5.《ネタバレ》 既に引退した元保安官にチャールトン・ヘストン、
彼に逮捕されたことを逆恨みし、脱獄し復讐に乗り出す悪役にジェームズ・コバーン。
手の内を知り尽くした2人が互いの手を読み合う中盤までの静かな展開はなかなか面白い。
愛娘が誘拐されることにより、ヘストンにも強烈な復讐心が芽生えるといった流れも、
終盤の〝大いなる決闘〝に期待感が高まるのですが、娘がレイプされるあたりから尻すぼみになってしまいます。
こういう姑息な手を使わせずに、憎みあう2人の男同士の大いなる決闘が見たい訳ですが、その結末はあっけない。
敵を倒したものの重傷を負い、「助けてくれ」と娘に助けられ手当てされているラストもカッコよくない。
やはり西部劇のラストはカッコよく決めて欲しいですね。