3.見始めてしばらくは、ブロンソンが西部の無法者を演じ、
いつも通り奥様と共演するウエスタンかと思ったのですが、
こちらの予想をいい意味で裏切ってくれた、なかなかに上等な映画でした。
ブロンソン主演のコメディタッチの西部劇、しかもロマンスが軸になっているというのも珍しいですが、
ブロンソン夫妻の数多い共演作の中でも2人がお似合いでいい共演作です。
これは2人にとってもいい思い出になった作品だったのではないかな。
大爆笑という作品ではないですが、笑いドコロも十分。そして最後は切ない。
多くのブロンソン主演作を見てきた者にとっては異色作ではありますが、
エルマー・バーンスタインとアラン・バーグマンのカメオ出演といった遊び心も楽しい。
その2人の共作である主題歌も素敵な愛すべき佳作になっています。