12.《ネタバレ》 この作品は2つの葛藤によって構成されている。 まず1つは、死んだ親友の女房とやるか、やらないか。 もう1つは、クスリをやるか、やらないか。 結論としては、ハル・ベリーは我慢できても、ヘロインは我慢できない。 僕ならハル・ベリーですら我慢できないだろうから、絶対にクスリには手を出さないでおこうと思う。 登場人物がいい人だらけで、この環境で更生できないとしたらクズ過ぎる。 希望のあるラストシーンではあったけど、安易に更生しましたよって感じにはなってなくて説得力がありました。 【もとや】さん [DVD(吹替)] 7点(2016-01-22 13:23:12) |
11.《ネタバレ》 突然、愛する人を失った悲しみは想像するのもつらい。だから悲しみにくれるハル・ベリーがとてもかわいそう。。。そしてのデル・トロさすが。この監督さんの作品は初めて鑑賞しましたが何か独特のものがありますね。実力者たちの共演は見応え十分でゴザイマシタ 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-09-18 10:35:10) |
10.顔の一部分のアップの映像によって表情の繊細さを引き立たせる工夫がなされていた。映画としての質は非常に高く最後まで飽きない。しかし、物語がドラマの2時間スペシャルみたいな内容。アメリカ映画的内容。 |
9.悲しみのドン底に落とされた2人が共同生活を始めて、人生の再生を描く感動作です。オスカー女優ハル・ベリーの演技力はもちろん素晴らしかったのですが、それ以上に薬に溺れたジェリー役を演じたベニチオ・デル・トロがシビれるくらいよかったです。人間の脆さや心情をリアルに描いているので、泣くまでにはいかなくとも、心にグッと突き刺さってくる映画です。 【nyaramero】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-05-01 11:58:12) |
8.《ネタバレ》 邦題がなんだかなーだったので期待せずに観たが、思わぬ佳作を発見した気分。冒頭からすごく丁寧な画像に惹きつけられ、なんだろう?と思うウチにドラマに引き込まれ・・ただちょっと麻薬中毒からの再生を綺麗に描きすぎというか「そんな簡単なもんじゃないだろーよ」と思わず画面に突っ込み入れたくなるシーンもあったが、それを見せたかったんじゃないのかも知れない。扱ってるテーマが重いのに表立って非道い人間が出てこないのも後味の良さにつながっている。 【lady wolf】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-04-18 17:09:59) |
7.予備知識が全くない状態で鑑賞しましたが、非常に深みのある素晴らしい映画でした。まさに、再生の物語ですね。どんな人間でも弱い一面があるんだろうけど、その弱さを克服していく姿、さらに手を差し伸べる人々の姿。それが観ていて本当に心地よい。登場人物みんな、いい人達ばかりなんですよね。ほんと、いい映画に出会えました。^^ 【たけたん】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2011-03-05 03:40:12) |
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6.《ネタバレ》 全体にちょっと暗すぎたかな。ジェリーのヘッドホンから流れるルー・リード等の音楽が良かった。映像としては「接写」が多用され過ぎでちょっと怖い。最後がもう少しすっきりした結末であれば後味も良かったのに。 【kaaaz】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-01-15 00:11:31) |
5.突然夫を亡くしてしまった家族の話。 妻は夫の死を受け入れられずにいる、という部分から話が始まります。 役者の演技は悪くないと思うんですが、誰にも感情移入できず第三者的視点のまま物語は進んでいった感じです。 【ぬーとん】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-05-06 15:34:09) |
4.《ネタバレ》 喪失の過程にある男女らの機微と変化、そして再生の仄かな光。いつものピネ監督節なんですけど、本作はちょっと冴えなかったというか、揺さぶる力が少し弱かったような印象です。ジェリーが再びドラッグに手を出す下りを、爆発的に描写して欲しかったような(なんじゃそりゃ)。でも最後に集会で「触れない」という台詞に、ジェリーのオードリーへの想いを感じて、ヨロメいたんですけどねえ。手や目のショットの多用や手持ちカメラワーク(多分)による気持ちの代弁、主演俳優らの演技はとても佳かったし、地味ながらも丁寧なだけに、何かが残念。前2作がインパクト強かったせいかな。あとみなさんがおっしゃるように、邦題も残念です。 【泳ぐたい焼き】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-10-12 22:48:32) |
3.手持ちカメラなど、多少ドキュメントタッチも取り入れ、過剰な演出を極力抑えリアリティを打ち出す手法は共感出来る。しかし、この作品に僕が全くリアリティを感じず、感情移入出来なかったのはなぜか。 ひとつは、台詞ひとつひとつに重みを持たせようとしすぎて、ただただわざとらしく感じてしまったこと。美しさを強調する台詞がやたらと多すぎる。 もうひとつは、深いテーマを扱っているにもかかわらず、本当に心が苦しくなるようなシーンは麻薬中毒で苦しむ場面だけ、他のシーンは何だかんだ汚い部分を見せていないし、予定調和な展開が多すぎたように感じる。 映像や音楽は美しいし、デルトロを始めキャストの演技は素晴らしい。 しかしこの映画の主題でもある「悲しみ」からの再生が、ほぼ全編美しくしか表現されていないために、何だか薄っぺらさを感じてしまった。 【おーる】さん [DVD(字幕)] 3点(2009-08-04 01:34:02) |
2.この作品でビア監督の映画を観るのは3作目になるが、どんどん次の作品が観たくなる監督だ。アップやブレを多用した独特の撮影方法が、登場人物の心の揺れを遺憾なく表現しているし、脚本に無駄が無く、どの作品も2時間程度にうまく纏めているのが良い。 この映画もベニチオ・デル・トロとハル・ベリーという2人のオスカー俳優の演技力を活用し、地味ではあるが、心を打つ作品に仕上がっている。洗面所やリビングでの家族間のプライベートな会話の使い方がうまいのは女性ならではだと思うが、男性の心の動きにも不自然さが無いのは優れた監督である証拠だと思う。ビア監督の映画はどれも大切な人を失った喪失感とその癒しの過程がテーマになっているが、「癒し」ばかりに焦点を当てた甘い作り方にならないところも、私が共感できるポイントだ。「癒し」と「甘え」の間のギリギリの狭間を衝く手腕はたいしたものだ。 この視点を大切にしながら、次はサスペンスやスリラーにも挑戦してくれないだろうか。素晴らしい映画ができそうな気がする。 【枕流】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-07-05 15:17:29) |
1.ベニチオ・デル・トロのジャンキーぶりは一見の価値あり。佳作。 原題に大きな意味があるのに、この趣味の悪い邦題じゃわかんないよ。 【mimi】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-04-01 14:02:02) |