素晴らしき戦争のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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素晴らしき戦争

[スバラシキセンソウ]
Oh! What a Lovely War
1969年上映時間:144分
平均点:5.83 / 10(Review 6人) (点数分布表示)
公開開始日(1970-10-24)
ドラマ戦争ものミュージカル戯曲(舞台劇)の映画化
新規登録(2009-12-13)【S&S】さん
タイトル情報更新(2024-04-30)【イニシャルK】さん
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監督リチャード・アッテンボロー
キャストローレンス・オリヴィエ(男優)ジョン・フレンチ元帥
ラルフ・リチャードソン(男優)エドワード・グレイ外相
ジョン・ギールグッド(男優)ベルヒトルド外相(墺)
マイケル・レッドグレーヴ(男優)ヘンリー・ウィルソン将軍
ジョン・ミルズ(男優)ダグラス・ヘイグ元帥
ジャック・ホーキンス(男優)フランツ・ヨゼフ皇帝(墺)
ケネス・モア(男優)皇帝ウィルヘルム二世(独)
イアン・ホルム(男優)ポアンカレー大統領(仏)
ガイ・ミドルトン(男優)ウィリアム・ロバートソン将軍
ダーク・ボガード(男優)スティーブン
ヴァネッサ・レッドグレーヴ(女優)シルヴィア・パンクハースト
マギー・スミス(女優)ミュージック・ホールの歌手
スザンナ・ヨーク(女優)エレノア
ジャン=ピエール・カッセル(男優)仏軍騎兵隊の大佐
マイケル・ベイツ(男優)酔っ払った上等兵
コリン・レッドグレーヴ(男優)バーティ・スミス
アンガス・レニー(男優)スコットランド兵
ジュリエット・ミルズ(女優)看護婦
ナネット・ニューマン(女優)看護婦
ジェラルド・シム(男優)牧師
エドワード・フォックス(男優)ヘイグ元帥の副官
デヴィッド・ロッジ(男優)新兵募集の軍曹
ジェーン・シーモア〔女優・1951年生〕(女優)(ノンクレジット)
ノーマン・バード(男優)(ノンクレジット)
脚本レン・デイトン
撮影ジェリー・ターピン
ロニー・テイラー(カメラ・オペレーター)
製作リチャード・アッテンボロー
レン・デイトン(ノンクレジット)
美術ドナルド・M・アッシュトン(プロダクション・デザイン)
ピーター・ジェームズ〔美術・1924年生〕(セット装飾)
ティム・ハッチンソン
衣装アンソニー・メンデルソン
編集ケヴィン・コナー〔編集〕
録音ドン・チャリス
ジェリー・ハンフリーズ〔録音〕
サイモン・ケイ
その他スチュアート・フリーボーン(メイクアップ・アーティスト)
アン・スキナー(撮影記録係)
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1
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6.《ネタバレ》 不謹慎なタイトル。
戦争のミュージカルという異色ものだ。

この不謹慎さは、製作された時代と関係ありそうだ。
同じ年、日本で公開した「MASH」は、戦争コメディである。
その前年にニューシネマの産声をあげた「俺たちに明日はない」が上映されてる。
ニューシネマに呼応したかのように製作されたか、
やはり「やってらんねぇ」っていう声が文化人から上がりつつある時代の空気だろう。
トントさん [DVD(字幕)] 7点(2024-05-20 00:41:08)
5.《ネタバレ》 リチャード・アッテンボロー監督作品とは相性が悪いらしい。
戦争に対して皮肉を込めているのか分からないが、見ていてもいまいち何を言わんとしているのか、何を楽しめばいいのか分からない。
分からないからこそ140分がとても長く感じるし、苦痛にもなる。
あと歌が多すぎる。
にじばぶさん [DVD(字幕)] 2点(2024-04-29 18:32:03)
4.第一次世界大戦が描かれた本作。監督の意欲的な試みは退屈さしか覚えず、絢爛豪華な俳優陣の印象も薄い。ラストショットに目が覚める。その峻烈さはダラダラとした物語を要約した見事なメッセージであり点数の全てを。
The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 4点(2017-10-04 14:28:47)
3.《ネタバレ》 何とも豪華な顔触れが揃ったリチャード・アッテンボローの初監督作品。
この初監督作から、現在のところ最新作である「あの日の指輪を待つ君へ」に至るまで、アッテンボローの監督作は戦争をテーマにした作品が多いことに気付かされます。またアッテンボロー監督、本作に「コーラスライン」と、ミュージカルもお好きなのでしょう。

