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リヴィッド

[リヴィッド]
LIVIDE
2011年上映時間:92分
平均点:5.25 / 10(Review 4人) (点数分布表示)
公開開始日(2012-09-08)
ホラーサスペンスファンタジー
新規登録(2013-01-16)【8bit】さん
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監督ジュリアン・モーリー
アレクサンドル・バスティロ
キャストベアトリス・ダル(女優)
脚本ジュリアン・モーリー
アレクサンドル・バスティロ
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4.《ネタバレ》 ことB級ホラー界隈においては、上映時間全体の前半分が完全に「捨て」で、話も大して進まないしショック描写も皆無、なんてことは結構ザラである。今作もその例に漏れず、前半ちょうど45分は特に何も発生しない(気味悪い寝たきりババアの描写がちょっと物珍しいくらい)。これがもう少し低級なスラッシャーとかだと、この前半の場繋ぎに安っぽいエロが盛り込まれたりするのだけど、今作ではそれも無い。結果、前半はかなり退屈・モッタリだし、せっかく激マブかつ爆乳という逸材フランス美少女を連れて来たのに、お前ら何年ホラーやってんだよ!と若干イラっとしたのも内緒(決してクロエ・クールーちゃんのオッパイが観たかっただけではありません)。

さて本作、ちょうど45分くらいから怪異が発生し始めるも、更に10分くらいモタモタした後にやっと本格的に動き始めるお話はとゆーと、これまた何だか「思ってたんと違う」怪奇幻想ファンタジックな代物、かつ話に辻褄をつけることをあまり意識していないとゆーか、率直にやややりたい放題なとゆーか。思うに、今作もまた「撮りたい映像が先にあって話の方はこじつけた」類いの作品かと思う(実は)。その意味では、監督ふたりの前作の様な単純明快血飛沫スプラッシュな作品を期待していたとしたら、かなり強烈な肩透かしを喰らう、と言っても過言ではないだろう。

ただ、あくまで私個人としては、そのめくるめく耽美&淫靡&残虐でゴシック怪奇な映像美には意外とわりかし観入ってしまった。なので結論、そんなに悪い作品でもなかったかなあ、というのが正直な感想。ホラーモンスター的なコンセプト、血みどろの白いバレリーナはどことなく『サイレントヒル』を彷彿とさせる様な優れた出来だったし、その他の部分、単純なスプラッタ描写のキレ味も決して悪くはなかった(前述どおり、ちょっとエンジンかかってくるのが遅い→物量的にはやや不足ぎみ、ではあるが)。個人的には少しの意外性・物珍しさも含めて今作決して嫌いではないし、観て損した感も無いと言える。

ただ、バスティロ&モーリーさんよ。あなた方のよーに一度コッテコテのB級ホラーの沼に堕ちた映画人とゆーのは、そこから這い上がれたというのはあんまり聞いたタメシがねーのですよね(ロメロなんかもそーですが、例外はサムライミとかですかね)。こういうちょっと気取ったのを撮るのもいいけど、あくまで観客の観たいモノづくりに徹した方が、後々後悔が少ないかも、なんて思ったりもするのですよ(10年前の映画に対して今更ゆーことでもないかも知れませんが)。
Yuki2Invyさん [DVD(字幕)] 5点(2020-10-19 14:29:28)
3.《ネタバレ》 前半は、時間を持て余しているかのようなダラダラとした見せ方をしておいて、後半は急に難解ホラーになり、よくわからないまま終わる。もっと伏線を散らす余裕はあったと思うんだが。映像が良いから、そこまで退屈はしないが、なんだか釈然としない。
ヒロインがめっちゃ美人。
すべからさん [DVD(字幕)] 4点(2013-05-25 17:08:06)
2.ダリオ・アルジェントを思わせる画作りや、ヒロインのビジュアルは好きだが、内容が少々難解で退屈。この監督の前作『屋敷女』はホラー映画史に残るウルトラ・スプラッターだったが、今回は落ち着いた雰囲気のゴシックホラー。随所に監督のセンスが光るが、ここから更に一歩踏み込んだ作品を撮って欲しい。次回作に期待。
フライボーイさん [DVD(字幕)] 5点(2013-03-30 22:15:32)
1.《ネタバレ》 前作「屋敷女」で過激な暴力描写と展開に度肝を抜かれたわけで、今作では、どんな地獄絵図を用意しているかと思いきや、意外や意外、所々グロいシーンはありますが、倫理的にも前作と比較にならない程落ちついた印象です。
寝たきりの老婆が住む古びた屋敷に、隠された財宝目当てというおバカな動機で忍び込んだ主人公達に想像を絶する恐怖が待ち受ける、というB級ホラーファンが手拍子で喜びそうなくらい至極単純な大筋なのですが、照明やカット割りなど撮り方が実に巧く、単調ながらも飽きさせない。所謂ゴシックホラーのツボをしっかりと押さえている。
特に、老婆の一人娘アナが人形っぽくカクカク動くあたりがすごく怖かった。
ネタバレですが、この屋敷に住んでいる老婆、あの有名なホラー映画「サスペリア」の某バレエ学校出身というのが判明するんですが、イタリアンホラーの帝王ダリオ・アルジェントの大ファンという監督本人の談話もあり、どうりで雰囲気がそれっぽいと思いました。
技法だけに留まらず、唐突で脈絡のない様な展開はまさにアルジェント流。主人公の介護指導員がいきなり少女を殺してしまう伏線があるんですが、老婆の輸血用?それとも一人娘アナのため?前述、「サスペリア」の伏線もあるんで、この老婆自体が魔女の生き残りなのか?はたまた吸血鬼、別の化物なのか?でもアナは日光を浴びれないらしいとこを見ると吸血鬼なのかな・・・う~ん分からん。ほかにも、一人目の首を切られてしまうシーンで出てきた少女たちは何?生徒たちの幽霊か何か?まぁ結局正体不明で謎のままなんですよね。。それが狙いなのかな??
それと、主人公の巨乳美少女クロエ・クールーちゃん、両目の色が違うという設定で、エキセントリックな雰囲気と相まってすごく良い感じだったんだけど、この子の一挙手一投足が思い切りがいいというか、優柔不断というか、アナと体が入れ替わったのに平然としてたり(普通は動揺しそうなもんですが・・・)、ちょっぴり理解に苦しんですが、可愛いから許してしまう(笑)そういえば、ベアトリス・ダルがこの子の母親役で夢か妄想にでてくるんですが、「屋敷女」の強烈な印象が焼きついていたので、クライマックスで何かあるのかなぁと期待してたんですが何もなくて残念。
最後は、なんともいえない空虚感が漂うんですが、ファンタジーホラーというこの手の作品に相応しい最後ともいえる。
シネマブルクさん [DVD(字幕)] 7点(2013-01-20 22:49:10)(良:2票)
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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 5.25点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4125.00%
5250.00%
600.00%
7125.00%
800.00%
900.00%
1000.00%

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