1.《ネタバレ》 ウルトラマンがテレビ放送されているパラレルワールドの話。ウルトラマンが大好きな少年は、夢で赤い玉と廃墟に佇む少女の不思議な夢を見る。翌日、夢で見た少女が同じクラスに転向してくる。少年は少女にガリバーの本を見せると約束。どこからか赤い玉が出現する。この玉に願えば、何でも叶うという声が聞こえる。少年は疑いつつも、ガイアこと我夢を呼ぶことを願う。異世界へ呼び出されて驚く我夢。少年は不用意にも怪獣を呼び出してしまう。ガイアが倒す。少年は我夢にガリバーの本を渡し、サインをねだる。自然と元の世界に戻った我夢は記憶がない。が、ガリバーの本を見て記憶が戻る。そして玉をスキャンして調査したことを思い出し、結果を見る。玉は別世界の人類が作成した究極のマシンだった。心に描いたことを全て実現させる、物質文明の最終到達点。欲望のエネルギーを吸収して成長する。だが欲望に終わりはなく、世界の滅亡に導く。「わたしはいろんな世界の滅亡を見てきた。わたしは作られるべきではなかった」と玉の記憶は言う。少年の世界が危ないと知った我夢は、異次元移動装置で時空移動。そこでは悪ガキが赤い玉を盗み、最強の凶悪怪獣を出現させていた。破壊される町。我夢はガイアに変身して戦うが不利な状況に。少年は勇気をしぼって、危険な場所にある玉まで到着。そのとき怪獣の光線で建物が爆破。咄嗟に「ひかりを」と願う。するとウルトラマンティガとダイナが出現、少年は助かる。2ウルトラマンはガイアを助け怪獣を倒す。全てが終わったあと、少年は玉に「消えてなくなれ」と願う。玉は少女の元へ移動。玉と少女は一体のものだったのだ。少年はためらうが、我夢に促され、もう一度同じことを願う。玉と少女は消えた。翌日少女が転向してきた。それは全くの別人だった。少年は自分がこの世界の未来を守ったことを知った。少年は少女に我夢のサインのあるガリバーの本を見せる。という子供向けのお話。ツッコム気にはなれず。人は誰でも一人じゃない、勇気があれば何でもできる、という説教めいたサブテーマもある。小学校低学年がせんべいを食べながら安心して観ていられる映画。それ以上の年代には退屈。観どころ特になし。