動きが滑らかなんでコマドリではないんじゃないでしょうか。一部本物のカマキリを使ってるみたいですが、あんまり違和感はなかったかな。撮り方とか造形とか、空を飛ぶとことかかっちょいーんですけど、いかんせん登場シーンがかなり少ないうえに、ほとんど飛んでばかり、さらに人間との合成シーンは最後死んでからと窓の外でもっさり動いてるシーンのみ。後は、人間を映してカマキリ映すってゆう昔の低予算怪獣映画の撮り方です。戦闘機などの空中戦もあるんですが、これも本物の飛行機の映像を流用した後、別にカマキリだけ映すとゆうヘナチョコぶり、街に登場したのにそんなに暴れる映像もないし、軍とのテンション高い攻防映像もないです。とにかく、おお!怪獣映画ってゆう映像がすくなすぎます。人間とか軍とかと怪獣が一緒に映る燃える構図がほとんどないのです。カマキリがワシントン上空を飛ぶシーン、高い塔に登るシーンなどちょろっとある巨大カマキリ映像に3点かな。特に軍基地を襲おーと基地にゆっくり迫ってくる構図はなかなかかっちょいーですがそれだけですね。盛り上がりかけたとこでヒロインの女性と軍人さんが車の中でチュッチュっていういらんシーンもあるし。ちなみにソフト化されてないので当然ビデオは字幕なしです。内容が内容なんでまったく問題ないです。
なにわ君さん [DVD(字幕なし「原語」)] 3点(2008-11-12 22:04:05)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 3.50点
000.00%
100.00%
200.00%
3150.00%
4150.00%
500.00%
600.00%
700.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

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