本作は大局的な戦争、戦場の個々の兵士たちにとっての戦争、戦時下を生きる市民にとっての戦争が、長く感じられる部分もありますが素晴らしきユーモアの精神で描かれています。

その一方で歌われる歌の歌詞、時折挿入される手紙の文面などからは時にやんわりと、時に辛辣に反戦のメッセージを投げかける。特に草原に無数に連なる十字架のラストシーンからは非常に重い無言のメッセージを感じずにいられませんでした。
とらやさん [DVD(字幕)] 7点(2012-04-26 22:32:08)
2.世に存在する「戦争映画」の全ては例外なく「反戦」を描いているだろう。
もちろんこの戦争映画もその例に漏れないが、これほどまでに高らかに「戦争」そのものを歌い上げ、それが巻き起こっている世界そのものを“テーマパーク”として表現しエンターテイメント化することで強烈に批判した映画は他になかろうと思う。

あたかもボードゲームに興じるように私利私欲を満たすために戦争を展開する上層部の人間たちの愚かさや、その駒のように盲目的に戦乱に巻き込まれ命果てていく民衆の虚しい様が、ミュージカルの中に盛り込まれその本質が露になってくる。
流行曲や賛美歌の替え歌の中で表現される「本音」の部分が、戦争におけるすべての愚かさをつまびらかにしていくようで印象的だった。

ある狙いを持ってのことだが、今作では第一次世界大戦の情勢が時に隠喩的に表現されるので、当時の世界情勢に詳しくない者にとっては正直分かり辛い部分も多く、退屈感に繋がってしまう要素も大いにある。
誰しもが映画として全編を通して楽しめる作品とは言えないが、明確で力強い「意思」をもって描き出された映画であることは間違いない。

監督のリチャード・アッテンボローは、今作が長編映画処女作らしいが、とてもじゃないが普通処女作で手にかけられる映画世界ではないだろうと、圧倒的な世界観に唖然とした。

ラストシーンでは、美しい緑の高原を文字通りに“埋め尽くす”無数の白い十字架の墓標が映し出される。
神々しいほどに静かで美しいシーンだけれど、そこにはこの映画でももっとも明確な“怒り”が表れていると思った。
鉄腕麗人さん [DVD(字幕)] 7点(2012-01-12 14:02:37)
1.《ネタバレ》 ソフトが未発売なのでなかなか観る機会がない名作のひとつです。本作はリチャード・アッテンボロー初監督作で、第一次世界大戦をミュージカル仕立てでシニカルかつシュールに描いています。まず出演俳優が凄い!ローレンス・オリヴィエを筆頭に名前にサーとデイムがつく当時の英国演技陣の重鎮が勢ぞろいで、ハリウッドのスターは一人も見当たりません。それまで脇役俳優としてのキャリアしかなかったアッテンボローがこれだけの出演者を集めたことは、彼の監督としての非凡な才能なのでしょう。この作品は政治家や高級軍人が官僚的に戦争を進めるシュールなパートと、庶民のスミス一家が志願して戦場におもむく割とリアルなパートに分かれますが、政治家や将軍たちを例の豪華な俳優陣が演じて兵士たちは無名の俳優が割り当てられているのが面白い。また第一次世界大戦が海辺の遊園地のアトラクションとして表現されるのが斬新です。兵士や庶民の生活は、すべて当時流行した曲の替え歌が使われたミュージカルになっていて、有名な『ティぺラリー・ソング』も使われています。レビュー仕立ての新兵募集イベントをミュージック・ホールで観てスミス一家は志願するのですが、このシーンでは珍しいマギー・スミスの歌が聴けます。これが意外と私にはツボで、『土曜は新兵を男にしてあげる日よ❤』なんて色っぽい声で囁かれたら、ついふらふらと入隊しちゃいますね。まあオールスター映画の通例ですが、ほとんどの俳優はワンシーンの登場で終っちゃうのが非常に残念です。実はTV録画に失敗してラスト20分が映ってなかったので未見なのですが、丘を覆い尽くす戦死者の十字架が映されるラストが素晴らしいシーンだそうです。是非観てみたいものです。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-12-23 11:09:29)
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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 5.83点
000.00%
100.00%
2116.67%
300.00%
4116.67%
500.00%
600.00%
7350.00%
8116.67%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review1人
2 ストーリー評価 6.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 7.00点 Review1人
4 音楽評価 7.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人
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【ゴールデングローブ賞 情報】

1969年 27回
外国語映画賞 受賞(英語外国映画賞として)

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