1.エンニオ・モリコーネの調べが何ともマヌケな本作。
エンニオ・モリコーネはビッグ・ネームだが、少なくとも本作においては、エンニオ・モリコーネの音楽が功を奏していたとは思えない。
緊迫したシーンに限って、エンニオ・モリコーネの音楽がここぞとばかりかかる。
そこで、「ぼよ~ん♪ぼよ~ん♪」の、お馴染みのエンニオ・モリコーネ効果音が流れる。
そこで、一気に緊迫感がなくなってしまう。
これは、いかがなもんでしょう。。
話の内容としては、シシリア・マフィアの青年が、農家の純朴な娘に恋するというお話。
さすがイタリア映画といった感じで、無難に楽しめるクオリティは確保されている。
主演の男も、なかなかのハマリ役である。
イタリア映画って、レベルが高いのに、案外観ている人が少ない気がするが、こういうメジャーでない作品でもそれなり楽しめる出来に仕上がっているので、もっとイタリア映画を沢山の人に観てもらいたいな、と思ったりもするのであーる。