1.《ネタバレ》 何かもう、不幸てんこ盛りな内容。これだけ背負うものが大きくなると少年の母体回帰願望が強くなるのも仕方ないのかもしれない。しかし、それだけでは収まらず、別の捌け口として女性に「入りたい、入らなければならない」と言って強姦未遂までしてしまう。境遇に同情はするけれども、ここまでいってしまうと拒否感がもたげてきてしまって感情移入しづらい。生と死に悩むとこや青春期に常に纏わりついてくるリビドーてのは表現できてたと思うけど。ラストは恐らく母親の死?そして、羊水の海を灯台に向かって泳ぎ続ける主人公。すごく抽象的な最後で余韻はありましたが、じわじわとくるような感動まではいかず。こういう青春ものは良作が沢山あるからなあ。青臭いとこがあってそこが思春期特有の映画としてイイ味を出していたとは思う。