2.《ネタバレ》 レニ・リーフェンシュタール。
才能ある女性が、美を求めたら、こうまで突っ走るか・・
ただ彼女は、醜いものは避け続ける。
人間の醜い部分、特に突出しているのが戦争だ。
ヒトラーと同時代に生きた彼女は、技術と美学の創作本能にのみ、力を入れて、
ナチス宣伝映画「意志の勝利」、あるいはヒットラーご満悦五輪の記録映画「民族の祭典」を魅力的に創り上げてしまう。
結果、歴史の判定で、彼女は罵倒し続けられる。
その後、アフリカ、水中生物へと、美なるものを求めて、彼女はまい進する。
女性が力を持ってきた現代、美を追求させたら、女性の方がスゴイかも、などと考えてしまった。
ただ人間の闇を捉えることは、男性の方ができるかもしれない、などと・・