1.セシル・ド・フランス演ずるカフェ店員が一応主役ですが、その扱いは大勢の中の一人に近い。出演時間も他に比べて多いわけではなく、また、彼女以外のパートがいわゆるセレブである中、異彩を放っているわけではなく。彼女の魅力をもっとうまく引き出せれば、他パートとの対比で面白くなったかもしれない。そんな中途半端な彼女の変わりに頑張ってたのが昼メロ女優役のヴァレリー・ルメルシェ。人間臭さ丸出しでとっても良かったし、彼女がいてホッとした。よってこの映画で楽しめるのは雰囲気、音楽、それとヴァレリー・ルメルシェ。この3つぐらいだと思われる。