7.《ネタバレ》 当時19歳のナスターシャ・キンスキーの男たちを虜にしてしまう美しさが堪能できる。
役柄は父のような男と関係を持つ16歳の女子学生で、スレンダーなヌードも披露。
娘のような若くて美しい女に積極的に迫られ、あっという間に関係を持ってしまう、中年オヤジの願望を実現したような内容。
それが、本当に血のつながった父娘かもしれないと疑惑が明るみになって葛藤が生まれる。
この中年オヤジが情けない。
自分の娘かもしれない若い女と寝てしまうなんて。
近親相姦だったかどうかは藪の中。
母と同じ別れ方をするのも予測がつき、なんてことないストーリー。
ナタキンだから成立する、ナタキンを鑑賞するための映画。
ナタキン以外で何気に印象に残ったのは、ジュリオがフランチェスカの父宅を訪れ、笑い話をしようとして失敗するシーン。
なんとも間の悪い空気感がリアルでムズムズする。