コロッサル・ユースのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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コロッサル・ユース

[コロッサルユース]
COLOSSAL YOUTH
(JUVENTUDE EM MARCHA)
2006年ポルトガルスイス上映時間:155分
平均点:7.67 / 10(Review 3人) (点数分布表示)
公開開始日(2008-05-24)
ドラマドキュメンタリー
新規登録(2008-11-25)【Qfwfq】さん
タイトル情報更新(2021-01-19)【Yuki2Invy】さん
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監督ペドロ・コスタ
脚本ペドロ・コスタ
撮影ペドロ・コスタ
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【クチコミ・感想】

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3.《ネタバレ》 『ヴァンダの部屋』の続編といってよかろう作品でしょうが(ヴァンダも再登場しますし)、テーマ自体も非常に似通っています。主人公こそ違う人物ですが、描かれるのはこれも「絶望」、前作よりはやや乾いた絶望とでも言いましょうか。

演出方針も基本的には同様ですが、少しだけ抽象的な表現を取り入れてる?というシーンが見られたり(団地の担当者との幾つかのシーンとか)、画的に非常に凝っているようなシーンも随所に見られたり、そこは前作より挑戦的な作品にも思えます。あとは、何度も何度も繰り返される詩文のひとり語りからも想起されるように、より形而上的で詩的な作品と言えるのも事実でしょう。

ただ、これも前作と同じく、個人的な感想としてはとにかく長い!というコトが最上位に来るのですよね。もう分かったよ!(許してよ!)とでも言いますか。長いことに(大した)理由が無い映画というのは、どうしたって得意にはなれない、というのが正直なトコロです。
Yuki2Invyさん [DVD(字幕)] 5点(2021-02-07 02:00:00)
2.《ネタバレ》 これは、本当にデジタルで撮られた映画なのだろうか。
まるで昔のカメラで撮ったかのような奥行きと映像美が拡がっているではないあ。
そう、今の時代には失われてしまったロスト・テクノロジーとでも言うべきか。


「ペドロ・コスタ」は、絶望に沈むある街で生きる人々を描くのだ。

消えゆく孤独な魂、消えていく土地の哀しみを・・・。

かつてロバート・フラハティは「極北のナヌーク」を撮った。
イヌイットと生活を共にし、彼らの生きた姿をフィルムに残した。

日本の小川紳介もまた。

ペドロ・コスタは、この時代にその域まで己の精神を研ぎ澄ました作家と言えよう。

作品は一見すると楽しみづらいかも知れないが、ドキュメンタリーとしても、一つの娯楽としても是非とも見て貰いたい作品だ。
すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2014-10-07 18:32:28)
1.スラムの住宅街。階上の窓から家具が押し出され、地面に落下するファーストショットから強度と重量感に満ち、重力を強く意識させる。
前作と比べてより低位置に置かれたカメラは、終始人物を地面に留まらせるかのごとく画面下半分の空間に捉え、背景の壁面を主体として浮かび上がらせる。

特徴的な深い陰影の中、経年を印すスラム地区の建物や壁面の混濁した色彩が醸しだす存在感は非常に濃密。テーブル上に置かれたグリーンの透明ボトル1本も豊かな色彩と光沢を画面に放つ。
一方で、移住先となる新しい集合住宅の鋭角的で無味無臭な白い壁は異質なコントラストを生む。
格別凝った照明設計を行ってはいない風でありながら、いずれのショットも豊かな明暗の領域をもって視覚を刺激する。

ラスト近くの屋外シーン。木々に反射する波光の揺れとカメラの緩やかな動きが美しい。

ユーカラさん [映画館(字幕)] 9点(2010-11-10 21:08:30)
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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 7.67点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5133.33%
600.00%
700.00%
800.00%
9266.67%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 10.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review1人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 10.00点 Review1人
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