2.《ネタバレ》 後味の悪い映画を撮らせたら韓国の右に出るものはいないんじゃないだろうか。
ヒロインが2人いるんですが、2人とも死んじゃうってなかなかである。
『共謀者』っていうぐらいだから、誰と誰が共謀しているんだろうと注意深く見ていたのですが、主人公のヨンギュ以外はほぼ全員共謀者だったっていうね…。一番イカれていると思われたドクターが唯一の味方だったとは。まあ、この展開は読めないです。ですから評価は若干高め。でも後味悪すぎて満点はつけられないなぁ。
せめてチェヒの夫は良い人でいてほしかった。チェヒが悲惨すぎます。
唯一の救いは主人公が心まで悪魔に売り渡していなかったところ。だから最後はずっと主人公を応援していました。どーにかチェヒを助けてあげてと・・・。でも善人にはバッドエンドを、そして悪人はのさばらせておくのが韓国映画。やだねぇ、ほんとに。
ちなみにこの映画、脚本は穴だらけ。
夫が船内でリスクを冒して妻を探すのは変な話。
そして主人公ヨンギュの行動にもおかしな点が。チェヒを助けるつもりなら、自分がドクターとサウナに残って、子分の二人を見張りだのなんだの役目を与えて外に出さないと。
ずるいのが、見ている側はこのとき真相を知らないから、何も不自然に感じることなく見ちゃってるんですよねー。ずるいやり方だけど、うまいなぁ。
ゾンビ映画なんかより、よほど精神的にグロいんで、耐性が無い人は見ないほうが良いかもです。
それにしても韓国の女優さんは、こんなきれいな人でも体はってんなぁ・・・・