人妻椿[前後篇](1936)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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人妻椿[前後篇](1936)

[ヒトヅマツバキ]
1936年上映時間:143分
平均点:5.00 / 10(Review 1人) (点数分布表示)
公開開始日(1936-10-04)
ドラマラブストーリーモノクロ映画小説の映画化
新規登録(2009-06-20)【なんのかんの】さん
タイトル情報更新(2020-05-15)【イニシャルK】さん
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監督野村浩将
キャスト佐分利信(男優)矢野昭
川崎弘子(女優)嘉子
上原謙(男優)草間俊夫
三宅邦子(女優)珠実
笠智衆(男優)網元渡辺虎一
上山草人(男優)多門寺和尚
坂本武(男優)大工徳三郎
飯田蝶子(女優)千代
河村黎吉(男優)近藤
吉川満子(女優)せん
岡村文子(女優)女将
磯野秋雄(男優)浜の若い衆
水戸光子(女優)芸妓
藤野秀夫(男優)有村喜助
河原侃二(男優)藤木安兵衛
宮島健一(男優)米屋の番頭
二葉かほる(女優)とき子
水島亮太郎(男優)棟梁大辰
高松栄子(女優)下宿のおばさん
浪花友子(女優)芸妓
脚本柳井隆雄
音楽万城目正(作曲指導)
作曲万城目正「片羽鳥」
編曲服部良一「片羽鳥」
撮影高橋通夫
長岡博之(応援撮影)
配給松竹
美術浜田辰雄
編集高橋通夫
録音妹尾芳三郎
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1.《ネタバレ》 『愛染かつら』より、こっちのほうが先なんだ。これのヒロインが横浜の波止場へ駆けつけていくシーンをまねて、あっちの田中絹代も走ったのだろう。こっちは川崎弘子。もうあらゆる悲劇を背負い込むんだけど、はたからだと魔性の女にも見え、だって彼女の行くとこ行くとこ不幸を招き寄せていくんだもん。お父さんのところに帰れば嵐、デパートに行けば火事、彼女は不幸の女として流転の日々を送る。バーのマダムやら、芸者やら、次々と衣装を替えていくのも、いま言うところのコスプレ的趣向か。そもそもの不幸のきっかけであるギャングが死ぬシーンは笑った。「ほー、撃てるもんなら撃ってみろ」と不敵に笑って撃たれて死んじゃうの。このマヌケな奴のために佐分利信はチベット(!)に逃げねばならず、ヒロインは流転しなければならなくなる。笠智衆が珍しくヒロインに岡惚れするという生臭い役で、吉川満子に諭されたりするが、あれはただの通りすがりのおばさんだったのかな。なんせ、総集編的なフィルムでだいぶカットがあるらしく、いろいろ想像で補いながら見なければならない。忠義な飯田蝶子がずっと付き従うってのは、時代劇のお姫様とお付きの婆やを思わせる。ときどきクラシックが不似合いに流れ、夫婦別れの場のシューベルトのセレナーデは、まあ納得がいくが、シューマンのピアノ五重奏が、墓場で(だったと記憶している)流れたのには驚いた。シューマンは『ウルトラセブン』の最終回にピアノ協奏曲が流れるという使われ方もしたしなあ。メロドラマで使用可能な不幸の索引のような映画で(もちろん子どもも病気になる)、でもメロドラマの代表作と呼ぶには躊躇する。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 5点(2009-06-20 12:03:28)
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【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 5.00点
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400.00%
51100.00%
600.00%
700.00%
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900.00%
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