1.新東宝十八番猟奇エログロサスペンスもの。でもこれは殆どエロはなし。原作は小学生の頃「江戸川乱歩・少年少女明智探偵シリーズ」で読みました。わりかし原作を踏襲した内容になってます。行動の意味がなんだかもやもやとよくわかりずらい、一寸法師もちゃんと画面に登場して登場人物を恐れおののかせてくれます。観ていて、ああ原作も確かこんなもハナシだったって思い出した次第。理由は定かではないが、この映画には何故か明智小五郎を登場させず、存在感がまるでない単なるオッサンがにわか探偵が事件を解決する展開になっている事。旗龍作って一体誰やねん?若き日の天知茂や丹波哲郎が脇役で出演しているにも関わらず、で有る!それが不可思議で仕方なかった。ニヒルな天知茂が明智を演じてくれていたらもう少し評価上げたかも。