1.《ネタバレ》 決して悪くない映画だったが、人間関係(主人公と嫁や、地元民との齟齬など)の成り立ちがふわふわしていて、どうにも収まりが悪かった。
ラストのライブシーンも結構良かったのだが「いつの間にメンバーが参加?その楽曲は新曲なん?音合わせや練習は?」など、ちょっとハショりすぎだと思う。唐突感が否めない。
しかし「自らで導き出した人生の道標を、否定したり肯定したりしながら前に進んでいくしかない」といった、僧侶らしい視点を上手く捉えていた丁寧な映画だったと思う。
主演のスネオヘアー(躁鬱ともに好演)が坊主役というのも、レアで面白かった。